ちょっと分かった
今回は化学知識の活用~。
まずはイメージを浮かべる。これはさっきと一緒。次は集まった魔力から青のみを取り出すようにイメージを・・・パリンと綺麗な音が響いて魔力が散った。
もう一度同じようにしてもやはり散ってしまう。どうやらこのやり方はダメなようだ。となると、まずは最初のイメージを変えてみるか?
さっきはコップに水が注がれているところだけをイメージした。ならその水はどこから現れた?僕は知っている。大気には水が満ちているんだ。空気中にある水分子をかき集めてそれが注がれていくイメージ・・・それを繰り返しながら呪文を唱える。
体内を流れる魔力が指先に集まる、集まった魔力からどんどんいらない色が消えていく・・・赤、緑、黄色、白・・・ほとんど青色系統になったところで今度はそこからも色が抜けていく紺、水色、藍色・・・
魔力が安定した時、そこに浮かんでしたのは先ほどよりも色の少ないおそらく2~3色の青が混ざった色の球体だった。どうやら僕の力では今はこれが限界らしい。
ここまでで何か変化はないかと思ったけどつかった魔力量は変わらない。むしろイメージを細かくした分疲れてる。僕から離れた魔力が大気の魔力を集めて・・・ここも変わらない・・・次は・・・魔法陣の形がわずかに違う?、もっとよく見ようとしたけど魔法陣の形成は一瞬で、固定できるものでもないのですぐに光って消えた。後に残るのはコップに注がれた水だけだ。
「・・・見た目は変わんないよね?」
2つのコップを並べて見比べる。色や量、重さに違いは特に感じられない。
「ん~?魔法陣が違ったし魔力の色の種類も違う・・・ああ、水といえば、軟水とか硬水とかあったな・・・ミネラルの違い・・・?だっけ?」
とりあえずコップの水を一口ずつ飲んでみる。
「・・・まずい」
片方がやたらとまずい。たしかこっちは魔力の色を少なくした方だ。
確か水の味って含有されるミネラルで決まるんだよな?化学実験では水中に含まれるイオンが化学反応の元になっちゃうからイオンを抜いた純水や脱塩水を使うのが基本だけどこれがくそ不味い・・・あ、よい子はまねしちゃだめだよ?脱塩水や純粋は人体に悪影響です。理由?浸透圧。ナメクジ。その他は自力で調べてね~。ふむふむ?つまりこれはイオンが少ない純水とか脱塩水になってると?そうなるとあの色は含有されるイオン・・・もっといえば原子や分子を表していることになるけど・・・いやいや、原子類だと色が足りないだろ、それに原子で火を起こせるか?・・・起こせるな。でも転移や身体強化の秘密は?大体魔法陣は何さ?ちょっと原子とするには無理があるよね。
「とりあえずいままでどおり魔力は不思議物質でいっか。んで、新しく分かったことは原子、この場合は分子かな?にも作用するらしいってことでいいかな」
僕が知りたいのは『魔力が何か』ではなく『なんでそうなるのか』だ。よく小説とかである魔法はイメージ。それが鮮明であるほど威力が上がるとか、イメージできれば何でもできるってあったけど、その仕組みはどうなっているのさって思っていたんだよね。イメージしたからどうしてそうなるのさって思っていたけどどうやら此処ではイメージが魔法陣に影響をあたえるみたいだね。僕の持ち込んだ自然科学がどこまで役に立つかわからないけどただイメージするだけじゃなくて理論的に考えられることで検証の仕方に幅が出来るんだから十分役に立つだろう。
物質によっては常温で発火現象を起こすものもあります。結構基本的な高校化学程度の知識ですので気になる人は調べてみよう~。




