表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

3/20

プロローグ

各位

 お疲れ様です。

 拙作ですが、以下、文章を記載しました。

 確認よろしくお願いします。

 早朝


 いつもの時間に家を出て、電車に乗り、会社に向かう。


 僕は始業の1時間前には会社に着くようにしている。


 朝、一杯の太陽の光に当たり、席についてコーヒーを一杯飲み干すことで体を起こすのだ。

 

 この時間なら、電車にいる人間は少ない。今日は特に少なく、同じ車両にいるのは、朝練に向かうであろう高校生だけだった。


 電車に乗っていると意外と気を遣う。


 とくに女子高生。満員なら両手を上げて、つり革を掴むし、座ってスマホをいじるにも、カメラは下に向けるか、指で隠す。


 気を遣いすぎか?かえって視線が挙動不審になっているかもしれない。あたりを警戒するたびに、そう思い、慌ててスマホに視線を落とす。


 スマホを見ながら、向かいに座る女子高生のパ、パンツが見えそうなことに気づいてしまった。


 落ち着け。見ちゃだめだ。見ちゃだめだ。見ちゃだめだ。見ちゃだめだ。見ちゃだめだ。


 それでも、本能にあらがえず、ちらっと視線を上げてしまった。


 色は柔らかいピンク色で、この春の出だしにふさわしい優しさがあった。とてつもない罪悪感だ。


 朝のパンツ、いやらしさなどなく、とても爽快な響きだ。なぜだろうか。柔らかい桃色の滑らかな光沢の布は、彼女のモモをやさしく締め付けている。そこにできた肉の谷間が、僕の腹の底を熱くする。

 

 あのシミのない清潔な朝のパンツを盗んで見てしまった。自分はとてつもない卑怯な人間だと、自省しながらも股間が熱くなるのを停められなかった。


 見てしまったパンツの履き主の顔すら知らないと思い、また盗み見た。とても可憐な少女だった。

 

 艶のあるロングヘアを重力に素直従わせている。メイクもナチュラルで、いやらしくない。

 大人の色気と、あどけなさを同居させていた。

 

 小さな花が似合う少女だと思った。彼女の周りだけが輝いて見えた。それと共に自分のしてしまった行為にひどく曇ってしまった。


「さくらさ、この前告られたのどしたん?」

 彼女、さくらちゃん、さんの友人が彼女に話を振る。僕は拳をつくってしまった。


 隣に人いたんだということに今更気づく。

 

 友人は、ギャルっぽいしゃべり方だが、茶髪のポニーテールで見た目は割と普通の元気な女子高生、テニスラケットを背負っている。ちょっと目つきがキツい?


「うれしかったけど、今恋愛とか考えられなくて。ごめんだけど断っちゃった。」


「ええ?!もったいな!めちゃイケメンだったじゃん。サッカー部のエース 財前君でしょ?」


「え?そうなんだ、すごいね。」


「わたしだったら、即YESだね。これ絶対。」


 自分には関係のない事なのに。こわばってしまった体から意識して、力を抜く。今日はコーヒー二杯だな。


 ガタン。

「「キャッ!」」


 電車が突如激しく揺れた。おれは力が抜けていたため、踏ん張ることができずに、床に放り出される。


 顔を上げると、目の前にはさくらさんの花のような下着があった。彼女は「キャ」っと声上げると、スカートを強く押さえつけて、顔を赤くする。

 

 目には涙をたたえた。視線は横にずれ、おれをさげすむ視線すらいただけない。


「おっさん、みてんじゃねえよっ!さくら、だいじょうぶ?」

「う、うん。」

「てめえ!次の駅で降りろよ、まじで。」


 やばい、終わる。なんか言わないと、故意じゃないんだ。

「み、みてないですって!」

 友達さんは僕の股間を見た。

「いや、おまえめっちゃ勃起してんじゃん。」


「へ?」

 確認すると、息子は立派なテントを張っていた。

 

 そうだ、僕はいつも簡単に大きくしてしまうんだった!


 なにか、なにか弁明しないと!

「い、いや!そんな短いスカート履くのがわるいだろ!ビッチが!」

「てんめえ!」


 友達さんがおれの胸ぐらをつかむ。終わった。

 焦りすぎてとんでもないこと言った気がする。


 神様助けて。

 

 心の中で祈った時、またしても電車が揺れ、ぼんやりと床が光った。


「な、なにこれ。」


 さくらさんの友達もこれには大焦り。

 

 光は強さをまし、ついには目に痛いほどの大きな光になっていく。

 

 これにビビってしまったさくらさんの友達は、僕のスーツを掴んだ。


「こ、これあんたがやったの?!」

「ち、ち、ちが、ちが、ちが」


そして、輪郭すら見えなくなったころ、体が浮遊感に襲われる。



 以上、 よろしくお願いします。

嚥下海 咀嚼

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ