友達が出来ました?
講義が予定より早く終わったのでお昼まで暇になった。他の講義も受けてみようか?ノートや筆記用具を片づけながらそんなことを考えていたら何やらお姉さん集団に声をかけられた。
「君、大丈夫?さっき震えていたでしょう?乱獲なんて話、君みたいな子供にはつらかったんじゃない?」
「あたしたちの友達のドワーフ種の子も怯えちゃってるの、これから気分転換にお茶会に行くんだけど君もどう?」
「こんな時はみんなで騒ぐのが一番だよ」
どうやらさっきの話で僕が神様に感謝をささげていたことを怖がっていたと勘違いされたらしい。ドワーフ種というと僕と同じで入学時はまだ幼いはずだ。確かに普通の子はおびえる話かもなぁ・・・周囲に溶け込むためにもここは同意すべきか?
「ありがとう、早く終わったから気分転換も含めてほかの講義でも見に行こうかと思ったけど・・・やっぱり僕もそちらに参加させてもらっていいかな?」
「大歓迎だよ!あたしはマーシャ。年齢は13。今年ここに引っ越してきたんだ!よろしくね」
「エミルだよ。15。去年までは冒険者の講義受けてたんだ。どうも料理系が苦手でね。こっちで基本からやることにしたんだ」
「て、テトです。20歳。見てのとおりドワーフです。君は?」
ほうほう、マーシャにエミルにテトね。外見も年齢も見事にばらばらだなぁ。
マーシャは活発な女の子って感じでリーダー気質だね。今もほかの二人を引っ張ってるみたいだし。逆にエミルは落ち着いててクールビューティ。冒険者としての経験かな?突っ走り過ぎそうなマーシャをうまく抑えてる。テトは・・・まだまだ子供だねぇ。実年齢は一番上でもドワーフとして数えたら7~8歳だ。今も周りの人にびくびくしてる。正直人種が多い此処では僕らは大人に交じった子供だからな。身体の大きさの違いは結構圧迫感というか、威圧感を感じるもんだ。
「僕はトール。年は15。これでもクウォーターエルフだよ」
「エルフ!?小さいから人種ではないと思ってたけど全然見えないね?でもエルフなら君はまだ入学年齢に達してないんじゃないの?」
「見た目で人種の血の方が濃いのかもとは言われてるんだけど、年齢とか、魔力操作に関してはエルフより・・・かな?ただ精神年齢とかは人種よりでさ、幼馴染が人種で10歳のときには入学してるもんだから入れないことにイライラしちゃって」
「へ~、そんな風に出ることもあるんだねぇ」
席を立って出口に向かいながらお互い自己紹介を行う。僕の見た目や年齢に関してはしっかり設定を練ってあるから完璧だ。実際ずっとイライラしてたのは本当だしね、ユ―リッツがだけど。でもだからって僕に突っかかってくることないと思うんだよなぁ?僕の地雷原な身長のことまで持ち出してくるとか何処まで捨てみなの?って思ったし。反動で入学したらデレてくるし。おかげで朝はさりげなくメリルに睨まれたし、話そらしてやり過ごしたけど。あのバカップルめ、ホントさっさと結婚しろ。僕に被害を出すな。
「身体ちっちゃいのに精神年齢は実年齢どおりっていろいろ不便じゃない?主に恋愛関係!」
でたよ。女子ってホントに好きだよね恋バナ。
「そっち方面は進んでません」
「え~?まあその方がこっちとしても助かるけど。その姿で思春期男子の目で見てきたら嫌だわ」
「ふ、二人とも美人だからもてるもんね?」
「テト・・・ありがと~!もうテトかわいー!!」
なんかテトちゃんが襲われてるよ?マーシャってフレイアちゃんみたいなノリだなぁ・・・
「マーシャはそっち系の人ですか?」
「・・・・・」
「あ、トールがさりげなくマーシャに毒吐いた」
「マーシャちゃん落ち込んじゃった」
「うう、そっち系じゃないいよ。このくらいの年齢の女の子のスキンシップはこれが普通なんだもん」
「実際は?」
「そこでこっちに話振らないでよ・・・ご想像にお任せするわ」
「あたしはまだ子供だからよくわからない・・・かな?」
「二人の裏切り者ー!」
うん、マーシャは第2のフレイアちゃんだね。いじられ役けってー




