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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

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僕とキス、しませんか?

掲載日:2014/04/29



 嫌な世の中になったものだと、煙草の煙を吐く。

 特段美味しいと感じるわけもなく、ニコチンを欲しているでもなく、ただ単にくわえているだけの煙草を、闇夜に向かって吹く。

 ああ、この鋭すぎる嗅覚をこの煙で刺激して、血の匂いを掻き消したいだけだ。そう気付いた。


「はぁ……ヴァンパイアの面汚しどもめ」


 銃弾を撃ち込んだ吸血鬼達は灰となって消え去ったが、そいつらの被害者である人間の死体はそこにある。

 人間社会の闇で密かに吸血鬼は生きていたが、最近大きな派閥ができてしまった。

吸血鬼の王族が頂点に君臨していたが、ドラキュラ伯爵がその座を奪う意思を持ち、戦争が始まりつつある。

 ドラキュラ伯爵側が手下を増やしているらしく、成り立ての吸血鬼が喉の渇きに堪えきれず、人間達を遅い食い散らかす。

 元々そういう奴らを処刑することを生業にする名家に生まれたあたしは、家を出てもその仕事を引き受けた。

人間の死体が増えるにつれて、あたしの稼ぎも増える。皮肉なものだ。

 現場にオイルを撒き散らして、煙草を投げ捨てて証拠を燃やして去る。

 二本目の煙草をくわえて火をつけてから、家へと帰った。

 高層ビルの最上階。エレベーターも階段も面倒だから、壁をブーツで駆け上がる。

遠くでサイレンの音が響くのを聞きながら廊下を歩いていけば、塞ぐように誰かが座り込んでいた。

 肩まで届く艶やかな黒髪が俯く顔を隠している。

微かに見えた睫毛は長い。

黒い革のジャケットと黒の革ズボン。細い身体だ。女の子だろう。

ジャケットの下にある緑色のシャツには、赤色が滲んでいる。

 伸ばした人差し指で頭を小突けば、顔を上げた。相当のダメージを受けているらしく、虚ろな瞳で見上げてくる。

その瞳は、とても美しい青色だった。

 カクリ、と彼女は俯く。気を失ったらしい。


「……ふぅ」


 煙を吹いてから手を伸ばして、腕を掴む。部屋に入る前に煙草を握り潰しておいて引き摺るように彼女を部屋に運んだ。リビングの壁際のソファに置いた。

 コーヒーテーブルの上に座って、三本目を吸おうとして止める。一応目の前には、怪我人がいるから。

 ソファに片膝を置いて、彼女のジャケットやズボンのベルトを探る。綺麗な銀の刀身のナイフを一つ見つけた。対吸血鬼武器だ。

 ナイフでシャツを捲れば、血に濡れた腹部の傷はじわじわと治癒が始まっていた。

この子は、吸血鬼だ。

眠れば自己治癒が始まる生き物。

 多分、同僚だろう。新人で返り討ちにあったようだ。

 武器は取り上げて、あたしは服を脱ぎ捨ててシャワーを浴びた。

浴室から出ても、彼女は死んだようにソファに横たわって動かない。

対吸血鬼武器でやられたのだろう。回復にも時間がかかっている。

 あたしも眠ろうと、隣のベッドに横たわった。

ドアは閉めず、彼女を見る。綺麗な横顔は静かに呼吸しているのがわかった。

見つめながら、瞼を閉じて眠る。




 視線に気付いて目を開けば、綺麗な青い瞳と目が合った。

驚いた表情をしている。

驚く余裕が戻るほど回復したらしい。

 起き上がってリビングに戻る。欠伸をしてから「回復は済んだ?」と本人に訊いてみた。

彼女はコクコクと頷く。

 キッチンの冷蔵庫から開いて瓶を取り出して、ワイングラスを持って戻る。

 人工血液だ。それを注いで、ワイングラスを一つ彼女に渡す。

起き上がった彼女は視線を泳がしつつも、受け取り頭を下げる。両手で飲む。

 あたしが白いワイシャツ一枚なのが気になるらしい。

首を傾げれば、顔を伏せた彼女が口を開いた。


「……あの、僕は男です」

「……あら。これは失礼」


 口から出たのは、確かに男の声だ。

少女だと外見で判断したが、少年だった。

 間違えられるのは慣れっこらしい。あたしは一先ず、健全な少年のためにズボンを履いておく。


「あたしは仁奈(にな)よ」

「……ありがとうございます、仁奈さん。見ず知らずの僕を……助けてくださり……」


 彼は、静かに頭を下げる。

 名乗り返されなかった。

名乗りたくないようだ。まぁいいけど。


「いいのよ。目に入っただけだから。もう一杯飲んでおきなさい」


 興味ないから、もう一杯彼に注いだ。


「初仕事?」

「え?」

「その傷。派手にやられてるじゃない。躊躇ってやり返された?」

「……はい」


 俯かせた彼の顔は、黒髪で隠された。

あたしは煙草を一本取り出して、火をつけずにただくわえる。


「次の仕事、連れていってあげましょうか?」

「……え?」

「新人は普通慣れるまで同行してもらうものだけど、他にいないならあたしの仕事を同行してもいいわよ」

「……いいのですか? 僕のこと、知らないのに……」

「あたしはいいって言ってるの。貴方はどうなの?」


 余計なお世話なら、断ればいい。気が向いているうちだけよ。

 目を丸めてあたしを見上げる彼は、ワイングラスを握って少し考えた。

 怪我を負って、マンションの廊下に倒れていたんだ。相棒もいなく、行く宛もないと推測できる。

 捨てられた犬みたいな彼は、顔を上げると「ぜひ、お願いします……」と微笑んだ。

 あたしは彼のナイフを差し出して返す。


「いいナイフね」

「ああ……はい。……素晴らしい武器職人のものなんです。よろしければ、紹介します。……お礼です」


 ナイフを受け取ると、にっこりと少女に見間違える可愛らしい笑みで彼は言う。

 彼は、ランと呼んでほしいと言ったので、そう呼ぶことにした。

細身のランはあたしの服を問題なく着れたので、パーカーを貸した。

あたしの三歳年下の彼は十八歳。細身は身長があって百七十センチ以上あり、あたしがヒールを履いていても、差がない。

 フードを深々と被り、ランは日光が照らすマイアミの街を歩いて案内してくれた。

 バーの地下の武器屋は、王族派。壁に展示された武器は、芸術センスが高く性能も良さそうだ。

純銀の刀身の絵はどれも凛々しい。様々な種類の銃も眺めたくなる美しさだった。


「ありがとう、助かるわ。戦争状態から、王族側の武器屋は皆ドラキュラ伯爵側に売らないように潜めてるから、知っている人に教えてもらえなきゃ」


 選びながら、ランに礼を言う。返事がすぐに来なかったから振り向いた。


「……どういたしまして」


 フードを深く被ったままのランは、あたしを振り返ることなく、硝子のケージにある弾丸を見ていた。

あたしは歩み寄り、ケージの中を覗く。

 発砲すれば中の純銀の弾丸が貫き、吸血鬼の血液から身体までを燃やし尽くす弾丸だ。


「仁奈さんは、行きつけの武器屋はないのですか?」

「弾丸はその辺で補充するし、処刑人の仕事が家業だから昔から愛用の銃の手入れで済ませてるの。家を出てマイアミに来てから、大して武器を買ってなかったわ」

「……家を出たのは、自立のためですか?」


 日本一の処刑人一家から離れた理由を、少し躊躇しながらもランは問う。


「自立もあるわ。家族から離れたいのも理由よ」

「……その事情を、お聞きしてもよろしいですか?」


 フードの下から追及されて、あたしは少し考えた。

別に隠すほどでもないけれど、あたしは提案をすることにする。


「射撃で勝ったら、教えてあげるわ」


 店員に声をかけて、奥の射撃の練習部屋で試し撃ちを頼んだ。

 銃を持ち、多く的のど真ん中を撃ち抜いた方が勝ちというルールで勝負をする。

ちょっと困った顔をしていたランだったけれど、射撃の腕前が良かった。

的のど真ん中を撃ち抜き、外さない。

けれども、一つに集中するなら可能なこと。

 あたしはランの足を蹴り、転ばせた。隙だらけだったランは尻餅をつく。

その間、残りを撃ち抜いた。あたしの勝ちだ。


「隙ありすぎ。正確に撃てても、隙があっちゃやられるだけよ」


 見下ろして笑ってやると、可愛い顔でポカンとしていたランは、吹き出して笑った。


「その通りですね」


 あたしも小さく吹いて、手を差し出す。ランは手を取り立ち上がった。

 試し撃ちした銃と弾丸を購入して、家に帰る。

ランは帰りたがらなかったから、あたしの家に居座らせた。

 そのお礼と言わんばかりにランは部屋の掃除や食事の支度をかって出たので任せておいた。

キッチンに立つと、あたしの服も手伝って本当に女の子みたい。


「ラン」

「はい?」


 ランの後ろに立って呼べば、おたまを持ったまま笑顔で振り返ってきた。

 そのランの頭を掴むように髪を集めて、後ろを見ずに長い髪をゴムで結ぶ。

 その間、ランは目を見開いて固まる。頬をじわりと赤らめ、俯く。

 そんなランが可愛くて、口元を緩ませながら頭を撫でて、銃の手入れに戻る。


「……仁奈さん、弟か妹がいらっしゃるのですか?」

「いえ、兄ならいるわ」

「……そうですか。僕には妹がいます」


 ソファに深く腰を沈めれば、キッチンに立つランは赤い顔を俯かせた。髪を結んだから、綺麗な顔がよく見える。可愛い。

 クスクスと小さく笑いながら、銃を組み立てた。

 ランが作ってくれたのは、ビーフシチュー。人工血液と赤ワインで飲みながら食べた。上手い。

訊けば趣味で覚えたのだとか。



 翌朝は朝御飯の匂いで目が覚める。


「おはようございます、仁奈さん」


 寝室の外からランが笑顔で挨拶をしてくる、そんな朝が、暫くは続くらしい。

 その夜に仕事の依頼が来た。

約束通り、ランを連れて向かう。

 マイアミ郊外の橋の下。

一匹の吸血鬼が、ホームレスを貪っていたから弾丸を頭に撃ち込んで始末した。

 多くの場合は、被害者は既に死亡している。今回もそうだ。

火の不始末による火事に見せ掛ける準備をして、煙草に火をつけてから遺体を燃やす。

 ただ見学だけで終わったらランを振り返れば、燃える遺体を見つめていた。


「王族と伯爵の対立が始まってから、成り立て吸血鬼の被害が増えたわ。人工血液では満足できない輩が増え続けると人間に知られるのも時間の問題よね。早く伯爵を処刑するべきよ」

「…………ですね」


 ふぅ、と煙を吹きながら見ていたが、ランの曇った顔はいつまでも晴れない。

 家に帰れば漸くランが微笑み「今日は同行させていただき、ありがとうございました」と礼を言った。

 あたしの家ではランは明るい笑顔でいたが、仕事で被害者を見る度、顔を曇らせた。あたしと協力して吸血鬼を処刑した時も、燃え尽きて消える灰を見つめていた。

心が優しく、胸を痛めているのだろう。心優しい子だ。

 経験は少ないけれど、武器の扱いや戦いのセンスはある。経験を詰めば、ランも一人で仕事をこなせるはずだ。

ちょっと負けられないと、闘争心が擽られる。

 それを言うと、ランは吹き出して「仁奈さんに勝てる気がしません」と笑った。謙遜しちゃって。



 あたしの家に転がり込んで一ヶ月。漸く風呂上がりにYシャツ一枚で出てきてもランは動揺しなくなった。


「髪。僕が乾かしますよ」


 ランが言うので、タオルを渡して任せる。

一ヶ月一緒に生活して、ランが一度言い出したら譲らない強情な面があるとわかった。

 ランに背を向けて並んでソファに座れば、ドライヤーを片手に髪を乾かし始める。


「仁奈さんの黒髪、綺麗ですね」

「ん?」


 ドライヤーの音で、真後ろの声が聴こえなかった。

ドライヤーは一度止められる。


「仁奈さんの髪、とても綺麗です」

「あら。貴方の方が綺麗だと思うわ」

「ふふ……仁奈さんの髪、好きです。いつも見惚れます」


 ランの黒い髪の方が艶やかだと思うけれど、ランは小さく笑いないながらあたしの髪を撫でてまたドライヤーをつけた。

 その間やることがないから、あたしは煙草を一本取り出してくわえる。

大体ドライヤーで乾かすと、ランは手を止めた。


「仁奈さん、何故いつも家では火をつけずに煙草をくわえるだけなのですか?」

「ん? ああ、部屋に煙の匂いを残したくないから」

「匂いが嫌なのに、吸うのですか?」


 煙草について問われて、くわえたまま答える。ランは丁寧にあたしの髪にブラシをかけた。


「現場の臭いを掻き消すために吸ってるだけ。癖になっちゃって、口寂しいからくわえるようになったの」

「……そうだったのですか。確かに仕事後しか吸っていませんでしたね」


 人間じゃないから煙草ごときで依存しないけど、癖はなかなか抜けない。別に悪癖でもないから、気にしていなかった。


「なにか気になる?」

「……いえ、ちょっと、なんでだろうと思っただけですよ」


 あまり気になるなら直そうかと思ったが、ランは首を振ったので気にしないことにしておく。

 また少しブラシをかけると、背中まで伸びる髪を手にしてランは匂いを嗅いだ。


「……同じ、シャンプーの匂いですね」


 同じものを使っているのだから当然。ちょっとくすぐったい。

 どうやら終わったようだから、あたしは髪を払い、ソファを降りてズボンを履こうとした。

けれど、ランがじっとあたしを見ているから止まる。


「なに?」

「……いえ……ただ……その……」


 歯切れ悪く、ランは俯く。けれど顔を上げると手を伸ばして、あたしがくわえた煙草を取る。

指に煙草を挟んだ手を、Yシャツから出たあたしの太ももに置いて身を乗り出してきた。

 美少女と見違える美しい顔を近付けて、ふわりと微笑んだ。


「口寂しいなら――――…僕とキス、しませんか?」


 青い瞳で見つめながら告げたことは、謙虚な彼らしい誘い文句だった。

言い出したら、きっと譲らない。

 予想通り、答えも聞かずにランは唇を重ねた。柔らかい唇。優しい口付けだ。

重ねて、また重ねる。

静かに、ゆっくりと、深く、口付けをしていく。

 彼の舌が牙をなぞってきたから、震えた声を漏らしてしまう。瞼を閉じていた彼は青い瞳を開くと、舌を絡めながら押し倒してきた。



 翌朝は、彼の朝御飯で起きることはなかった。

同じベッドであたしに腕枕をして、心地良さそうに眠っている。美少女な顔をしていても、やっぱり男だった。

 長い睫毛をなぞってから唇を重ねれば、目を覚ましたランは口付けを返す。


「隙ありすぎ」


 そう言えば、ランは小さく吹き出してあたしをギュッと抱き締めた。


「煙草、やめてくれますか? 仁奈さんの匂いが台無しになると、いつも思っていました」

「あたしが拾ったのは、ワンちゃんだったの? 知らなかった」

「はぐらかさないでくださいよ」


 くすくすと笑いながら、ランはあたしの首に唇を這わせる。


「仕事であたしより先に片付けられたら、考えてあげる」

「約束ですよ?」


 顔を上げるとランは笑顔を輝かせてあたしにキスをした。

 煙草が嫌いならそう言えばいいのに。

 乗り気のようで、ランはベッドから降りると「朝御飯を作りますね!」と上機嫌でキッチンに向かった。

シャツを着ていない彼は、上半身が裸。

 華奢な背中を見送り、あたしも起き上がり、Yシャツ一枚の姿のまま支度を始めることにする。

そうしたら、ケイタイが鳴った。

 あたしはコーヒーテーブルに座り、電話に出る。ついでに煙草をくわえようと手を伸ばしたけれど、止めた。

 見ていたランは満足そうに微笑みを溢すと、器用に四つのお皿を腕に乗せて運んだ。

あたしはソファに移動した。


「なに? 朝から仕事の話は勘弁して」

〔王族派の吸血鬼には全員連絡しろって言われてンだよ、緊急事態だ緊急事態!〕

「なによ、ドラキュラ伯爵がついに行動を起こしたわけ?」


 仕事の依頼をするクライアントからだ。うんざりして髪を掻き上げる。

やっぱり口になにもないと、寂しいものだ。ちょっと苛ついて足を組んだ。

 吸血鬼の聴覚でランは電話の内容を聞いているのがわかった。コーヒーテーブルの向こうで動きを止めている。


〔違う違う、もっと悪い! 王子様が行方不明なんだよ!〕

「王子様が? 殺られたの?」

〔そんなこと口にもするな! 生存前提で探し出せと命令だ! 何よりも優先しなくちゃいけねぇ! いいな!?〕


 王様のご子息様が行方不明。それはまた非常事態だ。

ドラキュラ伯爵が王族相手に牙を向けている最中に王子様が行方不明なんて、生存の確率は低い。生きていても捕虜になっている可能性が高い。


「わかったわよ、王子様捜しが優先ね。……で、王子様の特徴はなに?」

〔はぁ!!? アンタ、名家の出なのに王子様を見たことないのかよ!?〕

「何度かパーティーに出たことあるけど、王子様とはすれ違いで、見たことないのよ。名前もわからないわ」


 電話越しで怒鳴ってきたので、一度耳から話してソファに押し付ける。

 あたしは王族に興味がない。王様の誕生パーティーに参加したことはあるが、王様の顔を間近で見たこともないし、王子様の姿も一度も見たことがなかった。

 関心のなさの説教が終わったので、もう一度耳に当てる。


〔名前はシオラン・ロードライトだ!! 目はブルー、髪は長髪で黒! 一ヶ月前からお付きが血眼に捜してるが見付からなく、全員に捜索を頼み始めたんだよ! 見た目の年齢は十八歳の絶世の美少年だ!〕


 シオラン・ロードライト。

王子様の容姿と、目の前で目を見開いて固まってしまっているランと一致した。

 ランは、悪戯がバレた子どもみたいに舌を出すと苦笑を溢す。

声に出なかった質問の答えだ。

 身を乗り出すとランはあたしからケイタイを奪い、唇を重ねた。


「すみません、仁奈さんは今、ワンちゃんの世話で忙しいので、電話を切りますね」


 あたしの代わりにプツリと電話を切ると、ベッドに向かってケイタイを投げてから、またあたしの口を塞いだ。


「秘密にしていたお詫びをしますね。ーーーー貴女から、離れません」


 にこりと愛らしく微笑むと、ランは囁いた。




end

やり手の美女と

年下のワンコ王子様でした!!



お詫び後、ワンちゃん王子様は美女に首根を掴まれて、お城へと連行されました!



本当は戦争の原因があまりにも美しいランくんに、ドラキュラ伯爵が求婚。大反対の王様と一触即発の戦争状態に発展。罪悪感に苛まれたランくんは、人間を助ける仕事をこっそり始めましたが、経験がなく怪我を負いました。


という、しょうもない設定がありますが、今回は生かしませんでした(笑)



吸血鬼ネタ第一段!

来月もまた吸血鬼ネタを投稿する予定です!

逆ハーです!


20140429

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