学校へ行きたい理由は・・・
今回は久しぶりにちょっと短め
ファンタジーでよくある魔法学校。ついに僕も行くことになりました☆
いやね、別に行きたくて行くんじゃないよ?っていうか周りの人たちには止められたさ。まだ早いって。まあ人族なら15歳で入学なんて遅いくらいだけど僕妖精亜種だしね。偽装設定でもクウォーターエルフだしね。精神年齢的にも肉体年齢的にも早いって判断されるのは当たり前なんだけどさ。
でもね、この国、安全性を徹底するために魔法学校生または卒業資格取得者以外が魔法使ったら犯罪者になっちゃうんだよ。びっくりだよね。卒業資格取得者っていうのは他国で魔法を収めてきた人がこの国で魔法を扱うときに申請して取得するものなんだって。取得には基準があって、それをクリアしなければもちろん資格はもらえない。まあそのまま学校に仮入学して必要な技術を習得すればすぐに資格をもらえるらしいけど。
で、それ以外の人には魔力制御装置が渡されて封印されているというわけさ。万が一のために簡単に外せるようにはなっているけどね。何せ町の外を歩けば日常的にモンスターに出会う世界だから、ちゃんと正当防衛時は免除すると法律にも明記されてるよ。制御装置にもその時の状態が記録されるから冤罪はない。
閑話休題
つまり、僕が魔法を使ったら即犯罪者なんです。妖精種なのに、魔法なんて息を吸うみたいに当り前に扱えるのに。あ、妖精種に資格取得義務はないよ?あんな頭ふわふわ族にそんなこと理解できるわけないじゃん?赤ん坊忘れるくらいだよ?魔法の扱いに関してはマナの塊である精霊以外で最も長けた種族だしね。僕が必要なのは設定がクウォーターエルフな所為だから。
「そんなわけで僕は僕の願いをかなえるために魔法学校に行かなくちゃならないのさ」
「のうトール・・・お主さっきから空中に向かってブツブツつぶやいとるが・・・頭大丈夫かのう?やっぱり入学はやめておくか?」
「何言ってるのさお爺ちゃんっ。僕はこれ以上ユーリッツに引き離されるのはごめんだからね!?ただでさえ向こうは10歳の時に入学できて普通に魔法を扱えるようになっているのに。あいつ僕がまだ魔法学校に入学できないのは魔力が低いからだとか、基本的な魔力制御もできなくて到底制御装置を外せる状態じゃないからだとか、チビっていうんだよ!?僕はチビじゃない!種族としては標準!!」
「そこなのか・・・?魔法の扱いについてじゃないのか・・・?」
「魔法の扱いなんて僕が本気だしたら種族特性的にユーリッツが僕にかなうわけないじゃん、ユーリッツがシン兄ちゃんくらいの天才なら話は別だけどさ。僕よりユーリッツが上なんて見当違いな挑発で怒るわけないでしょ」
「そうなんじゃが・・・反抗期かのう?(ぼそり)」
「と・に・か・く、僕はさっさと魔法学校とやらに入学してユーリッツをひねりつぶしてチビって言ったことを撤回させないといけないのっ」
「なんじゃ、ただのガキか」
「何か言った!?」
「いいや何も~」
あぁまったく腹立たしい。最近のユーリッツはホント反抗期のガキだからね。昔はあんなにかわいかったのにさっ。たいていのことは大人の貫録で流してあげようと思うけど身長を馬鹿にするなんてっ。自分が180あるからって!くやしくなんかないんだからなっ!




