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飲んでいるのは紅茶だ、緑茶ほしい

 とりあえずやってみようということでかたっぱしから魔法を使用・キャンセルを繰り返して魔法陣を書き出していく。キャンセルすると魔法は当然不発に終わる。魔力は消費されるかな、外に放出されることに変わりないし。


 そんな感じで二人で作業したけど、当然すぐに魔力の打ち止めになった。まだ始めてから2時間経っていない。短すぎる!


「非常に効率が悪い」

「んー、実験部隊に協力してもらう?」

「理由をどうする、お前の種族は秘匿すべきだろう」


 僕の秘密が邪魔をするー、この際ばらしてもいい気もするんだけど。結構実力ついたよ?


「質の悪い貴族に知られると金と権力に物を言わせて何をしてくるかわからないぞ、11年前のことを忘れたのか?」


 直接じゃなくて周りを狙ってくるってこと?確かにテトとか狙われたら嫌だな、容赦なく殴れるユーリッツと違って抵抗できないよ。うん、知り合いに襲われるのは1度だけでいいわ。そうなると信頼できる人に協力を求めるかことになるのか・・・フレイアちゃんたちは他の重要実験中だしなぁ。


「そんなわけで協力してよ」

「いきなりグレンさんの名前まで使って配置換えされたと思ったら協力要請とか・・・もっと早く言えよ符術の秘技といわれる魔法陣はやく見せろ」

「うん、自分に正直なウォルフくんが大好きだよ」

「魔術愛してるぜー」

「天才児か、確かトールの親友だったな。なかなか見どころのある性格じゃないか」

「「・・・」」


 マッドと名高いグレンさんに性格肯定されるとかウォルフくんの将来が心配になった。ウォルフくんも自身を顧みて改善したほうがいいのかなんて悩み始めちゃったよ。


「お前本当に時々失礼だな。しかも一人増えた」


 グレンさんも一度自身を振り返ってみたほうがいいよ?日頃の行いって大切なんだから。





 とりあえず今までの話と詰まっている理由なんかをお茶しながらウォルフくんに話す。魔力回復しなきゃね。今日はお茶請けにぜんざいを作ってみた。この前小豆が見つかったって連絡が来たんだよ。たださ、もち米がないんだよね。こうなるとおしるこ食べたい。おはぎも食べたい。醤油だってあるんだよ?せんべいだって食べたいし磯辺焼き・・・ああ、食べたいものが増えていく。


 僕が食べ物へ思いを馳せている間にグレンさんは魔法陣の比較作業をしているよ。とりあえず一致する部分は同じ属性を表す魔法陣と判断したらしい。


「ふ~ん?普通の水とくそまずい水ね・・・イメージの違いは何だったんだ?」

「えーとね、普通の水は、井戸とか川とか大量にある水を思い浮かべて、そこから必要分がコップに注がれるイメージ」

「まあ、普通だな。まずい方は?」

「水蒸気を集めてみた」


 あの時の魔法陣はほんとうに綺麗だったよ、純粋な青系等でまあ若干他の色も混じってたけど。

空気中にある水蒸気のみ、水分子のみを集めた蒸留水だから余計なのもは一切含まれない水になったよね。残念ながら当時の僕だとイメージが鮮明でも魔力制御の点で精度が落ちちゃってたけど純粋に化学式的な水を求めるならあれかも。


そんな感想つぶやいたら前と後ろ両方から叩かれた、どうやらまた僕はやっちまっていたらしい。



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