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移動中の雑談

 お城に来たと思ったらすぐに出発だよ。忙しいね。

僕らが外に向かうのとは逆に兵士に誘導された一般市民とすれ違う。荷物はほとんど持っていない。万が一の場合に逃げ遅れないようにしているとか。


 なら荷物はどうしているか?

これは中級以下の冒険者が台車に乗せていっぺんに運んでいる。荷物には魔道具の鍵札が貼られていて城に到着後対応する札で解除して受け取るらしい。意外なところで高度な技術を見た気がする。

 上級冒険者や騎士は朝早くからそれぞれ各城壁に詰めてドラゴン来襲時の守護に備えている。どおりで見ないわけだ。


 黙々と歩くのも嫌なのでグレンさんに歩きながら質問してみる。や、だって職業が符術士って初めて知ったし。むしろ符術士がわかんないし。


「グレンさんは符術士だったんだね?ところで符術士って何?魔法符をよく使ってるのは知ってるけど」

「・・・魔法符は分かるんだな?」

「うん。魔法が込められたお札って教わった。実物はちゃんと見たことないけどさっき家に張り付けてたよね?」

「それを作成できるのが符術士だ。普段から札に魔法をこめておけるのでいざというとき魔力を温存したまま術を行使しやすい。こういった緊急性の高い単独任務に重宝される」

「へぇ。魔法符って存在は知ってたけどあまり見かけないなぁと思ってたんだ。符術士しか作れないなら当たり前か。どんなものなの?」


グレンさんは1枚見せてくれた。あれ?これって

「魔法陣・・・?」

「!?なぜそれを知っている!それは符術士の秘伝、老師も知らないはずだ」


あ、地雷踏んだ。


「・・・・」

「・・・トール」


うう、凄まれてるよぅ・・・げっ、魔法薬。

「喋らないとこれをのま「妖精種の特技であります!」・・・」


あっさりゲロッちゃった。だって・・・グレンサンノマホウヤクマジコワイ。

冷汗だらだらで反応を待つけどため息をつかれただけで終わった。あれ?グレンさんの場合もっと追及されるかと思ったんだけどなぁ?


「追求しないとは言っていない。ただ、今はそれどころではないと判断しただけだ。・・・これ以上は例の現象にかかわるから言わん」


ほんとこの世界ってなんでフラグが的中するのかね?


「じゃあ話題を変えよう。グレンさんの職業を今初めて知ったみたいに他の人の職業の知らないんだけど教えてくれる?」

「老師の職業は?」

「・・・魔法士?」

「・・・・」


あれ?違った?


「正確には魔術士だ。魔法士と魔術士の違いは主に行使するものか研究するものかの違いだが我々の中ではシンとジェットが魔法士、老師、サーシャ、ジーンが魔術士だな」

「グレンさんが符術士で・・・フレイアちゃんとヒルダちゃんは?」

「ヒルダが魔装士、フレイアは獣魔士だな。これも珍しい職業だろう?」

「うん、わかんないや」

「魔装士と獣魔士は似ている。魔装士は・・・もう魔法武器の作成は分かるな?あれの応用で全身の武器や防具を魔力で作成補強する。利点は戦いのときのみに展開するため普段は軽装でいられることだな。欠点は大量の魔力を消費するため普通は他の魔法が使えなくなる。ああ、俺がいくつか魔法符を渡しているから問題ない。獣魔士は身体強化の応用だ。魔力で身体を覆い獣人や魔獣のような特徴と力を再現して戦う。利点、欠点はだいたい魔装士と同じだな」


・・・魔法マジ万能だな。


つまりあれだ?魔法があれば装備必要なくなるよね?


「ああ、珍しい職業はすべて口伝で伝えるものだ。師がいなければ習得できないからかなり難しいぞ?」


あれ?声に出てた?


「今も出てるな」


Oh、最近考え事とか声に出してたからなぁ。べ、別に友達がいないんじゃないよ?声に出した方が理解しやすかっただけだから!


「トール・・・悪いが、お前の友人がユ―リッツとメリルくらいしかいないことは知っている」


「学校行って増えたから!クラスでボッチじゃないからね!?ちゃんと班編成で交流してるもん!!」

「班編成以外の交流は?」

「・・・」

「・・・」


かわいそうなものを見る目をした後で目をそらされた!?


はっ!?マーシャ達友達じゃん!班編成関係なく友達だよ!僕はボッチじゃなかった!!


「ドヤ顔で3人の名前だけ言われてもな・・・」


くっ、そういうグレンさんはどうなのさ?友達いるわけ!?人生において!


「期待しているところ悪いが年期が違う。ノトス大陸同盟総合魔導学院が学生たちにあるように卒業後の魔導士にも魔導士学会というものがあり、そこの会員達とは良い論議を交わせる友人だ」


そんな・・・グレンさんの友人だなんて・・・


「どんなマッドな集まりなんですか?」

「お前は本当にときどき失礼になるな」


だって事実じゃないですかー


はっきりわかった。今さらだが作者はグレン(マッド)がお気に入りです。

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