最近、疲れすぎてつらい件
最近、と言ってもここ1ヶ月くらいなので最近と言うかはわからないがなぜだか強烈な疲労感に襲われている。それは、新しい環境になれていないせいだろう。
私は今までペットシッターとして個人事業を営んできたものであったが、このコロナ禍もあり、一時的ではあるが東京都内のとある企業に派遣社員という形で養ってもらっている。おそらく、この疲労感はその慣れない環境のせいだ。
それもそうだろう。思ってみれば個人事業主というのは、自分が代表を務める一人法人のようなもので、自分より上の立場にはだれもいない。それが一度企業という枠組みの中に入ってしまえば、その立場はまったく逆になる。だれしも、自分の下には誰もいないという立場からスタートだ。能力に応ずる外国企業よりも年功序列的傾向がある日本企業では特にそうだろう。
そもそも、大学を卒業して新卒で一般の企業に入社するわけでなく、個人事業主として起業して食べていくという洗濯を私がしたのはそういった上の人に従うといったことがあまり好きではなかったからだった。
上の人に従って万一損失になったときは上の人がその損失を被ってくれるというメリットはあるのだが、やはりそれは好ましくない。私は上の人に従ってまでその人に損失を押し付けたくない。それどころか上の人が支持に従った下の立場の人に責任を押し付けてくる可能性もある。それならば、自分で考えて自分で業務を行って、責任も自分が負うという生き方のほうが自分の性分にあっていると思った。
現に、今現在私が派遣先企業に務めているのも、自分が負った責任、すなわち事業の失敗の挽回という目的を果たすためであり、もう一度事業を始められそうな算段となった暁にはまた始めたいと思っている。
それにしてもここ一ヶ月の疲労感は本当にすごいもので、一般的に大学新卒で企業づとめになった人は日々こんな疲労感に苛まれながら働いているのだと思うとひどく感心するものである。無論、人の感覚はそれぞれなので全然疲労感なんか感じずへっちゃらな人もいるのだろうが、少なくとも私はそのタイプではないみたいだ。
今は営業職なわけだが、会社の人から「営業を楽しめるようになること」みたいなことをよく言われるものである。しかし、そんなの無理だ。今派遣されているこの企業にはインセンティブがない。つまるところ商談がうまく行こうが行かまいがもらえる金額に変化はない。これではやる気をなくしてしまうのも仕方ないものではないかと思う。
結局、個人とその勤め先というのは金を提供するかわりに役務を提供するという関係でしかないわけで、営業職の役務とはその勤め先の製品をいかに販売するかということである。その役務を積み重ねたとしても金が積み重ならないならばそれは役務を積み重ねる意味はないということになる。
もしかしたら、私は気負いすぎていたのかもしれない。
もっと肩の力を抜いて、生きていくようにしたいものだ。
3日目です。疲れながらもなんとかアタマからひねり出して書いたのでぜひ読んでくれたら嬉しいと、そう思います。