チートな?アイテム
あの後、僕たちのグループ以外にも訓練していた人たちの存在があったこともあり、人や魔法が飛び交うド派手な現象によって引き寄せられてきたモンスターの突進によってみんな仲良く吹っ飛ばされたあとそのモンスターと戦闘開始、魔力体力ともにギリギリのところでほかのグループも合流、辛勝したところで解散となった。
フォローしてくれた先輩グループの話によると、ここで訓練するとモンスターたちの突撃は必ず起きる現象だから必ずモンスターとの戦闘分の魔力体力をきちんと残しておくことが大切なポイントらしい。これが出来るようになると冒険の旅で町から町、あるいはダンジョン攻略の際に余裕を残して行動できるようになるとか。いろいろ考えられているんだねぇ。
ちなみに戦闘中僕が何をしていたかというと、何もしていません。見てただけ。それがきまりだからね。もちろん見ていたといっても制御装置は念の為はずしていたし、僕の頭上にはいつでもモンスターを吹っ飛ばせるだけの魔力だまりが用意されていた。
吹っ飛ばせるといってもこれは僕がすごいのではなくて、ここのモンスターのレベルがそれほど強くはないからできることなんだけど。みんながフォローされて辛勝だったのも事前に訓練でほとんど力を使いきっていたからだしね。万全の体制なら余裕で勝てる相手なのさ。
使わなかった魔力はすべての戦闘終了後に回復魔法として使用したよ。みんなボロボロで町まで安全に戻れる保証が出来なかったから一応緊急措置に含まれる。もし制御装置に犯罪として記録されてしまっていてもその場にいた僕の知り合い以外の第三者何人かに証言してもらえば衛兵さんに解除してもらえるから問題なし。
さて、家に着いた僕が何をするかといえば、ようやくお出まし僕のたぶんチートなアイテム。家事手伝いの僕が持っていたらおかしいアイテムだから今まで出せなかったけど、学校に行くようになった今ならごまかしがきく・・・はず!そんなわけで開いてみましょう~。
『チートアイテム“チートなタブレット”を亜空間から取り出しますか?yes or no ←』
yesを選択すると手のひらの上に直径15cmくらいの穴が現れそこからタブレットが落ちてきた。これ、手のひらを上にしてなかったら床に落ちて壊れてたんじゃ・・・・いや、きっとテーブルの上とかに出現していたと考えておこう。・・・・次からもきちんと手のひらは上にしよう、そうしよう。あと名前長いんだけど変えられないかな?
タブレットの画面に触れると文章が現れた。 『検索項目を入力してください』
「・・・・」
あれ?そういう系?必要な単語を入力しなきゃ見れない感じ?え~?まあとりあえず魔法の言葉~
「ぜ・ん・ぶっと」
『now lording・・・』
おお、なんかすごいページ数が表示されてる。さすが人生80年分?神様は僕が視たものしか表示されないって言ってたけどもしかしてチラ見とかも含まれてたのかな?とりあえず最初のページは・・・
『やっほ~トール?元気にしてた?君の愛し(笑)の神様だよー。僕は元気にしてるよだって死なないからね!あははは。
さてこのページはタブレットの注意事項・・・というより君のチートについてだよ。
もう分かっているとは思うけど君のチートはある意味チートじゃない。あくまでもこの世界の住人としてあり得る範囲、つまりは才能があるってだけだ。君が磨かなければそこらへんの凡人と変わらないからね。
例えば、君は妖精亜種として今もすごい魔力と魔力操作の力を持つけどこれは妖精亜種なら当然の力の範囲でしかない。むしろ子供な分弱いぐらいかな?証拠に君は君の保護者たちには勝てないでしょ?まあ才能はきちんとあるから訓練次第では勝てるようにもなっているし周囲に埋没して平穏な人生を歩みたいならそうできるようになってるから好きなように人生歩んでね?
あ、あと言語能力で聞き取りが出来ない言葉ってなかった?あれは何回か聞いていればそのうち聞き取れるようになるから。でも普通は共通語と自分の種族の言葉しか理解できないからほかの人にばれないように注意してね?知られたら君の近くにいるマッドな人に解剖されちゃうかもよ?
次はこのタブレットなんだけど、君、制限解除願わなかったからね。いろいろ制約あるから。まず、このタブレットに入力されていることは前世、今世含めて君が見聞きした知識のみだ。まぁ、前世に関しては君が見聞きし死んだ後でそれが危険物質だったとわかったものに関しては更新しておいたけど。だからいろいろ穴あきだし、君が既に知っている事柄ばかりと考えた方がいい。せいぜい忘れちゃっていたり記憶があやしくて確認したいなって事柄の確認程度にしか使えないよ。今世に関してもそうだね。君が知ったことしかのらないから。ほんとなんで制限解除しなかったの?してればこの世のすべてがわかる事典になったのに。もったいない。
ああ、他にもいろいろ教えたいんだけど、これ以上は君がいる世界の神じゃない僕には許されないみたい。でも君が死んだらきちんと迎えに行くから安心して人生歩んでね?ちなみに君が次に死んだら来世っていうのかな?次は僕の助手だから!最高神に交渉してもぎ取ってやったよ!あははは。じゃあ楽しみにしてるから!
死神様より
この文章は最初のみ表示されます。以降消去されるのでご注意ください』
・・・・・え~?僕次は死神の助手なの?決まってるの?あと愛しのって何?ふざけ過ぎだよ神様?僕の愛しの人は奥さんだけだよ?神様は友人・・・友神?だから。まったく友達いないからって表現が突飛だよね。これ入力した時のテンション大丈夫なのかなぁ?今頃穴に埋まってんじゃない?それか床にのたうちまわってるか・・・。あ、でも助手してたらまた輪廻してる奥さんに会えるかな?なら頑張っちゃお!
神様も主人公に感じているのは友愛です。友達少ないから愛情表現が激しいだけ(笑)




