お爺ちゃんお帰り、そしていってきまーす
彼を覚えている読者はいるのだろうか(笑)
武器や防具が出来上がるのを待っている間にお爺ちゃんがすっ飛んできた。お仕事はどうしたんだろうか?そしてその日の夕方お城から爆発音が・・・え?関係ないよね?夜に家に来たロードさんが若干すすけてたり、妙に疲れきっているのも関係ないよね?カンケイナイヨネ、オジイチャン?
「大丈夫じゃ、問題ないからの」
あ、問題ないんですか。関係はバッチリあるようだ。
とりあえずロードさんには胃にやさしい料理を出しておいた、「トールの優しさに全儂が泣いた」って言われた。そのネタどこから拾ってきたのー?
「ところで結局僕はオヴェストに行くのかな?」
「・・・すまん、それは覆せんかった」
食卓を囲みながら僕に謝るお爺ちゃん、でも特に問題はないんだけどね?
「おけおけ、問題なし。武器も防具もキッチリお城へ経費請求で強化しといたから☆」
「何それ儂聞いてないんだけど!?」
「それくらい誠意見せてよロードさん☆」
「トール・・・立派になったのう」
「ヴァンン?感動するところじゃないじゃろ!?なに号泣しとるんじゃ!」
次の日に請求書がお城に届いたらしくてロードさんが真っ白に燃え尽きてたってお爺ちゃんが教えてくれたよ。ついでに僕に勅命下した王様も燃え尽きてたらしいよ。ロードさんに責任取りやがれってお小遣い没収されたんだって、王様ってお小遣い制だったんだねぇ。・・・その後王様が甘言吹き込んできた貴族の財産没収したとか何とか聞いたけどただの噂だよね?
それからしばらくして武器や防具を受け取り、携帯食などの冒険の準備を完了してから数日、家までシン兄ちゃんがむかえに来てくれた。じゃれついていたカズラさんたちを部屋に戻して挨拶する。
「トール、久しぶりだな」
「シン兄ちゃん、久しぶり~。他の人達はまだなの?」
「皆は門で待機してるさ、大人数でここに来ても仕方ないからな」
「シン!絶対にトールを危険な目に合わせるんじゃないぞ!?いや、やっぱり儂も一緒に!」
「お爺ちゃん・・・」
「老師・・・」
過保護っぷりを発揮するお爺ちゃんにシン兄ちゃんと遠い目をしていたらお爺ちゃんの後ろから昨日から泊まりに来ていたグレンさんとウォルフくんが出てきてお爺ちゃんを羽交い締めにした。
「老師様、あなたには今までの研究についてきちんと確認をとっていただかないと困ります」
「老師、ウォルフの言うとおりだ、大体老体である老師が付いて行ったら余計にトールに負担がかかるだろう」
「さあ、出発の挨拶はすでに朝食中に済ませたんですから僕らは仕事に戻りますよ。じゃあな、トール、ちゃんと帰ってこいよ」
「なるべく早く戻るようにな、老師が使い物にならなくなると困る」
「分かった」
「待てお主らなんで自分たちだけ挨拶して・・・トールぅぅぅぅ!!」
「・・・・さて、行こうか!」
「そうだな、俺達はスッキリと挨拶を終わらせた、今のはちょっと幻影を見たんだな!」
二人に引きずられながら家に入っていくお爺ちゃんを僕達は見なかったことにした。偉い人の威厳って大事なんだよ、うん。
門に行くと旅のメンバーが集まっていた。シン兄ちゃんはわかっていたけど一番隊からはフレイアちゃんにヒルダちゃん、冒険者としてはなんとフーリーが!上級冒険者になってたんだね。そしてその横には・・・えっとどちらさまでしょうか?
「初めましてだね?あたしの名前はレイティ、フーリーの嫁よ。ちなみにこれでも上級冒険者の剣士ね」
what?嫁?このむっちりとしたナイスバディで十人中十人が美女だというであろうおねーさんがフーリーの嫁とな?
「フーリー・・・僕からはこの一言だけだよ。リア充爆発しろー!!」
リア充爆発しろー




