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眠り草

 エスミラッド王国から国境を越えてセルキ国へやって来た一行。

セルキ国はエスミラッド王国の南西にある小国でエスミラッドの同盟国である。

飛竜の威圧感は抜群で治安の悪い悪路を歩いても襲われないで済んでいる。

そこにいるだけで野盗からの襲撃を回避してくれる彼らは重宝していた。

実際、隠れ潜んでいる集団が一行を見過ごす姿を何回も目撃している。

そんな様子を受けて一行は気楽に移動をしていた。

「リボル達のお陰でぇ、林道を通って近道ができたのぉ、感謝するぞ~」

「ケンジャ様、お陰と言っても一緒に歩いていただけではないのかえ?

なにかしているようには妾には見えんのじゃが」

「リボル達は抑止力となっているのだぁ」

「抑止力ってなんじゃらほい?」

「抑止力は~、こちらが強いと周りに見せつけることで~、

相手の戦意を挫いて相手の敵意を事前に喪失させると言う策だぁ、

つまり~、一緒に歩いているだけで戦いを回避しているのだ~」

「ほむほむ、弱そうに見える者はカツアゲされると言うことじゃの」

「…まぁ、間違ってはいない~、

カツアゲなんて言う言葉を教えたのはチマか~?

ガキ大将だったから~、カツアゲしていたんだな~」

ケンジャ様が皮肉交じりに話す。

「う…、否定しきれない所が悔しい…」チマが苦笑いをした。

「これといった難もなく目印の大木が見えてきたぞ、

もう間もなくでセルキ国の北側の町に到着するな、お疲れさん」

先頭で案内をしているリボルがみんなに言った。

セルキの町と聞いてチマが思い出したようにゆじゅに話しかける。

「このセルキ国はおまんじゅうが名物なのよ」チマが楽しげに言う。

「おまんじゅうってお菓子のかえ?」ゆじゅがチマに聞き返す。

「セルキ国のはお菓子じゃなくて中に肉とチーズが入っているのよ、

主食なのよね、あたしが成人の儀に行った時は行きで食べて気に入っちゃって、

帰りに何個も買って帰っちゃったわ、ゆじゅの好きな濃い味よ」

「ほほう、食べたくなってきたぞい」ゆじゅも想像して興味を持った。

「でもあれ一個がおっきいんですよねえ、一人だと食べきれないのですう」

ミルカも食べ物関係の話になるとすぐに参加してくる。

「ミルカさんって結構少食よね、見ていてあたしじゃ物足りないと思うわ」

「馬に乗せて頂いていますからね~、楽させて貰ってますう」

「本当に馬で旅ができて楽じゃのお」

「残念だがぁ、ベアダ組と合流したら馬は売るぞ~」とケンジャ様が水を差す。

「まあ、足並みを揃えないといけないからのお…」

ゆじゅは旅のワクワクが半減してしまったような気がしてしまったが、

「セントラーラストーデンの町が見えてきましたよ」

ズキのそう言う声でそちらの方に興味を移した。

その町はなだらかな丘の斜面に広がっていたが小ぢんまりして見えた。

時は夕方に差し掛かる頃で夕食の支度をしている家々から炊飯の煙が昇っていた。

 一行は町に入ってすぐの宿に泊まる事に決め馬と飛竜を繋いで中へ入った。

旅中では慣れてきたフレヤの宿泊に関する一悶着があった後、食堂へ向かった。

フレヤを含めた八名が囲める程の大きさのテーブルに着き雑談を始める。

「色々とあったがぁ、結果的に予定より十日は早くベアダに着きそうだの~」

ケンジャ様がメニューをひと目見ながら言いメニューをゆじゅへ渡した。

「その分気疲れが多かったわよね」起こったことを振り返るチマ。

宿のウェイターが注文を聞きに来た。

「まだズキの元友人の件は終わっとらんのじゃがな、

チマちゃんはおまんじゅうを食べるのかえ?」

「勿論、ゆじゅも食べるでしょ?」

「う~ん、ここに書いてある当店季節おすすめ、

鶏肉オイスター漬け込み肉が気になるのじゃ、

このメニューは夕食だけでしか食べられないみたいでのお、

おまんじゅうは明日の朝にしてみようかと考えておる」

「ありゃ残念ね、しょうがないわ好きなもの食べるのが一番よ」

「おれもまんじゅうにするか」ズキも味を思い出す様な表情で言う。

「フレヤもおまんじゅう食べる! 二個ね!」

「わたしはぁ、野菜ハムサンドで~」少食のケンジャ様は量の少ない品を選ぶ。

「私も野菜ハムサンドにしますう」ミルカもケンジャ様に同調する。

「俺達はまんじゅうは食べ飽きているしゆじゅさんと同じでいいか?」

リボルがラウルに聞くとラウルも同意する。

「まんじゅう四、ハムサンド二、オイスター肉三!」ウェイターが厨房に伝える。

「フレヤったらよく食べるわね」チマはフレヤのいつもの食欲に呆れた。

毎回二人分は食べているのでドラゴンの成長期なのかなとも思う。

でもさすがにこれ以上大きくなられたら宿屋には入れてもらえないだろう。

「この宿は人が多くて賑やかだな、なんか酒を飲みたくなるぜ」

「ラウル、仕事中に言う事じゃあないだろ」

「分かってるって、そう言えば近衛のあんたらは酒は飲まないのか?」

「士官学校時代に飲んだのが最後だな、それ以後はやる事ができてな」

「ズキはコミへの復讐で頭がいっぱいだもんね」とチマがおちょくる。

「またその話に持っていく…、まあ今でもお酒飲んでるのはケンジャ様位だよ」

「ケンジャ様は自作の秘蔵酒を隠れて飲んでいるのお」

「な、何故姫が知っているのだ~?」ケンジャ様が慌てる。

少なくともゆじゅの前で飲んだことはなかった。

「侍女が言っていたぞよ、珊瑚宮に来ない日はいつもリンゴ酒を飲んでいると」

「む、むぅ、おしゃべり雀どもめがぁ…、だがこの旅では飲んでいないぞ~」

「飲まれてたまるものですか…、ズキは前衛タイプで仕切るのは苦手だから、

ケンジャ様がダウンしたらあたしがパーティを仕切る羽目になるんだから」

「チマちゃんは相変わらず口が悪いのお」ゆじゅが横目で見ながら言った。

「う、最近は気をつけているんだけれどね、ガキ大将時代の癖が抜けなくて…」

「その勢いで妾も散々いびられたのお、父上にチクろうかのお」

「そ、それは教育よ教育、って、あはは…、無理があるわよね…、

すいません、ゆじゅをいじるのが楽しくてやっていました…」

チマはバツの悪そうな表情をして謝った。

「分かっておったのじゃ、いつも楽しそうな表情でイビるからの」

ゆじゅがそう言ったときに料理が届けられた。

「随分と早く出てきたな」ズキが料理を見て言う。

「基本的には作り置きなんだよ、セルキ国は保温用の容器が発達してるのさ、

保温を続けても乾燥もしないしベチャベチャにもならないから便利らしい」

ラウルがズキにそう説明をした。

「しかし、確かにそのおまんじゅうは大きいのお」

隣に座るチマのまんじゅうを見てゆじゅが言う。

「食べごたえがありそうよね」食べるのが待ち遠しい表情でチマが言う。

「妾のオイスター漬けも良い香りがするのじゃ~、

漬けてあるだけではなくてソースがたっぷりとかかっているのじゃ、

付属のパンも宿屋では珍しく大麦ではなく小麦なのだのお」

「ゆじゅ殿下は濃い味がお好きなんですよね、

ならオイスター漬けは大いに気にいると思いますよ、俺も結構好きです」

リボルはそう言うとパンの上に肉を乗せて早速一口頬張った。

それを見ていたゆじゅがゴクリと喉を鳴らし、

早速自分もパンの上に肉を乗せて食べてみる。

「ふにゃあ、ソースが絡んで美味しいのじゃあ、

ホロイ料理長じゃあ絶対に作ってくれない味なのじゃ」

満面の微笑みで感想を語るゆじゅ。

「あら、そっちも美味しそうね、一切れくれるかしら?」

チマがゆじゅに頼む。

「しょうがないのお、はいチマちゃんあ~ん」

そう言って肉を乗せたフォークをチマの口元に持っていく。

「はむっ」とチマが一口で差し出された肉を食べる。

「あら、これも美味しいわね、確かに料理長が作らない味だわ」

「それにしてもチマちゃんはつまみ食いまでして全部食べ切れるのかえ?」

「余裕余裕、あたしは毎晩修練を欠かさないから食べておかないと足りないわよ」

「そう言やチマさんは毎晩鍛錬してるね、

見ただけで俺より遥かに強いって分かるな、俺にも稽古付けてくれよ」

「ん~、でももう目的地のトゥゴマ公国に着いちゃうわよ、

また機会があったらにしましょう」

ラウルが話に加わってチマの気を引こうと思ったが軽くあしらわれる。

それをみたリボルが顔を背けてクスクスと笑っている。

「強いで思い出したよ! フレヤはこの前ズキの本気を見たんだよ!

なんとなんとズキがイフリートを召喚したんだ!

辺り一面が火の海になって物凄いとしか言いようがなかったんだ!

あまりの凄さにイフリートが暴走したのかと思って、

フレヤキックでズキを気絶させてイフリートを止めたんだよ!」

いつも以上に興奮した様子でフレヤが魔物の死体の件をみんなに説明した。

「イフリートだって!? 大精霊じゃないか、

そんな大物を召喚したのか? ってかエルフが熱属性を使った!?」

あまりの常識はずれな内容にラウルが驚いている。

「フ、フレヤ~…、お主今とんでもない事言ったぞ~…。

召喚精霊はぁ、召喚主が気絶したらぁ、逆に制御不能になるぞ~…」

ケンジャ様は青い顔をしてフレヤに告げた。

「え!? でもちゃんと帰還したよ!?」キョトンとした表情のフレヤ。

「それはぁ…、運良くイフリートが~、自発的に帰っただけだ~…。

でもズキはイフリートを上手く呼べたんだな~。

焚き火にさえ近づけなかったのにぃ、進歩したなぁ」

「げぇげぇ吐いていたけれどね!」

「こらフレヤ、食事中に嘔吐の話なんてしちゃ駄目よ、

食欲が無くなっちゃうじゃない」と言いつつもチマはまんじゅうを頬張った。

そう言った雰囲気のまま夕食が過ぎていき夜を跨いだ。

 夜が明けて大部屋の中で動き出す人が出てきた音でゆじゅが目を覚ました。

一行の他の人達はまだ全員眠っており少々寂しさを覚えるゆじゅ。

「なあチマちゃんや朝だぞい」と言ってチマを揺すって起こそうとするが、

チマはぐっすりと眠っていて反応をしなかった。

その声でミルカやリボル達が目を覚まし、

ミルカが目をこすりながら「おはようございますう」と挨拶をする。

「おはようなのじゃ、今日も良い天気になりそうじゃぞい」

ゆじゅはそう言い窓の外を見る。

この宿屋は安宿にしては珍しく窓にガラスがはめ込まれていて外が見える。

窓からは朝にしては強い日差しが差し込んできている。

「そろそろ温かい季節になってきて過ごしやすいですね~」

「俺は北国生まれだからこの位だとまだ肌寒く感じるな、

飛竜に乗って飛ぶと更に寒くて辛いんだよ」

ラウルがそう言って革の飛行ジャケットを羽織る。

次第に部屋におきている人が増えてきていろんな音がしてきたが、

音に敏感なはずのチマはまだ眠っている。

「こ、これはいたずらのチャンスじゃ」

ゆじゅはそう言うと「起きろ~」と言いチマの頬を思いっきり引っ叩いた。

ビターンと言う大きな音が部屋に響き部屋にいる人らが一斉にゆじゅを見た。

強く叩きすぎてゆじゅの掌まで痺れが来た。

「おいおい、今のはやり過ぎじゃないか?」とラウルがドン引きしているが、

ゆじゅにはその声は届かず何かに気を取られている。

「むむ、起きんぞい? いつものチマちゃんなら飛び起きて叩き返すんじゃが…」

「え、今のでも起きないのか? 具合でも悪いんじゃないのか?」

ラウルが驚いてチマの顔を覗き込むと頬を赤くしたまま寝息を立てている。

「いやおかしいだろ、ちょっと異常だぞ?」リボルも違和感を覚える。

「他の皆さんを起こして知恵をお借りしましょう?」

ミルカがそう言ってケンジャ様を揺り起こす。

「むぅ、もう朝か~」寝ぼけ眼のケンジャ様がゆっくり体を持ち上げた。

「ケンジャ様、チマちゃんが目を覚まさないのじゃ、見ておくれ」

まだ頭が回らないケンジャ様はそう言われてチマを見た。

「チマの左頬が真っ赤だぞ~、何があったんだ~?」

「ゆじゅ殿下がビンタで起こそうとしたんですよ」リボルが問いに答える。

そう言われケンジャ様の表情が急に険しくなった。

「ここまでやられて起きないのか~?」

そこで部屋が少々ざわついている事にケンジャ様が気づく。

部屋内の声を聞いてみるとやはり起きない人がいるらしい。

「おいズキや、チマの様子が変じゃぞい」

ゆじゅがそう言ってズキを起こそうとしたが、

ズキも起きる気配がない事が分かる。

「あれれ~、ズキさんも起きないんですかあ?」ミルカが様子をうかがう。

「これだけ騒がしくなったのにぃ、起きぬとはもしかしてフレヤもか~?」

ケンジャ様がそう言ってフレヤを揺するが、

やはり何をしてもフレヤも目を覚ます事がなかった。

「ケンジャ様どうするのかえ?」ゆじゅが心配そうに聞いた。

ケンジャ様は暫く押し黙って思案をしているようだった。

ケンジャ様はかなり長いこと考えていたが「あっ」と口を開いた。

「部屋の皆~、目が覚めない者達が夕食に何を食べたか分かるか~?」

大きな声で部屋の人達に聞いてみた。

一瞬部屋に沈黙が訪れた後、「まんじゅうだな」と答えた人がいた。

続いて他の人達も「こっちもまんじゅうだ」と各所から返事が返ってきた。

「チマ、ズキ、フレヤも食べたのはまんじゅうだ~、

これは~、集団食中毒なのではないか~?」と提起した。

「なんてこった、宿の亭主に問いたださんと!」部屋で怒号が飛び交う。

「文句を言う前に対策を考えた方が良いのではないかえ?」

ゆじゅがそう言うと途端に部屋が静まり、その時にラウルが発言をした。

「肉に香り付けで使う香草のドフトアヴヴォーレンが原因じゃないか?

あれって眠り草と見た目が似ているだろ、眠り草が入り込んだのかも」

「あ~、確かに眠り草に似てますね~、その線かもしれませんよ~」

ミルカもラウルに賛同する。

「ラウル殿が初めて役に立ったのお」

「チマさんの危機となれば頭をフル回転させるぜ」ラウルがドヤ顔をした。

「お主やはりチマちゃんに懸想(けそう)しておったのかえ、

前から視線が気になっておったぞよ」

「冗談を言っている場合ではないぞぉ、

わたしはぁ、その香草は知らぬが眠り草は危険だ~、

なんとかせねば二度と目を覚まさないぞ~」ケンジャ様が真顔で言う。

その言葉に部屋の中がどよめく。

「なんとかって何か手はあるのか?」部屋の中の一人が尋ねてくる。

「むぅ、わたしも症例は見たことがないので~、対策は調べたことがない~」

困った顔のケンジャ様にミルカが助け舟を出す。

「七色草の煎じ汁が効くと本で読んだことがありますよ~」

「七色草かぁ、確か高山植物だのぉ」

「はい~、ここからだとアルドネラ山脈が一番近い生息地ですね~」

「んじゃ、俺が一飛びして取ってくるわ」

ラウルがそう言うがミルカが待ったをかけた。

「七色草がどんな姿なのか知ってるのですか~?」

「ん、七色草なんて言うんだから目立つんだろ?」ラウルが大雑把に答える。

「違うんですよお、七色って幾つもの効能があるっていう意味ですう。

見た目はその辺の雑草と変わらないので知らない人が見つけるのは無理ですう」

「じゃあミルカさんは見分けがつくのかい?」

「前に使ったことがあるので分かりますよ~」

「そんじゃミルカさん連れて一飛び行ってくるか」

ラウルが言うと部屋の中の一人が警告をした。

「ちょっと待った、七色草が生息してるのはアルドネラ山脈のバンダルの森だ。

その森は昔から人食い森で危険だと言い伝えられてると俺の爺さんから聞いた。

悪いこた言わない、行くのは止めておいた方がいいぞ」

そう言った者のパーティには被害が無いようで、

軽く言ってくれるとケンジャ様は思う。

「ふえぇ、でも私が行くしかないんですよね~、守ってくれますかあ?」

ミルカが一行を見回すが誰もが自信がないようだ。

ミルカが気配を察して逃げようとしたがケンジャ様が服をつかんで離さない。

「お主しかいないのだぁ、わたしも共に行くから諦めろぉ」

「妾はどうするのじゃ?」ゆじゅがケンジャ様に聞く。

「ゆじゅはチマ達の介護をしていてくれ~、今回は危険かもぉ。

それにぃ、飛龍に乗せてもらうので二人しか行けない~」

「一人ぼっちかえ…、まあ自衛するので行ってらっしゃいませませ」

「時間が惜しいのでぇ、早速行ってくるぞ~、リボル達も行くぞ~」

そう言ってケンジャ様は嫌がるミルカを引っ張って部屋から出ていった。

階下へ降りると口喧嘩の真っ最中だった。

攻め寄る客に対して宿屋の店主は頑なにミスを認めていないようだった。

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