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タブレット、タブレットをプリーズ!

「さんざん遠回りしたが、純粋な水属性の魔法陣は出来た」

「わー、やったね!」

「トールがボケてなければもっと色々早かった気がしなくもない」

「過ぎたことはきにしなーい」

「僕は思った、こいつは実は答えを知っているのに気づいていないだけではないかと」

「ウォルフくんは実に見どころがあるな、俺も同意見だ」


 あれ?ふたりとも目つきがおかしいよ?そんな答えなんて僕知らないって!

とりあえず水の考え方はきっちり吐かされた。他の属性も同じように僕の最小単位でイメージ展開してみろとのことです。


 え~と?『発芽』は樹木と土と水、『操作』は樹木と土と風なんだよね。水が終わったんだし次は土にしてみようか。


 ・・・思い浮かばないよ!土の最小単位ってどれ!?

待て落ち着け、土つち言ってるけど正式には土・金属属性だ、金属で2~3思い浮かべて展開してみたらわかるかもしれん。


 まず、呪文は『土』の初級魔法『結晶化』でいいかな?金属の抽出イメージで行けるかも。そうなるとイメージしやすいのはどれだ?土から取り出す、取り除く、よく見えるもの・・・砂金!いやまてその辺に砂金は転がってない。ああ、辞書引きたい!!


「うー、うーんん???」

「悩んでいるな」

「まあ今までまったく意識してなかったみたいですからね、でもトールの知識ってどこから来てるんでしょう?グレンさんは『蒸留水』を知っていましたか?」

「説明されて該当する操作は思い浮かんだが・・・原理までは知らなかったな。老師が教え込んだのかと思っているんだが」

「この家の2級魔導書を読んでもそのような知識は載っていませんでした。逆にトールは3級魔導書の内容すら知らない事もあったんです。なんだか老師様が教えているとしてもアンバランスすぎますよ」


 横で僕の知識について議論する暇があるなら見てわかりやすくてその辺に転がってる金属を一緒に考えてよ。


 単離しやすいものー、土に含まれる成分で多いものは・・・石英?ガラス成分でキラキラしていてわかりやすい、結晶化すると水晶の出来上がり。なんか金属じゃなくて鉱物になったが問題ない。よしやってみよう。


 まずはそのへんにある土を思い浮かべる、それを拡大していって・・・含まれ石英だけ取り除いて集めるイメージ・・・余計な化合物はいらない、純粋に石英、二酸化ケイ素のみを取り出すんだ!・・・あれ?その辺に転がる石英っていろいろ混ざっているよね?


 魔力の流れを見ていたが・・・やっぱり成功半分失敗半分ってところか。僕の手には水晶の塊。しかし少し色がついていて不純物が混ざっている。魔力の色も水の時ほど系統一色にならなかった。僕の中の疑問や常識が邪魔をする。


「失敗しちゃった」

「俺達には魔力も魔法陣も見えないんだ、きちんと説明しなさい。どの辺が失敗だったんだ?」


 魔力純度とイメージした完成品と実物の誤差について説明する。とりあえず魔法陣は書き出しておく。

そうした後イメージの概要とそう考えた根拠も説明して失敗の原因について3人で考察する。ついでに二人にもそれぞれいつものイメージで結晶化の魔法を使ってもらい魔法陣を書き出す。土に関しては確信を持てないから資料になるものは多い方がいい。


「確信を持てないのが大きいんだよね」

「むしろ知らないほうがうまくいくか?」

「僕がやってみますか?石英なんて言われてもさっぱりですし」

「イメージすら出来ないんじゃ魔法展開も出来ないでしょ」


やっぱり詳しくわかるタブレットがほしい、うろ覚えじゃうまくいかないよ。


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