私が最初に見たのは【小説家になろう】だった。
あるエッセイを見て感化されたから書きます。ここ、小説家になろうから始まった“繋がり”のエッセイを。
最初は、子どもの頃から描いてきた物語を形にするために、黙々と独りで活動をしていました。とにかく文字だけを目で見ていました。他の何をもみたくなかったから。
理由は様々です。
①現実世界での私の立ち位置
②恐ろしいほどの虚しさ
③生きる意味の行方。
①は、病です。
寛解になった今だからこそ笑える話が沢山あります。でも、社会的に受け入れられるような症状ではないのです。薬の後遺症もあり、仕事もしていません。
知り合いには「ニートなんだ」とか、「家事手伝いしてる!」とか言ってますが。嘘をつく背徳感に苛まれていました。
②も、①とよく似た感じです。一言で表すならば、「私は何者なんだ」という、自己への問いかけを続けていました。
③は、今でも迷います。
けれど、次のような例でだいぶ定まってきました。
その例とは、小説家になろうに長編小説を投稿し始めたとき、初めて感想を頂いたのです。名前はここに書いて良いのか解らないから、伏せます。
私の心の殻に眩いヒビが入った瞬間です。レビューも有り難く頂戴して、そのお礼の仕方もわからないまま、自分の活動報告に嬉々としてその事を書き込みました。
そうしたら、また赤い文字がユーザページに点っていたのです。なんと、そこにもコメントが!
(書けば、リアルタイムで誰かが見るものなのか)
親と先生など、限られた人としか交流のなくなった私にとって、小説家になろうは、とても大切な存在となっていきます。新たな会話みたいな存在へと。
そして、今も開催している【なろうコン】。
初めて参加したときは、(小説家になっちゃったりして)等と、面白半分でタグを貼り付けていました。
するとなんと、人生で初めて完結させた小説に、公式さんから感想を貰ったのです!
ここで勘違いをする私。
(ふふふ、今日から私は作家だぁ!)
右も左もわからないままTwitterを始めて、なぜか部屋にある猫の画像を片っ端から撮ってはあげていくという奇行。
次は、好きなアーティストについて呟いたら、Botが反応して、リツイートしてくれたのです。そこから趣味のお友達が増え、創作のお友達も増え、大変賑やかになりました。
これ言うと、何かの勧誘のようですが、小説家になろうに登録して良かったです。初めて素敵な言葉の贈り物をくれた○○さんにも、末永く作家人生が送られていることを願います。
えーと、纏まりがなくなってしまいましたね。
①に関しては、病の症状や、薬の副作用とも、うまく付き合えているから、あとは就職するという目標ができました。これができれば私の悩みの7割はなくなります。
②は、もう感じていません。素敵な言葉を贈ったら、ラッピングされて返ってくるのを知ったからです。現実の世界でも応用できる、前向きな心を持てました。
③については、“生きる”という行為だけでは満たされず、(誰かから必要とされたい)という承認欲求が強くなりました。その力が、創作にも繋がっているのだと考えています。
「すべては繋がっている。蜘蛛の糸のように」
そう言っていた頑固な先生の事を思い出しました。Web小説サイトは沢山あるけれど、雛が最初に見たモノを親と思うように、私=【白夜いくと】にとっての親は、小説家になろう一択なのです。
迷走した時期もありました。
暴走したときもありました。
それでもいつも、誰かの言葉で持ち直したのです。確固たる自分など無い。私の心はただ、ワカメのようにゆらゆら揺れている、そんな存在なのだと気付きました。
あら?
また脱線しましたね。
言いたいことは、全て収まりきりませんから、少しだけエッセイとして残しておきます。見てくれてありがとうございました!
沢山の人に見てもらって嬉しいです。
多くの人が楽しめる作品を、これからも作り続けていきますので、よろしくお願いします!