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再会は意外とすぐだった

「おまたせ、さあ出発しましょ。ユーリッツ何してるの?写真?ああ、あれ?メリルちゃんすっごく喜んでたわよ~v何枚かあげちゃったvv」


 今、ユーリッツに対し、ゆっくりととどめが刺されました。

彼はしばらく使い物にならないでしょう・・・(なむなむ


「あわれなり、ユーリッツ」

「トール君が元凶だよね?」


 元凶は何の疑いもなく喜んでコスプレしていた本人だろう。

大体それに僕も巻き込まれたんだぞ?

姿は赤ん坊とは言え精神年齢80のお爺さんがそれを着ることへ一体何を思ったか君に分かるというのかい?

正解は爺馬鹿を発動して喜んで協力していました。

姿が赤ん坊なら恥でも何でもないと開き直ったのさ!

開き直った爺馬鹿に恥などない!

今はあるよ?僕は15の思春期少年ですから。

まあここまで全部聞かせることのない独り言だけど。


 真っ白に燃え尽きたユーリッツをラーファさんが引きずって外へ出た。

馬車に乗って出発だー。


「あれは・・・・あのときのウマじゃないか!ウマー!!!」


 なんと馬車につながれていたのは僕の命の恩人、あの素晴らしい能力のウマだった。

僕はウマに抱きついてすりすりしてしまった。飼い主さんは困っている。

しかしやめられない。僕は止まらないのだ!


「ウマー、ウマー、元気にしていたかい?あれからおいしい餌はたくさんもらえたかい?十分休んだかい?なんだかすごく昔のことのような気がしたけど昨日なんだよね~」


 ウマも僕のにおいをかいでから昨日乗せた生き物だと気づいたらしい。すり寄ってくれた。

僕は生き物に嫌われたことありませんvああしあわせ~vvv


 ハートが飛び交う僕らをしり目にラーファさんが飼い主さんと交渉を始めた。地図を広げてどのくらいかかるか、料金はどうするかなどの交渉だ。今回は飼い主さん同伴らしく長い期間でもいいみたい。


「あれ?飼い主さん兵士じゃないの?」


 僕はウマが兵士宿舎から借りられたことを知っている。そこにいたということは飼い主は必然的に兵士のはずだ。今回物資の調達を冒険者に、王都の警備を兵や騎士が完全に役割分担することで統率を取るはずだったような?


「ああ、君は老師のところの子だったね。作業内容の概要を聞いていたのかな?それがね、王都に残る一般人の中には元冒険者が一定以上いるだろう?その人たちがある程度警備を肩代わりしてくれると申し出てくれてね、さすがに上の騎士たちは戦力的に無理でも僕のような下っ端ならなんとかね。兵士である以上王宮からの書状をすぐにもらえるから通行手形等の作業簡略化のために派遣されることになったんだ」


つまり物資を手に入れる時間短縮のためならある程度は融通するということか。


「かなりひっ迫しているわね」

「外から来るモンスターや冬は待ってくれませんから。急ぐに越したことはありません」

「・・・あのくそ冒険者、今度会ったら殺す(ボソッ)」

「ぶるるん」


僕がつぶやいた言葉にウマもうなずいてくれた。

そうだよね、これだけの被害出して許せないよね。

別に僕らが殺されかけた私怨ではないよ?


「本当に今回のドラゴンは厄介なことしてくれたわよねぇ」


その言葉に僕らはピタリと動きを止めた。なんだって?

今回の被害が・・・ドラゴン?かん口令が敷かれた?

・・・・戻ってきたら問い詰めなきゃいけないなぁ?


「ふふふふふふふふふ」

「ぶるるるー」

「と、トール?どうしよう母さん。トールがなんかキレてる」

「そっとしておきなさい」

「今回の作戦ではうちの子も含めて苦労したらしいですからねぇ、ドラゴンに対する恨みでも思い出しているんでしょう」


そうしてウマと合流できた僕は意気揚々と王都を出発したのだ。まず目指すはここから東にまっすぐに行ったところにあるポルカ町。最終目的地は林業の盛んなシミダ村!


主人公は被害による怒り2割私怨8割です。

ウマにしたら私怨10割。次に会ったら全力の後ろ蹴りをお見舞いする気満々だったり・・・。

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