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弐話

俺は本を閉じて燕尾服の男を見る。


「どうでした?これ、一応、私が書いたんですよ。記憶を書物にするのは私ですから。」


下手だと伝える。


「随分とお厳しいですね」


「ところであなたはここで働く気ありません?と言ってもあなたはここで本を読んで感想をくれるだけで構いません。衣食住は任せて頂いて大丈夫です。」


俺は了承する。


「ありがとうございます。ではまず案内しましょう。ここが作業場です」


と燕尾服の男は扉を開けて案内する。ここは意外と大きいようで部屋も何部屋か余っているようだ。ベッドルーム。シャワールーム。キッチン。


「まぁ、これくらいですかね」


「他に聞きたいこととかありますか?」


俺は首を横に振る。


「では、作業場に一冊の本を置いておきましたので」


といい燕尾服の男はどこかへ消えた。


作業場に戻ると今度も茶色の本が置いてあった。厚さは最初のやつと同じか少し太いぐらいだ。


やはり、題名も書いていない。


俺はまた本を開く。

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