ついに入学!
前回の買い物から1週間。僕は防具屋のおっちゃんのところに行ってローブを受け取り、ついでに杖を取りつけられるベルトも購入した。これで完璧魔法使いスタイルだね☆
エリーのところに行って確認したら最低1カ月はかかるだろうってことだったから「じゃあ他の依頼も考慮して2ヵ月後にまた来るね、ゆっくりしあげてよ」と言ってあとはじーっくり剣を見せてもらった。幸せだった。剣を見てうっとりしていたらエリーにどん引きされた。
そんなかんじで残りの道具類もすべてそろえ、僕は今日、魔法学校に入学を果たしましたー。わー!ぱちぱち。あ、この学校入学式や卒業式とかは一切ないから。入学したら事務受付に行って受講希望届用紙をもらって、あとは個人行動なのだ。国で発行されている資格取得必要単位帳をみて、講義室を調べて、講師に用紙を提出したら受講開始なのさ。
僕は魔法の構成について調べたいし、それには魔導研究員の資格が必要だからそれに関連した講義を受けることになるね。あとは家事一般魔法資格。料理をしたり、掃除したりするときに魔法を使える資格。今は特別措置による仮免だから入学した以上ちゃんと取得しないとね。まあそれでなくてもいろいろ便利な資格だからたいていの人はとっているらしいけど。
ユーリッツは今年は剣士が使用する魔法取得を目指すって言ってたな。去年まではお店を継ぐために家事資格やさらに上の調理師資格なんてものを受講していたらしいけど、お父さんたちの若い頃の職業にも憧れてて、やっぱり冒険者になりたいって去年おじさんに相談したらしい。家族会議の結果、経験のねぇガキが店を継ごうだなんて10年早い、もっといろいろな土地をまわって経験積んで来いって言われたらしい。すっごく遠回しだけど、つまりはそういうことだ。ユーリッツのツンデレは親からの遺伝だったらしい。
びっくりしたのは学校は午前中の2~3時間だけということ、もちろんそれ以外の時間もいることはできるけど講義はいっさいない。自主鍛錬のみだ。この世界では学校に入れる年齢とはそのまま家の収入源となれる年齢をさす。つまりみんな何がしかの仕事をしているんだ。僕だって家事をしているしね。だから午前中は勉強・訓練をして午後はそれぞれの仕事をするために講義はなくなるっていうのが建前。
実際は開校当初に講義をする講師が午後くらい自分たちの研究させろってボイコットしたらしい。実に納得のいく理由だ。
だから卒業まで何年もかかるんだね、1日最大3つまでしか講義を受けられないんだもん。しかも講義によっては丸々3時間使用するものもあるみたいだし。受けたい講義が重複したら一方は来年に持ち越しだし。これは本当に厳選しないとなぁ。
そんな感じでまずは家事の講義を受講することにしたよ。仮免処置なんとかしなきゃいけなし、これには一般教養とか、魔法についての一般的な基礎知識なんかも講義に含まれてるからどのみち研究職でも必要な講義だったので。友達できるといいなぁ




