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シミダ村に到着・・・中級冒険ミッションその2 : ウッディウルフが現れた

 さて予定通りにシミダ村に到着しました。ん?途中の町?特にイベントなかったんだ。


 村にはちらほらと冒険者の姿が。王都から来たのか基からここにいたのかは不明だけど。

僕らが最初なのか何人目なのかは分からないが、資材は多く運べた方がいい。そのうち後続組も来るだろう。


「マーシャちゃん。ご家族は?」

「今の時間ならまだ山にいるはずです。まずは馬車を宿舎においてしまいましょう」


 モリオンに「ここまでごくろうさま」とたっぷり餌をやり、マーシャの好意でマーシャ宅に荷物を置いた僕ら(村に宿屋はなかった。通常は村長宅か空家に泊まるんだって)は山に向かうことにした。マーシャも山に入るのは初めてらしい。山にはラウンドだけじゃなくて他にもモンスター・・・具体的に言うとウッドウルフが出るから撃退できる実力がない者は村の掟として立ち入り禁止なんだって。


「でもいる場所の大体の位置は聞いてあるの。本当の緊急事態には行くしかないでしょう?」


田舎娘はたくましかった。


 この山の中では魔法を使うわけにはいかない。王都付近の森と違ってこの山の一本一本が大事な商品だからだ。魔法でうっかり燃やしたり、倒したりしたら損害賠償額が半端ないことになるからくれぐれも注意しろよと村長さんに散々脅されてから山に入る。僕留守番の方がいいんじゃない?


 中腹まで登ると前方が何やら騒がしい。みんなで顔を見合わせて一応戦闘準備態勢になって進む。マーシャは僕らの真ん中だ。ウッディウルフはウルフなだけあって素早い。もしウッディウルフならマーシャじゃ対応できない相手だ。


 警戒態勢で進むこと数分、4mくらい先に開けた場所があり、そこで数人の男性と冒険者が一人、ウッディウルフの群れに襲われていた。ウルフの数が予想以上に多い。けが人が数名いるがなんとかにらみ合いのこう着状態に持ち込んでいるみたいだ。あの数とこう着に持ち込むなんてかなりの実力者だなぁ。


「おとむぐぅ」


 声をあげそうになるマーシャの口をカノンさんがふさぐ。膠着状態の場所で注意をひきつけちゃダメだろ。ウルフだけならいいけどマーシャの場合、人(家族)の注意の方が引き付けられちゃうもん。


 ラーファさんの指示でゆっくりとウルフを囲むようにダットさん達が散開する。僕は防御魔法と土魔法の展開の用意。特にマーシャにはしっかり作らなきゃ。拘束する意味で!


合図を受けて一斉攻撃に出る。今回はダットさんも盾ではなく槍を使用している。防御等は全て僕の担当だ。まずは襲われている被害者団体の周囲を囲むように一気に土壁を高く上げる。これでウルフは襲えない!


 カノンさんが僕らからみて後方、団体からみて前方のウルフに矢の雨を降らせる。射るのはやっ。他のウッディウルフはすでに何頭かラーファさんに切り捨てられており1頭がダットさんに串刺しにされてる。ユーリッツは焦らずに牽制することに専念。数頭の注意をひきつけることに成功しているみたい。一応ユーリッツに防御とスピードの付与魔法を連続で重ねがけ。


「トール君!」


 マーシャの声に振り向くと1頭のウッディウルフがこっちに来る。ちっ、包囲網突破しやがった。焦らずに周囲に練り込んだ魔力を溶かして・・・不意打ちでニードル攻撃!よし、殺せなかったけど動きは封じ込めた。


「トール!それこっちにも!」


 ユ―リッツのリクエストにお答えして牽制中のウッディウルフにもまとめてニードル攻撃。絡めたウッディウルフをユーリッツがサクサクと殺していきます。これ結構使えるな。


 僕らが連携している間に大人組はさっさと他のウッディウルフを片づけたようだ。ほとんどが大量の矢で射ぬかれている。カノンさんすげぇ。壁の向こう側から声がする?あ?はいはい。今解除しますよ。


 ゆっくりと土壁を崩していくと武装警戒している冒険者さんと目があった。こわっ。睨まれちゃったよ。別に攻撃しようなんて思ってないのに!理不尽だ!




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