第3話
「そういうわけで、みなのやりたいことや願いがあれば聞いておきたい。」
玉座の間に戻ってすぐにルシフはみんなを呼び集め、大賢者の話を聞かせてから問うた。
「魔王様と共にいられること以上に大切なことはございません。」
そう言ったのはラミリリスだ。
「すでに一生の忠誠を魔王様に捧げております。」
ガレアスが跪き答える。
「私はまた魔王様が世界の覇者となり、この世界を統べるのを見てみたいです。」
カルディナが微笑みながら言う。
「私の願いは、魔王様のお役に立つことですわ。」
グリシーヌが艶やかに笑う。
「そうか…。みな、感謝する。」
これからも共に、という仲間たちにルシフは礼を言う。
みんなの忠誠と信頼に、全力で応えようとルシフは心に決めた。
「みなと共にあることは俺の願いでもある。これからもよろしく頼む。」
「「「我らの全ては魔王様のために!」」」
全員が跪いて言う。
「ところでカルディナ、世界の覇者と言ったが、すでに俺に世界を滅ぼす野望などない。それに今の人族を滅ぼすことなど容易すぎて退屈であろう。そこで、俺はこの世界の全てを支配しようと思う。」
ルシフはニヤリと笑う。
「まずはこの世界の情勢を把握する。情報を収集するための部隊を編成し、世界の全てを調べあげよ!」
「「「はっ」」」
その後みんなで部隊の数や役割分担、それぞれの部隊の構成などを話し合い、空をアルジア、海をカルディア、地上をガレアス、国や街についてグリシーヌ、それぞれの部隊の移動や連絡、整理をラミリリスがすることになった。
それぞれが自らの眷属や配下を使い、さらに諜報向きのモンスターをいくらかルシフが【軍勢召喚】で生み出して部隊に加えた。
「ただちに行動を開始せよ!」




