7-③,
やっと終わったよ過去編…まとめるの大変でした。次から現在に戻りますよ〜。
これ、1回未完成のまま投稿しちゃってですね…運良く入れたかった伏線とか無かったので、いい感じ(?)に締めました。ちなみに急いで直してる間にうどん作れました。要らない情報ですが……美味しいです。
私なりのね、言葉選びがね、爆裂しておりますー。これ思いつくの大変なんですよ。
「お屋敷の方で何かあったみたいよ。危ないから、家から出な……」
「おやしき?!…あの、町の方にある大きないえ…の?」
「そうよ。…あ!楓待ちなさい!」
「見に行かせて!遠くからだけだから!」
「ダメよ!危ないし、もう外が暗くなる時間なんだから!明日にしなさい!」
「こっちだってダメ!……くんの家だもん!何かあったら大変なの!…ママもついてきていいから!!」
「……はぁ。遠くからだけよ。それと絶対に手を離さないこと!当然、私も……くんが心配だし、何があったかまでは分からないからね。」
そうして家を出て歩いていき、お屋敷が少し見えたところで2人は呆然と立ち止まった。
「…ねぇママ。赤くて、あつい……楓、絵本で見たことあるよ。おやしき……燃えてる!火事だよママ!!」
「大変……何か知ってる人が居ないかしら。…すみません!」
近くにいた、お屋敷方向から歩いてきた人に話しかけた。
「お屋敷の火事について、何か知りませんか?」
「あぁ。さっき見てきたけど、大体の人は避難出来たみたいだな。だが……お屋敷の主は取り残されているらしい。なんでも、家庭の事情かなんかで、小学生の令息を使用人と住まわせてたんだって…」
「!…分かりました。ありがとうございます。」
「ねぇママ。あの人、なんて言ってた?……くん大丈夫?」
「……えぇ。家で騒ぎが収まるまで待っていましょう。そろそろ楓も風邪引いちゃうわ。」
「…うん。」
楓は少しの違和感を抱えつつ、家に戻ることにした。
…そして数日が経った。
「ねぇママ。……くん、まだお花畑に来ないんだ。小学校にも来てないみたいなの。」
「……家が火事になったんですもの。まだ…色々と問題があるんでしょうね。」
「そっかぁ…なら、もうちょっと待たなきゃね。楓、いつ……くんが帰ってきても良いように、明日もお花畑行くね!」
「そうね……早く帰ってきてくれると良いわね。」
「うんっ!」
…そして数週間が経った。
楓の母は真実を話していなかった。屋敷の人と連絡は取れるため、事件についてはニュースより詳しく知っていたが…小学生になったばかりの幼い子には酷すぎるのだ。だが、いつまでも隠し続けられるはずも無く…
「ママただいま!今日はたんしゅく授業でね!まだ……くんはいなかっ」
そこまで言ったところで、リビングで母が電話している事に気づいた。盗み聞きをするつもりは無かったが、耳を澄ますと内容が聞こえてきてしまった。
「…楓にはまだ言ってないんです。そろそろ誤魔化せなくなってきてますけど……はい。なので、葬儀には行けないと思います。私だけでも行かせて頂きたかったのですが、娘を預けられる当てもなく…」
「ねぇ!!そうぎ?!楓、わかるんだからね!……くんの!!?…本当に、そう…なの?」
「……すみません…はい。予定を確認して、再度ご連絡します。それでは失礼いたします………楓。」
「……」
「楓、これまで伝えなくて…ごめんなさい。いつかは知ることになるとしても……まだ貴方に、こんな思いをして欲しくなかった。」
「…わかってる」
これが楓の精一杯だった。
「わかってるもん!!」
楓が自部屋へ駆け込むのを、母は直視する事は出来なかった。
…どうなったかはお気づきでしょう。"記録"をまた流すのはつまらないから…ここからは絵本風に解説するわ。
翌日。母が気づいた頃には、少女は奇病にかかり、毎日1つだけ何かを忘れるようになっていました。そして…
母は、患者にストレスがかかる程、より大事な事を忘れると言うことを聞いてしまいました。それから、母は自分の気持ちを押し殺しながら、少女に1日だけ……初めて不機嫌を演じました。昨日の申し訳なさをぶつける様に。
けれど、少女はそのことを知っていました。少年を忘れる事を…願われていることに、気づいていました。
また翌日。少女は、全ての思い出を忘れることが出来てしまいました。母は泣いて謝っていましたが、もう少女には何も分かりません。ただ、「ハウスに行こう。」と言われたことだけを覚えて…
実は、母は少女に隠し通せたことがありました。それは…当時のニュースを流しましょうか。
「…月に起きた、……町の火災について続報が入りました。警察の調査によりますと、……森の要注意警告が出されている花が原因で、火元から急速に燃え広がったのでは無いかということです。この火災で2名が行方不明になっており、警察は……」
これは1年も前のお話。
今いる10人の中では、少女は8人目の加入者でした。
7-③「喪失を望まれた虚の願い」




