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悪役令嬢、今日も辺境でキャンプ防衛 ― 焚き火の火は消さないけれど、戦意はよく消える ―  作者: 南蛇井


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エピローグ:焚き火があれば、だいたい大丈夫。

――後年、王国の公文書にこう記されている。


『辺境の不穏な焚き火集団、実害なし。

むしろ香ばしい。』


分析も反省も尽くされたが、結論はそれで終わった。

なぜなら、誰も飢えず、誰も争わなかったからだ。


* * *


今日もまた、森の片隅で焚き火が燃える。

パチパチと音を立て、夕暮れの風に小さく笑うように。


木の枝に刺したウインナーをくるくる回しながら、

エリザベートはいつもの調子でつぶやいた。


「戦略? そんな難しいこと考えてないよ。」


「焚き火があれば、だいたい大丈夫。」


炎がふっと揺れ、まるで肯定するように光を放つ。

その輝きは、王国の地図には載らない“平和の証”だった。


――そして今日も、森は静かに、香ばしく繁栄している。

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