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真実の欠片

「見事……とは言いがたいが、よくやったアルフレッドよ。」

「ありがとうございます。」

 今俺はレノン王に招かれ、王の部屋で国王の一族と対面している。

 先程の2人は捕縛し、牢に入れられたとの事だ。

「まぁ、私の許嫁だから当然ね。」

「こら、レイン。貴女も無茶しすぎよ。怪我したでしょう?」

 ネロ王妃がレインの怪我している腹部をつねる。

 服の上からではわからないが浅くはなかったようだ。

「い、痛いです!お母様!」

「ネロ。レインが痛がってるじゃないか。やめてあげなさい。」

「貴方はレインに優しすぎるのです。これくらいはしなくてはなりません。」

 やり取りをみていると心が和む。

 家族とはやはりこのような関係が一番だと思った。

「では、本題に戻ろうか。」

 姿勢を正し、こちらを向く。

「まずはこの手紙を読んでくれ。」

 レノン王が文を渡してくる。

 俺はそれを開き読む。

『アルフレッドへ。この手紙を読んでいるということは全てはこの私、アラン・エルドニアの想定通りに事が進んだということだろう。今から言うことをやれば必ずお前は王国の再興を成し遂げる事が出来る。王国は今内戦状態にある。そして、この手紙を読んでいる頃には王国は滅んでいるだろう。そして、王国の貴族連合を率いているアーロンには既に子細伝えてある。安心しろ、アーロンは私の指示で貴族連合へと下った。そして、内戦とは言っているがこれは私の仕組んだ芝居である。戦闘は1つも起こっていない。帝国での事件でお前が生きていることがわかった今、全ての準備は整った。恐らく帝国は内戦状態に陥り、このエシルス大陸は戦乱の時代へと突入するだろう。お前はアナテル国でレノン王の助力を得て離反した帝国の勢力と手を結び、帝国へと侵攻しろ。そして機会を見てアーロンが貴族連合を率いて帝国に反旗を翻す。これで帝国包囲網が出来上がる。私が出来たのはここまでだ。そのあとのことはお前でもなんとかなるだろう。あとのことは任せた。アランより。』

 長い。

 俺は昔から長い文章は苦手であった。

しかしさすがはアラン叔父上である。

 一体どこまで先を読んでいるのだろうか。

 そして先程のレノン王の洞察力についてはは恐らく事前に叔父上から聞いていたからだろう。

「あと、もうひとつこの手紙もある。この手紙はアルフレッド以外は読むなと言われている。」

 もうひとつ手紙をもらう。

 俺はそのまま開けて読む。

『さて。先程の文にものせようと思ったが念のため別にしておいた。まず、一つ聞かせてもらう。』

 そこまで読むと次の一文には驚きの文章が書かれていた。

『お前は転生者だな?』

 転生者。

 この言葉があるということはつまり……。

 続きを読む。

『高熱を出して倒れた。そして目覚めてからは様子が違った。正直判断材料はとても少ない。もし、私の勘違いならばスルーしてもらって構わない。そして私も転生者である。信じられないかもしれないが、ただ一つこれだけは覚えておいてほしい。女神を信用するな。あまり詳しく書いては女神の手先に消される可能性があるから詳しくは書けないが、女神を決して信用するな。この世界にはお前の他にも必ず転生者がいる。その者はまだ、目覚めていないかも知れない。または目覚めてはいるが、なにもしていないかだろう。もし、その者が味方であるならば協力して女神を退けよ。私の見立てでは、この大乱は女神が起こした物であると私は感じている。必ず女神はこの大乱が収まったとき西の大陸から大軍を率いて来るだろう。恐らくこの大乱はこの大陸を疲弊させるために仕組まれたものだ。いいか。決して女神を信用するな。そして同じ転生者を探せ。そして女神を退けよ。』

 衝撃の事実が書かれていた。

 あの漂流したときに女神像を落としていて良かった。

 叔父上が転生者?

 正直、信じられないが信じるしかないだろう。

 文をさらに見ていると追伸が書かれていた。

『最後に私が転生した証拠を残しておこうと思う。私がこの世界にいたという事実を。私の名は……。』

 そこに書かれていたのはこの日で最も驚きの事実であった。

『諸葛亮孔明である。』

セリフが多くなってしまいました。

すいません。

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