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新たな大乱

第二部投稿開始です!

 エシルス大陸に訪れた大乱が終結してから2年。

 誰もが平和な時を謳歌していた。

 帝王となったアルフレッドは瞬く間に国をまとめ上げ、荒れ果てた国内の復興に努めた。

 被害の大きかったワン公国、アナテル国への支援も怠らなかった。

 アルフレッドや重臣、セイン等の活躍により国内が豊かになっていった。

 そして、アルフレッドはそれと並行して魔法を使える者の捜索を続けていた。

 が、有力な情報は何も得られなかった。

 国内はそんなことは関係無く平和を謳歌していた。

 しかし、その平和は長くは続かなかった。

 建国記念の式典にて国王、アルフレッド・シャム・エルドニアが突如として何者かによって殺されたのだ。

 犯人は未だ不明。

 シャムス帝国の残党だとか、不穏分子による暗殺だとか様々な説が流れたが、確かな物は何一つとして無かった。

 凶器が不明だったのだ。

 何者かが侵入した痕跡も無く、死因も心臓が止まったからということしか分からなかった。

 では何故これが殺人とわかったのか。

 一般的に見れば突然死である。

 他殺の線は消えるのが通常である。

 が、死の間際まだ意識のあったアルフレッドが侵入者がいると、今すぐ逃げろと第一発見者であり妻であるセラに忠告したのだ。

 勿論、犯人探しは始まった。

 だが、すぐにそんな事が出来なくなる事態が起こったのだ。

 国王アルフレッドの異母兄、アーロンが次の国王として名乗りを上げたのだ。

 勿論、アルフレッドの重臣や、彼の友人であるワン公国の国王ジゲン・ワン、アルフレッドの妻であるレイン・アナテルの実家のアナテル国はそれを認めなかった。

 が、それらの行動はアーロンを苛立たせるのみであり、後々、それらの国々はその行動が間違っていたと身を持って知ることとなる。

 アーロンは突如としてワン公国及びアナテル国へと宣戦を布告。

 北方の大陸最大の宗教組織、ミネルヴァ教団を抱えるミネルヴァ法国と同盟を結び、侵攻を開始した。

 が、その動きに反発する勢力が国内にもあった。

 アルフレッドの母、フレンの弟、フレク。

 彼が自領にてアーロンに反発する人材を集め神聖シャムス帝国を再度立ち上げ、ワン公国及びアナテル国と同盟を結び対抗した。

 最強とも言われる教団兵を前線に、侵攻するエルドニア軍。

 対するは先の内乱により、人的資源をとことんまで失ったワン公国とアナテル国。

 まともに戦えるのは神聖シャムス帝国のみであった。

 結果は火を見るより明らかであった。

 誰もがこの戦争は瞬く間に終わると思っていた。

 そして、エシルス新たなる大乱が巻き起こっていたその時、遥か西より所属不明の大船団が確認されたとの報が入った。

 

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