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ドラゴンってもっと実力がついてから出会うもんじゃないの!?

 ファンタジーといえばエルフにけも耳そしてドラゴンだよね。

いつか背中に乗ってみたいよドラゴン。仲間にしたらすごくかっこいいよドラゴン。みんなの憧れドラゴンさん。敵に回したらこれほどひどい奴もいないけどな!!!


 僕らの全力の防御壁で防いだはずなのに被害が甚大だった。余波を防いだはずなのに20mは吹き飛ばされていてベルンとフーリー、僕とライに分断されている。ブレスの当たった中心地は・・・直径5mほどのクレーターが出来上がりその周囲3mほどは草木が蒸発していた。


 あれ?これ僕ら死ぬんじゃない?なんて冷汗が伝う。ドラゴンはまだまだ余裕そうなのに僕たちの魔力は枯渇寸前、物理攻撃はまず通じない。いや、僕だけなら残りの魔力をスピード補助に転換して全力で逃げれば何とか・・・なるか?でも他がだめだ、助けられない。僕が助けを呼んで戻った頃にはみんな蒸発しているかドラゴンの腹の中だ。それはダメだ。


 ライが僕に魔力回復アイテムを投げ渡し、逆の手で発煙筒をつけた。周囲にドラゴンを相手できるくらいの上級冒険者がいればいいんだけど・・・。


 しばらくにらみ合いが続き・・・ドラゴンは僕らではなくベルンたちに狙いをつけたらしい。フーリーが新しい矢をつがえたのに反応したんだ。やばい、ベルンの障壁だけじゃブレスを防げない!!


 あわてて牽制の炎を放つけどドラゴンは見向きもしない、やばいやばいやばい!ブレスが・・・


 ドラゴンがブレスを放とうとした時、木の蔭から巨大なかまいたちがドラゴンの口元に放たれ、直撃した。爆発でドラゴンがひるんだすきに木陰から飛び出しベルンたちを回収したのはお爺ちゃんのグリフォン君だった。


「グリフォン君!!」


呼びかけるとグリフォン君は僕の元に茫然としていたベルン達を・・・おとした。

べしゃって音がしたけど大丈夫かなぁ?


「グルルル・・・・ガァーッ!!!」


 爆発の衝撃から復活したドラゴンが怒りの咆哮をあげた。周囲の動物や鳥、モンスターまでが一斉に逃げ出す。おそらくこの光景は王都の高台からかすかなドラゴンの咆哮と共に聞こえたはず。上級冒険者や騎士団が全力で駆け付けるまでおよそ30分、30分何とか逃げ切れば僕らは助かる・・・はず!


 お互い顔を見合わせ、全力で防御障壁に防御付与、スピード付与に火炎耐性付与を行う。さあ、追いかけっこの始まりだ。






 グリフォン君の背に乗り、片手に杖、逆の手に魔法薬を数本握りしめ、後ろを向いて牽制の攻撃と防御魔法を連発しながら逃げ続ける。他3人は何もせずに全力疾走してもらっています。最初は僕も走りながらみんなで牽制とかしてたんだけど、途中で僕一人が行って全員全力疾走した方が早いことに気付いた。そして僕は体の小ささがたたって長距離では総合的に一番遅いからグリフォン君の背にまたがることにした。身長は歩幅にも影響するんだよ、ちくしょう!!


 グリフォン君と合流後、逃げ始めてからそろそろ30分、派手に攻撃ぶちかましてるからドラゴンの場所を見失うってこともないだろうし応援の第一陣と出会ってもいい頃なんだけど・・・


 僕の後方・・・つまり逃げている前方から風が吹いたと思ったらドラゴンの片翼が切り落とされた。

「グガアアー!!!」

すさまじい咆哮をあげてドラゴンが痛みに暴れる。わっ、暴れて発生したかまいたちが頬をかすったよ。続いて黒い影が見えて・・・線がいくつも走ったと思ったら・・・ドラゴンが解体された。


「え?・・・え?」

理解が追いつかない・・・確かに救援は呼んだ呼んだけど・・・来た救援は一人で・・・一人で一瞬にしてドラゴンを解体?・・・え?


他のメンバーも茫然としていた。中級冒険者ぼくらの理解できる範疇を超えてる・・・いや、心当たりはある、僕らが理解できない範疇の実力者、国に1人いればいい方の冒険者の最高峰・・・確か今は王都に滞在中って噂も・・・

「最上級・・・冒険者?」





主人公は講座を受けているため中級冒険者(仮)です。実質は冒険者ですらない(笑)

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