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囮準備完了

 雑談しているうちに一番外側の城壁に到着~。

此処からは兵士宿舎につないである『ウマ』で移動だよ。


 先見隊はもちろん討伐隊も大分前に出発している。

彼らは王都内から直接騎獣に乗って飛び立ったらしい。

僕らは目立たないように地上を行くわけだ。


『ウマ』の外見は・・・馬+何か?

馬なんだけど馬じゃないというか?

馬なのに衝撃波放てる馬は馬として認められないというか・・・


 僕は乗るにはちょっと・・・だけ背が足りないからグレンさんと二人乗り。

・・・え?ちょっとだけ?とか思ったやつ〆るからな?


 急ぎだし馬力があって素早い奴を選ぶ。

黒い毛並みで青い目もキリリとしていてかっこいい!僕もこんな騎獣がほしいなぁ

でも『ウマ』は騎獣じゃないんだって。

違いは・・・わからん、いつの間にかそうなっていたらしい。


 そんな感じで出発!おお、早い早い!

今回僕は囮となるために一切の魔法を禁止されているし、グレンさんも直前まで結界を張ったりと忙しいので目的地までは一切戦闘行為は行わないと宣言されている。

 

 そんなの無理じゃね?なんて思っていたんだけど・・・この速さ+グレンさんのはった結界なら可能かもしれない。だってさっきから低レベルのモンスターをすごい勢いで轢きこげふげふ、あ~、なんかむせた。


 目的地は森の中、しかもそれぞれ距離が離れ過ぎていてくわしい連絡のやり取りが難しくなる。

だからあらかじめ決めた発煙筒で討伐隊攻撃開始、現地討伐終了、飛竜王都来襲、囮作戦開始要請の合図を知らせてもらうんだって。


「目的地に着いたらしばらく待機だ」

「囮の合図っていつくらいなの?王都に行く前に引きつけたり?」

「・・・トール、まだ幼いお前にはつらいことだとは思うが・・・王都が攻撃されても合図があるまで決して囮になろうとはするな」


なんだか釘を刺され始めたよ?


「いいか?俺たちは2人しかいない。今回トールが囮として使われることになったのもお前が老師の身内だからだ。他に代えの人材はいない」

「俺達が焦って囮になり、討伐隊が間に合わなければ一瞬で全滅することになる。そうなれば王都は討伐隊が戻ってくるまで持たないだろう」

「王都に被害が出るのは織り込み済みだ。大切なのは被害を出さないことじゃない、一般人に犠牲を出さないことだ」

「いいな?」


 どんなに被害が出ても我慢しろってことか・・・確かに元日本人にはつらい状態かも。この世界に順応してきてはいるけど基本的に平和な王都にしかいなかったし。まだそういう覚悟はできていない。


「・・・僕が我慢できなくなりそうだったらおさえてね?」


そう言うのが今の僕には精一杯だった。




 さて囮となる目的地に到着。

まずは煙が見えるように周囲を軽く掃除。

次はグレンさんが魔法符を周囲に張り巡らして僕の匂いとやらを完全に消し去る。


僕は『ウマ』にまたがったままその様子を見ていたわけだが・・・疑問が一つ。


「あ~、グレンさん。囮ってどうすればいいの?この結界壊したら自然に来たりするのかな?」

「ん?魔力を放てばいい。匂いとは魔力のことらしいからな」


 またまた気になる単語がでてきたなぁ。

ドラゴン討伐終わったらいろいろ考察してみようかなぁ?


あれ?これってフラグですか?



 ドラゴンをおびき寄せる為には討伐隊方向に向かいながら、進行方向上空に魔法を放つ必要があるわけで。後ろに座った今の状態じゃ無理なので前の座席に移動。



そして上空を見ること数十分、討伐隊方向に煙が見え、黒い塊が上空を王都方面に向かうのが見えた。











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