影響
ご連絡です。
7月31日を持ちまして小説家になろう活動一周年となります。
それを記念した新作品を投稿するため、本日よりこちらの作品は無期限の休載といたします。
一月かからずに投稿再開すると思いますのでよろしくお願いします。
一周年記念の作品は「戦場の女神〜(サブタイトル未定)〜」となっております。
現代の戦争をテーマにした作品となっておりますので興味がありましたら是非読んでみて下さい。
その後、拠点を完全に制圧し、俺達は拠点を整備していた。
俺の家もすぐに修復し、グレグの家も取り戻せたので、一度帰ってきていた。
そして、俺はクルシェを自室に招き、話をしていた。
「魔物になった影響?」
「はい。恐らくですが、魔物が元々持っている残虐な性格がアルフレッド様の元の性格を侵食しているのだと思われます。」
侵食……。
それは一体どういうことだろうか。
「私の様に顔見知りの人間と接していればこれまで通り、元のアルフレッド様の性格が顕著に現れますが、付近が魔物だけになってしまうと、徐々にその性格が魔物本来の物へとかわって言っているのではと予測します。」
「じゃあ、ガザードがいなかったら更に急激に俺の性格は侵食されていたかもしれないのか?」
クルシェは静かに頷く。
「転生者は転生者として目覚める前の本来の体の持ち主の影響が強く出る場合があります。アルフレッド様は前は軽く記憶が残っている程度だったそうですが、私の様に転生者の記憶のみが残る場合もあります。」
「じゃあ、今回の転生は俺の存在が消えるかもしれないってことか?」
クルシェはその問いに暫く間をおいて答える。
「それははっきりとは言えません。私も転生者について詳しい訳ではありませんので。」
「そうか……。」
俺が消える。
全く想像もつかないな。
すると、少し不安げな俺の様子に気がついたのか、クルシェは近づき、俺の頭に手をおいた。
「でも、私のような親しい人間が近くにいれば影響が出てくる事はなさそうですし、これからは極力お側にいる様にしますよ。」
ありがたい。
と言いたいところだが、クルシェが若干ニヤけているのが気になる。
……気の所為にしておこう。
「ちなみにですが、レオの今度の依頼が近くですので、呼んでおきました。そう遠く無い日に来ると思います。」
「おお!レオが!心強いな!」
レオとはクルシェの義理の妹で、ゼイルの保護した転生者の子供の一人である。
なんとあのレオニダス一世の転生者である。
前世の影響を強く受けているようで、かなり脳筋な性格をしているが、とても強く頼りになる。
名前も自分で変えたらしい。
彼女が来て、更にクルシェと連携を取ってくれるのなら怖いものなしだ。
「最近、レオはラケダイモニオイとか言う自分で集めた腕っぷしの立つ冒険者によるちょっとした軍隊みたいな物を作っているそうなので、戦力として当てにしても良いかもしれません。」
「それは心強いな!」
あのレオニダスの鍛え上げた部隊ならば精鋭間違いなしだろう。
それに、ラケダイモニオイとはギリシャ語でスパルタを表す言葉だ。
……良いね!
その部隊の奴等は少し可哀想だが。
「さて、今日はもう夜も遅いですし、寝ましょうか。」
「ああ……ん?一緒に寝るのか?」
クルシェは当たり前の王に俺を抱きかかえ、ベッドへと連れて行く。
……そう言えば、本人は隠しているが、可愛いもの好きだったな。
……まさか。
「クルシェさん?まさか俺、可愛い物認定されてないよね?」
「な!?なな何を言ってるんですか!?そそそんな訳が無いじゃあ無いですか!これはあれですよ!アルフレッド様の事を思ってです!……多分。」
といっているがまともに喋れていないし、目も泳いでいる。
というか、多分って言い切れてないし。
これはそういうことだろう。
「……まあ、いいや。俺今日はもう疲れたし好きにしてくれ。」
「よっし!」
俺を抱きかかえたままガッツポーズをするクルシェ。
もう隠すつもり無いだろコイツ。
でもまあ、俺の事を思ってというのは本当みたいだし、好きにさせてやろう。
……俺としても悪い気はしないしね!
……セラとレインには絶対黙っておこう。
では、評価や感想ブックマーク等お待ちしてます!




