リア充爆発し・・・ろ?
精神的にずたぼろだった僕らはポルカの町でしばらく休んだ。とはいっても1日ゆっくりした程度だったけど。そこで何と!・・・マーシャがユーリッツに堕ちてた。おい。どーすんだよ。メリルに殺されるぞ?その前に僕が殺すぞ?ああん?
「ご、誤解だ!俺は何もしていない!」
「そういっていつもいつも誰かしら女の子をおとして回っているんだよね?その後僕がどれだけ奔走しているか一度ユーリッツ君には詳しくお話しした方がいいのかな?怒れるメリルのやつあたりとか?愚痴とか?誰がいつもフォローしているのかな?この後二人に確実に起こる二人の争いは誰が止めるのかな?エミルやテトには誰が説明するのかな?ぜぇんぶユーリッツ君が一人でやってくれるっていうなら僕は何もいわないよぉ?」
「すいませんでした。手伝ってください」
見事なスライディング土下座を披露したユーリッツが言うことには?
僕の忠告を無視して落ち込むマーシャを元気づけようとしきりに話しかけ?レベルが上がって解毒なんかも覚えたときにはすごいと誉めたたえ?トキシスライムで魔力切れを起こしたマーシャに回復薬を持っていって世話をし?目が覚めた彼女によかったと笑顔であいさつし?また足を引っ張ったと落ち込む彼女を気分転換にと買い物に誘い?露店で販売していたお守りのネックレスを買ってプレゼントした(メリルの分も買ったとかいっているがそんなの関係ないだろう)と?
「・・・・ふ」
「!?」
「ふふふふふふ(笑)」
「(がたがたがたがた)」
「ふざけんなこの○×?◇!$%やろうがぁー!!!!」
全部お前が悪いんだろうがぁー!!!!
その日、ポルカの町に綺麗な巨大花火が上がったとか何とか。僕は見てないから知らないなぁ?
次の日、1日リフレッシュ期間を設けたはずなのに何故かボロボロに焦げたのユーリッツを連れて王都に向かった。順調にいけば夕方には着くはずだ。なんだかずいぶん時間がたった気がするよ。
「ほんと、ようやく帰って来たって感じだね!」
「ぅ、うん。あのさ?トール?ユーリッツは・・・」
「ちょっと訓練に失敗しただけだよ!王都に戻ればメリルがいるし、ユーリッツのことは彼女に任せれば問題なしさ!」
「う、そ、そうだ・・・ね。王都には・・・ユーリッツにはメリルが・・・」
「うん!メリルはラーファさん達も早く嫁に来いっていうくらい気に入ってるし、僕もメリルのことは大好きなんだ!喧嘩すると僕に被害が来るからほんと早く結婚しろとはいつも思ってるね!」
無邪気にメリルをべた褒めして牽制~。マーシャははたから見て分かるほど落ち込んだ。ホント嫌になるわ。旅の終わりがこれって最悪じゃね?本気でユーリッツにはなんか奢らせよう。
「・・・ねえ、トール、好きでいるのは自由だよね?・・・人の心は移ろいやすいっていうし」
・・・・不吉なつぶやきで質問が飛んで来たんですが。これなんて答えたらいいの?マーシャって実はヤンデ「いいよね?」
「イイトオモイマス」
僕は即座に白旗を上げました。だってマーシャってば瞳のハイライト消えてるんだもん!怖すぎる!ユーリッツも後ろでガタガタ震えてるよ!自業自得だがヤンデレ悪化で心中とか怖いのできっちりメリルに報告しておいてあげるから!それしかできない幼馴染を許してくれ!
ラーファさんは基本メリルの味方だがマーシャも嫌いではないので正々堂々女の戦いなら静観するそうです。よかったね、ユーリッツ。どうやら命の危険だけは回避できるみたいだよ。
夕方、無事に王都に着いた僕ら。どうやら他からもすでに資材が運ばれてきているようで外壁の修復作業が始まっていた。ライトの魔法で煌々と照らされ、夜間も作業が続けられるらしい。僕らも資材置き場に荷車を置き、担当の兵士にアルフさんから預かった書類を渡す。
それにはどこの村からどれだけの資材が運ばれ、いくらかかるかの見積り等全てが記載されているらしい。とりあえず僕らが運んだ分で前金を渡し、後続の運搬も確認したら判を押して報酬の全額支払いがされるんだとか。
「君らの報酬はギルドにこの書類を提出すると各口座に振り込まれるから」
びっくりした。ギルドなんてあったんですね!え?冒険者がいるんだから当たり前?だってギルドなんて見たことなかったんだもん!
判明しました。なんとなんと、魔法学校の外部機関、他国から来た人たちに免許を発行するところが冒険者ギルドだったらしい。免許の発行試験も冒険者の仕事として請け負っているんだって。そっちの方が目立つから気付かなかったよ。
代表でラーファさんが受け取って全員のサインをしたあと解散することになった。しかし、中級冒険者コースの演習でドラゴンにあってから怒涛の日々だったなぁ。
帰る途中レイヴェさんのところで今日のご飯をお持ち帰り注文した。作る気力ないもん。ついでにお手伝いしていたメリルにマーシャのことをチクッておいた。友人のライバル化にメリルの瞳からもハイライトが消えた。僕は何も見なかったことにして速攻でてきたよ。ユーリッツ?生きているといいね!
思っていたよりも遅くなったから少し小走りで家に帰る。
「ただいま~」
「おお、トールか。おかえり。けがはないか?」
家に帰るとお爺ちゃんがむかえてくれた。うん、やっと帰ってこれた。なんだかすごく安心したよ。
持って帰って来たお弁当を広げて食卓を囲みながら今までの旅のことを話す。トキシスライムのところではすごく心配されてしまった。主に精神面。お爺ちゃんもあいつらは嫌いなんだって。同盟参加者が一人増えたよ。
やっぱり僕は家にいるのが一番落ち着くなぁ・・・そろそろ魔法の研究もきちんとしたいし。ああ、でも・・・
「また出かけるんだろうなぁ・・・」
「なんじゃいきなり・・・?トール?」
「・・・」
「寝ておるのぅ。まあ初めての遠出じゃったからな」
ゆらゆらゆられながら運ばれている感覚がする。お爺ちゃんかな?
やっぱり安心するなぁ。もうすっかり家族だよね。ああ、挨拶しなくちゃ。
「おじ・・い・・ちゃ・・・おやす・・・」
「おやすみ。トール」
ユーリッツ君のご冥福をお祈りします(なむなむ。
これで4章終了です。家に戻したらなんだか主人公がこれからのことに思いをはせると言う物語終了な雰囲気が出てきてしまってどうしようかしら。5章考えなきゃとか思っていたんですがね?とりあえず休み中に考えます。
勢いで書いていたので自分でも活かせない設定とかよくよく考えると矛盾しちゃうだろこれな設定がたくさんあるのでいらない設定取っ払って再構成して書き直しも面白いかなと考えている今日この頃。何がいらないってこの話だとチートアイテムがいらない(笑)
それでは皆様、今まで読んでくださってありがとうございました。今年はこれで終了です。よいお年を。




