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やっぱり灯台下って暗いんだよ

 「何やってるの?」

最初に釣れたのは親友ウォルフくん。まぁ当然の結果だね!

僕は本から目を話してウォルフに向き直す。


「実はね?家にある本の整理をしてたら気になる記述があって・・・」


 ちょっと大きめの声で考えていたつくり話をする。だって動機が洗濯機ってないでしょ?

とにかく、『失われた魔法』についての推測を話すとウォルフ含めいつの間にか来ていた講師まで眼の色が変わっていた。ちょっと怖い。


「・・・というわけでとにかくうちの本を片っ端から読むことにしたんだけど・・・量が多すぎて・・・」


 ひどく残念そうに、つらそうに話すのがポイントです。

僕の性格を知っているウォルフくんには通じなくても他に人には通じるから!

みんなお爺ちゃんの役に立ちたいんだという僕のお涙頂戴物語に見事に釣られてくれました。それでなくても話に乗れば貴重な本読み放題だしね。人員確保完了ー。明日から持ってきても良さそうな古文書や魔導書を大量に持ってきて魔術講座全員でピックアップする体制になったよ!


 他に出せそうにない貴重本は僕と、お爺ちゃんに許可をとって講師の先生が読み解くことにした。後で許可をとりに一緒に出かけることになったよ。そしたらウォルフくんも行くって言い出した。どうしようかと思ったけど、まあ付いて来るだけならいいってことに。許可を得られるかどうかはウォルフくんの交渉次第かな?


 そのまま今日の魔術講義の時間は古代文字についての復習と、翻訳に必要なな辞書の確保をすることに、学校にあるやつから王立図書館にあるものまで片っ端から集められました。すごい迷惑行為じゃないかなこれ?


 全ての講義が終わってお昼になるとウォルフくん、魔術講座の先生と王宮前で待ち合わせる。待っている間にいつもの門番さんに要件と取次を頼んで、了解の返事をもらって待機~。




「なんとうちにヒントがあったとはのぅ」


 僕から古文書で見つけた単語、それを解明するために講座仲間への魔術書の公開を要請するとお爺ちゃんは深い溜息をついた。顔色は悪いし目に大きな隈ができてる。ちゃんと休んでほしい。


「第3級重要書類までなら構わん、2級はお前とメルディ先生で読むこと、1級は読むな・・・いや、ジーンを派遣するか?」


 1級の扱いについて思考に入っちゃったよ。確かに1級は危ないもんなぁ。

内容わからないのになぜ等級がわかるのかといえば、そういう魔法があるからだったりする。原理はわからん。わかるのは、1級分類された書物は例外なく危険な防御魔法が掛けられていて、不用意に開こうとすると・・・ってこと。一度知らずに開いちゃってひどい目にあった。それからこの判別魔法を教わったわけだけど、やっぱり怖くて自分から手を出そうとは思わなかったんだよね。


「あのっ、僕にも2級を読ませてください!」


 此処でウォルフくんが立候補!交渉に乗り出した!

ウォルフくんを知らないお爺ちゃんはネチネチといたぶるように高度な魔術理論を質問して実力を試す。お爺ちゃん、それ僕も知らないよ~?


 理論は無事に合格したみたいだけど後は人格人柄がどうのこうの言ってる、それなら僕らにも援護射撃ができるよ。


「お爺ちゃん、ウォルフくんは僕の親友だよ~」

「よし合格」


 早っ!え?はやっ!?普通もっといろいろない?隣で援護射撃の準備していた先生が口を開いたまま固まってるじゃん。


「家にある本じゃからな、王立図書館にある禁術書でもあるまいしそこまで警戒することもない。理論は完璧、人柄に対してもお前が保証するなら大丈夫じゃろう。悪くてグレンのようなマッドなだけじゃ」


 マッドは危険じゃないんですか?グレンさんは善良なマッドだから問題ない?マッドにも善悪があったんですね。


「トール、失礼だぞ。俺は純粋に魔術について知りたいだけだ。それに人体実験は罪人にしかしない」


 え?フレイアちゃんは・・・そういえば悪い事したお仕置きの時だけだったね。




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