チートはゲームの賞品でした
「まさかあそこであれがくるなんてねぇ」
「約束は約束ですよ?」
「分かってるって。でもなぁ、君がいなくなったら遊び相手も減っちゃうねぇ」
「そういわれても…順番が廻ってきた以上転生しなきゃ私は消滅してしまうんですよね?」
「そう。どちらにしてもいなくなっちゃうから君が転生すること自体は別にいいんだけどね。やっぱり寂しいなぁ」
「また死んだら此処にこれるよう頑張りますから」
私だって寂しいんですから見守っていてください…そう呟いた。
「うん…、じゃあゲームの賞品を渡そうか。君は何を望むんだい?」
大抵のチートはつけられるよ?なんて気軽にいうところはやっぱり神様なんだなぁなんて思わされる。
でもせっかくもらえるチートだ。遠慮なんてするつもりはない。そのために練習に練習を重ねて勝ったのだから。
「もらえるチートは10個まででしたね」
「そうだよ。ただし、細かい設定も1つと数えるから注意してね?」
「わかってます、私の欲しいチートは…」
「本当にそれでよかったの?」
「はい、ファンタジーの世界と聞いたときからこれにすると決めていたので。やってみたいことがあるんです」
「そう。ならもう何も言わないよ、次の生をたのしむといい」
「はい…、それではいってきます!」
そうして私は輪廻転生の渦のなかに飛び込んだ。神様からのプレゼントをしっかりと抱き締めて。




