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転生者の影?そんなのムシムシ。

 王宮から家に戻るとラーファさんから夕食のお誘いがあった。なんだかんだ寂しいらしい。お爺ちゃんもいないし喜んで受けることにしたよ。


 せっかくなので新レシピを思い出して書き出すことにした。ん~?たまには中華とか?豆板醤とか使うやつは無理だけど餃子とか焼売とか?あ、豚まん食べたい!蒸し器あるかな?なかったら制作?簡易蒸籠でもなんとかなるかな?道具について聞いてみようかな。デザート系はあんこ作ってあんまんとか?小豆は存在するのか?市場行ってみるか。


 市場を見て回った結果、小豆はなかった。お米をいつも買ってる行商さんに特徴とか話したら存在はしてるけど取り寄せになるって言われた。ないと言われると無性に食べたくなるから少し注文しておいた。ついでに豆板醤とかの話もしておいた。似たものが見つかったら教えてくれるって、やったね。今回は白花豆があったからこれで白あんを作ることにしたよ。さすがに中華まんに入れる気にはならなかったけど。そもそも一晩水につける必要があるから今日は食べれないしね。練りきり作れるかな?


「そんなわけでここには『蒸籠』ってあるのかな?」

「まず『蒸籠』ってなんだ?」


 おっといけない。向こうの単語で通じるはずがなかった。蒸し器だよ。あるかい?


「ああ蒸し器か、ウチにはないな」


 じゃあ簡易蒸し器か、仕方ないね。

レシピ渡して厨房で試作品作らせてもらいました。中華もどきはレイヴェさんが気に入ったみたいで蒸し器買うって言ってたよ。ほんとここはなんのお店になるんだろうね?


「そういやぁトール、お前レシピ本とかって出したか?」

「んぁ?」


 レシピ本とな?そんなもの出してないけど?

そもそもレイヴェさんにレシピを教えているのは僕が・・他の人の作った手料理を食べたいからだ。営利目的とか一切考えてない。もっといえばレイヴェさんにしか教えてない。


「あら?ロード様は?」


 ロードさんは料理しないし。あそこの料理人さんは宮廷料理という文化・・を守るためのいわば職人さんであって普通の料理人とは少し違うって言ってたし。食べたくなったら僕のところかレイヴぇさんのところに行くから必要ないよって言ってたよ?どうして?


 二人は顔を見合わせて今日あったことを話してくれた。


 ユーリッツも旅立って少し寂しくなった二人は新婚気分に戻ろうと久しぶりにデートをしたらしい。そんな情報いらん。でだ、ここのところ僕のリクエストばかり作っていたこともあって、そろそろ新しいオリジナルが作りたくなったレイヴェさんはインスピレーションを得ようと市場や本屋をめぐることにした。


 それってデートなのかという質問はデートだという答えに封殺された。もともと料理修行の冒険で出会い結婚した二人、趣味も興味も料理ということでピッタリなんだって。ふ~ん。


「ごほん、あ~、それでな?市場で出会った他国の行商が持ってたんだよ。レシピ本」


 他国の料理なんて興味が無いはずがないとばかりに数ページ参照させてもらったレイヴェさんたちは固まった。内容が僕から聞いたニホンショクだったそうだ。わあびっくり。


 しかもそのふれ込みが貴族と懇意の人物が書き連ねた門外不出の料理とかいうからロードさんとも懇意にしている僕を連想したらしい。いや、まず他国ってところで違うし。


「レシピ本にしたら門外不出じゃないよね?」


 どうしてもそれにはツッコミたい。外出とるやん。

あー、日本食のレシピ本ね、んー。


「そもそも僕のがオリジナルじゃないからね、他の人が知っててもおかしくないって」


 気にしなくていいよ。その場はそう取り繕う。ただ、他国で門外不出なんて扱いならレイヴェさんのレシピはある古文書の翻訳の結果ということにしてくれと頼む。お爺ちゃんのもつ古文書の山はみんな知ってるからそれでごまかせるだろう。


 しかし、日本食のレシピ本ねぇ。まぁ?僕という転生者がいるんだから他にいても不思議はないよね。でもなんとなく関わりたくないなぁ。神界で読んだ小説になんかあったし、転生者同士の殺し合い。利益が絡むとこわいもんね。幸い国が違うみたいだからほっとけば問題ないでしょ。うんうん。


今後関わりがあるかというと、無いです。でてはきません。

しかし転生者は地味~に頑張ってます。本当に地味に発明して世界に普及中。実は米や各種調味料は転生者が頑張った結果だったり。

ちなみに転生者側もトールの存在は気づきます。トールが目立った動きをしないので住み分けのためお互い接触はしないことに。

ちなみにトールたちはお互いの存在があるからこそ異端扱いされずに済んでいます。変なことしても別のところで普通に使う人物がいる(しかも貴族に縁がある人物)ことでそういう文献か何かがあるんだろうと思われています。

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