老い
投稿遅れて申し訳ありません!
今日からは仕事が忙しく無さそうなので大丈夫そうです!
「グレグが?」
「はい。なぁ?」
「あぁ。」
俺はあの戦から日を少し置いてアギョウとウンギョウからグレグについて報告を受けていた。
あの戦の頃から少し気になっている事があるとのことだった。
「しかし、老いているようには全然見えないがな。」
「いえ、全盛期の頃ならいくらエルフの強固な陣形といえど一人で崩すことは容易だったでしょう。」
「殿を努めた際もあの兵力差なら簡単に殲滅できていた筈です。」
顎に手を当て少し考える。
現在グレグには休暇を与えている。
というのも、向こうから申請して来たのだ。
珍しいとも思ったが息子が裏切ったのだし、色々と思う所があるのだろうと許可したのだ。
だが、もしかするとそういうことかもしれない。
「分かった。報告ありがとう。下がって良いぞ。」
「は。」
さて、どうしたものか。
老いていると言ってもまだまだ戦えるのはわかった。
が、ゴブリンは老いが早い。
数週間もすれば戦え無くなるだろう。
「やはり直接話すか……。」
あの様子では恐らく俺に隠し通すつもりだろう。
最低でも息子の謀反の件が終わるまでだろう。
あいつが一体どうするつもりかは知らんが、勝手なことをされては困る。
「……。」
あの戦から後、陛下から休暇を頂いた。
体を休めているからこそ分かる。
老いている。
だが、まだ体は動く。
体が動く内に成すべきことを成さなければ。
そして、やり残したことはただ一つ。
我が息子、ゲイルである。
女神軍が再度迫ってくる可能性がある以上あまり時間をかけるわけにも行かない。
「……行くか。」
今なら陛下に気付かれる事無く闇に紛れてゲイルの下へ向かうことが出来る。
ゲイルの望みは恐らく俺だろう。
あいつは昔から俺を越えることを望んでいた。
一騎討ちでも申し出れば必ず応じるだろう。
装備を確認し、扉を開ける。
「よう。こんな夜更けにどこに行くんだ?」
「……流石ですな陛下。」
扉を開けるとそこには陛下がいた。
どうやら俺の行動は見透かされていたようだ。
やはりこのお方はすごい。
(どうしよう……。)
グレグと話をしようとグレグの元を訪ねた。
が、そこには戦支度を整えたグレグが部屋を出ようとしていた。
……なんで戦支度?
全く想像つかん。
なんか流石とか言われたけど何が流石なのか全く想像つかん。
どうしよ……。
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