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トラストニア大陸


 海に浮かぶ六つの大陸の一つ ——【トラストニア大陸】—— およそ800万㎢という広大な大地、そこには多種多様な姿形をした者達が住んでいる。



 国家という独自の仕組みを作り、緑豊かな平原を利用し酪農と農業で食べ物を生産し、石で大きな城を建てその周りに家を建て、剣と魔法で互いの領土を奪い合う【人間】


 自然が何よりも第一と考え、森の恵みである木の実や川魚を食料とし、その器用さと頭脳で数多の魔法を駆使し自然と共存し何百年と生きる【エルフ】


 この世の全ての鉱物に対しての豊富な知識と、その卓越した加工技術で多くの素晴らしい武具を生み出し、毎日の様に坑道を掘り地下に都市を築く【ドワーフ】


 犬・猫・狼・熊など多様な種族と風貌ふうぼう、ズバ抜けた瞬発力と俊敏性を誇る高い身体能力持ち、エルフ同様森と共存し自然の中に暮らす【獣人】


 聡明な頭脳を持ちながら争いを好まず戦いを避けるため森の奥深くで暮らし、日々魔法の研究と大陸で起きた出来事を記録し続ける【蛇族】


 大陸よりも広大な空を馬よりも速く自由に駆け巡る翼を背に生やし、その両手と両足には剣よりも鋭く鉄の鎧をも引き裂く鉤爪かぎづめを持つ【鳥人】


 高い山の上から地上のもの全てを見下ろし、他のどんな種族とも一切の関りを持たず何があろうと争いには加担しない、この世で最も頑丈と言われる鱗を身に纏う【龍族】


 湿地帯の水辺に棲み魚などを獲って食料とし、武器を握ればその大きな体格からは想像が出来ぬ身軽な動きで敵を薙なぎ倒す【リザードマン】


 その他にも【ゴブリン】・【オーク】・【オーガ】・【吸血鬼】等々様々な種族や生き物が暮らしている。



 しかし、当然の事ながら皆仲良く一緒に暮らしている訳ではない。この大陸は大きく分けて5つ、それぞれの地域で別々の種族が縄張りを持っていた。


 まずはゴブリン、オーク、オーガ等が住まう——【荒原地帯】——大陸の西に位置し総面積の8分の1を占めるが、低く平坦な地形の殆どが乾燥した不毛の地で覆われている。


 次にエルフ、獣人、蛇族等が住まう木々が生い茂る——【森林地帯】——大陸の4分の1を占め東にあるこの地域は、綺麗な土と川に恵まれた自然豊かな場所である。


 その次がドワーフ、鳥人、龍族、リザードマン等が住まう湿原と山々が連なる北部の——【山脈地帯】——ここも森林地域と同じく大陸の約4分の1を占めるが、その多くが高い山々でその麓ふもとには大きな湿原地帯が広がっている。


 4つ目は南部の人間が住まう——【平原地帯】——ここも大陸の4分の1を占め、ゴブリン等が住まう荒原地域と同じく低く平坦な地形だが、違いはその自然の豊かさである。豊かな森はもちろん綺麗な湖や川があるこの地域は、生活する上で何不自由無く暮らせる最高の環境であると言える。


 そして最後…残りの8分の1、大陸の中心部にあり全ての地域と接している場所。そこは荒地・森林・湿原・山脈・平原、この大陸の全ての地域の特徴を持ち全ての種族が集う場所。来るものは種族や姿形は問わず誰一人として拒まぬ地——そこに暮らすのは人間、エルフ、ドワーフ、獣人、蛇族、鳥人、龍族、リザードマン、ゴブリン、オーク、オーガ、吸血鬼etc.

 ここに流れ着いた者達の事情は様々——国を追われた罪人、異端ゆえに一族から抜け出したあぶれ者、遥か海の向こうの国から流れ着いた浮浪者、全てのしがらみに嫌気がさし自由を愛する者。他にも様々な理由で様々な種族がこの地に住んでいる。

 多種多様な種族が住む以上価値観もその数だけある。しかしこの地には国家を維持するための法も、部族をまとめるための掟も、集団を保つための秩序も存在しない。あるのはそう、弱肉強食という単純明快なこの世の真理だけだ。


 訪れる者全てを受け入れる地——しかし生き残るのは強き者。


 法も掟も秩序も存在しない場所——ゆえに信じられるのは己のみ。


 この自由に溢れ最も生きるのが過酷な地は、この大陸に住む者達からこう呼ばれた———【コドク】と。


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