第1章 桜散る季節①
私の名前は吉良彩名。今日から高校1年生だ。
と言っても、中学生の時と変わらずいつも通り1人なのだけれど。。。
初日は始業式とクラスで自己紹介をして学校は終わった。
そして高校生活から1週間がたったある日。
私はいつも通り教室の端の席で窓の外を見ていた。
「・・・さ〜ん、吉良彩名さ〜ん。彩名さ〜ん??」
ほんと今日はいい天気ね…。まだ春なのに暑すぎるわ……。
「彩名さ〜ん??おーい、あ・や・なぁ!!」
「ワッ…!!な、何よ、いきなり」
「いきなり〜?ず〜っと呼んでたんだけどな〜。」
と彼女はブツブツと言っていた。
彼女は派手な髪色で見た目はパッと見モテそうな顔をしている可愛らしい子だ。
「それで要件はなにかしら?」
「普通に喋りたいから声掛けたんだけど…」
「それじゃあ私じゃなくても…?」
「彩名さんがいいから話しかけたんだよ?」
えぇ…。なんで私がいいのだろうか、そう思ったんだが……。その前にひとつ疑問がある。
それは。。。
「あなた、誰?」
「ええぇえぇぇぇえ!??」
「ちょっ…うるさ……っ」
教室にいる生徒の視線が一気にこちらへ向いた
が、またすぐ教室は賑やかになった。
「今更!?今更なの!?学校始まって1週間経つんだよ!?しかも授業でみんな自己紹介してたよね!?」
「ごめんなさい、私、他人には興味無いの。その時間はぼーっとしてたわね。」
「まーそうでしょうね!!自己紹介も、
吉良彩名 よろしく。だけだったし!!」
「もしかして今の私のマネ?
まぁそうね。他人と仲良しごっこなんてする気はないもの。」
そうよ。仲良くなったってどうせみんな離れていく。
そんな悲しいこと私はもう経験したくないもの
あの時みたいに。だから私は………。
「ふ〜ん、まぁいいや。
と・り・あ・え・ずぅ!私の名前は真神依織。隣の席だよ、これから1年間よろしくね!」
いや3年なのか?とか意味のわからないことをブツブツ言っている…。
って
「それじゃあ私とあなたが1年間仲良しごっこするみたいな言い方じゃないっ!!」
「だからそー言ってんじゃん!!」
えっ……。
思いつきでパッと書いた小説です!!
感想とかぜひ良ければください!!!!
更新日は決まってませんが書けたらすぐに更新してく感じです!!