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邂逅

再編集、間に合いませんでした!

6月はまだ終わっていませんがあと数日で70話近くは絶対に無理なので本日から投稿再開致します!

徐々に再編集していきます!

「あれか……。」

 

 俺達は林の中に隠れつつ、遠目に冒険者の姿を確認する。

 護衛は気付かれないように少数精鋭である。

 林の中には女の冒険者が一人で歩いていた。

 フードを被っており、位置的にも後ろ姿しか見えない。


「陛下、どうします?」

 

 アギョウが指示を仰ぐ。

 

「やっぱり先手必勝!今すぐ仕掛けましょう!」

 

 ウンギョウは反対にすぐに仕掛けようとする。

 二人は対照的で、よく意見がぶつかっている。

 

「馬鹿!陛下に意見するな!それに相手の情報が少ない以上、下手に手を出すのは危険だ!」

「でも気づかれる前に捕らえた方が良くないか?」

 

 二人は昔から仲が良かったようで、今も喧嘩をしているように見えるが、実はとても仲が良い。

 この二人が連携を取れば怖いものは無いだろう。

 

「っ!逃げろ!」

 

 俺は二人をどついた。

 すると、先程まで居た場所に剣が振り下ろされる。

 

「ちっ!すばしっこい!」

 

 気が付けば先程の冒険者の女性が剣を振り下ろしていた。

 少し騒ぎ過ぎたようだ。

 

「ま、待て!交戦の意志は無い!」

「魔物の言うことなど信じられるか!」

 

 彼女の言う事もご尤もだ。

 そして、剣を振り回す彼女のフードが取れる。

 斬撃を躱しつつ覗いたその顔には見覚えがあった。

 

「ま、まさか!?」

「陛下!」

 

 俺が顔を見た驚きで隙が出来た。

 その隙を逃さず、彼女は剣を振り下ろす。

 が、アギョウが盾で庇ってくれた。

 が、粗末な作りの盾では守りきれず、アギョウは怪我を負う。

 

「くっ!」

 

 そして、すかさずアギョウの代わりウンギョウが兵を指揮し、護衛の兵が俺を守るように囲む。

 彼女も流石に攻め切れず、一旦距離を置いた。

 そして、話をするなら今しかない。

 

「待ってくれ!君の名前はクルシェ……クルシェ・ゼイルじゃないか!?」

「っ!何故それを!?」

 

 綺麗な青みがかった肩まで伸びた髪を持つ少女、クルシェ・ゼイル。

 あのS級冒険者、双蛇のゼイルの養子の一人だ。

 実はアルフレッドの時代にも名字というものを制定しており、今魔物達につけたものと同じ法則である。

 ゼイルは転生者を多く保護しており、保護された転生者の内、望む者はゼイルの養子とした。

 そして、彼女はハンニバル・バルカの生まれ変わりである。

 前世の影響はあまり受けていないようで、記憶があるという程度らしい。

 アルフレッドの頃にゼイルから三人の養子と一人の実子を紹介された。

 三人の養子は既にA級冒険者として活躍しており、実子の方も近い内に冒険者としてデビューするという。

 

「取り敢えず、話だけでも聞いてくれないか?」

「……。」

 

 クルシェはしばらく考え込む。

 こちらの顔を見ながらブツブツと独り言を言っている。

 

「……いや、流石にそれは……。でも無いとは……。」

「……双蛇のゼイルによろしくな。」

 

 俺は信頼を得るべく、追い打ちをかける。

 下手をすれば気味悪がられるが、彼女は名将ハンニバルの生まれ変わり。

 アルフレッドであると打ち明けるのは簡単だが、ゴブリン達に知られるのは出来れば避けたい。

 どうなるのか、予想がつかないからだ。

 クルシェは少し驚いた顔をし、すぐに納得したのかこちらを向いた。

 

「……成る程。分かった……。いや、分かりました。貴方がたの村へ案内して下さい。」

「……ありがとう。じゃあ付いてきてくれ。」

 

 なんとなく察したのか、敬語に変わった。

 聡明で助かるな。

 何はともあれ、知り合いに出会えたのは良い事だ。

 彼女を頼りに皆の行方を知らなければ。

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