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魔女狩り戦争の異端児  作者: 夜神ヨト
死神復活篇
3/5

02話 退院

看護師さんが先ほど部屋に入って来て「先生を呼んでくるから待っててね。」と言われてからはや20分…

長くね?!とツッコミたいほど待っているのだが

コンコン「入りますねー。」

やっと来たようだ。体の向きを変えてそちらを見たら白衣に身を包んだ人の良さそうな医者っぽい人と、なぜかスーツ服のTHE秘書です的な女性が入って来た。医者はいいとして、なぜスーツ服の女性が…?

「やっと目が覚めたかい。どこか調子の悪いところとかないかね?」


「いえ、全然痛いところとかはありませんね。関節とかも結構動けますね。」


「そうか…それは良かったね。では、体の調子もいいようですし退院の手続きを進めときますね。」


そこで俺はふと疑問に思ったことを口にした。


「あの〜今日って何日ですか?」


「あぁ確か今日は4月18日だよ」


え、待てよ。高校の入学式が4月8日だから…

うおぉぉ10日も寝たきりだったのか…それよりも俺の高校生活の華麗なデビューが…!

もうこれに関してはある意味できないってことが分かったから結果は変わんないんだけどね。

どうやら僕は人を遠ざけてしまう体質だったらしいのだが、どうやらオリスが俺に完全に一体化したからそういうのはもうないらしい。そこらへんはあとでちゃんと説明してもらいところだが、今はそれで納得しよう。


「そうですか…結構長い間寝たきりだったんですね…」


「そうだねぇ。僕たちも君がいつまでも寝たきりになってしまうのではないかと心配してたところなんだよ。でも良かったよ。無事目が覚めて。では私たちはこれで戻るとするよ。退院についてはまた後ほど連絡するから待っていてくれ。」


「はい。分かりました。」


ところであのTHE秘書の人は何しに来たんだろう…

なんか2人が去り際に………ではあそこにも連絡しておいてくれ………

とかって話しているのが聞こえたけど…まぁ気にしないようにしよう。

よし、すぐに退院できると聞いて少し安心した。

そういえば歯をまだ磨いてなかったな…

歯磨きセットとか置いてあるよな多分。

体を起こして洗面台のところまで歩いて、ふと鏡で顔を見てみると…


「って誰だよおい!!!!」


本日2度目の「誰だよおい」である。

ってそれどころじゃない。どういうことだこれは!

俺の自慢の天然茶髪が!!!全部銀髪っぽい白髪になってる!!あと俺の肌色の肌が若干白くなって、THE病人のような不健全な肌色になってるんだけど!!な、なんでこんなことに…


(あぁそれなら俺が完全に一体化するために体の遺伝子構造が変わって、俺にさらに適正になるようになってるぞ。)


いやそんななんでもないですよー風に言われてもこっちが困るんですけど!


(ちなみにこれは治せるもんなのか??)


( 俺が一体化した以上無理だな。諦めろ)


オリス曰く、そもそも精神生命体を人間の体に受け入れること自体イレギュラーで普通の人間の体では受け入れた瞬間体が崩壊を始めるらしい。要するに死ぬってことだな。

確かにこれは潔く諦めたほうがいいかもしれない。

にしても、派手に変わったなぁ。これ本当に大丈夫なのか?


(大丈夫だろ。そのために人をできるだけ遠ざけてたんだし。)


あ、なるほど。ちょっと納得した。


(ちなみに能力使うと右目が紫色になるからな。かっこいいだろ)


え?まじ?!かっけぇ!じゃねぇよ!なんだよ能力って。やっぱそういうのがあんのか!


(当たり前だろ。俺は神だぞ?)


さも当たり前なような感じで言ってきた。

もう、そういうことだって受け入れるしかないな。

今日だけで驚きに対する耐性がかなりついたと思う…


(ちなみになんの能力が使えるんだ?)


(ん?死の系統に関する能力はほぼ全部使えるぞ。)


死の系統ってなんだよ!


(ん?あぁそれはだn)


と、オリスが言いかけた時にドアがノックされた。


(この話はまた後でだな)


どうやらそのようだ。


「入りますね〜。」


入ってきたのはさっきの人あたりが良さそうな医者っぽ人だった。

そういえばさっき退院の手続きとかなんちゃら言ってたな。


「退院の手続きが終わったので今日の午後には退院できるようになりますので、着替えといてくださいね。

一応着替えはクローゼットに入ってるので、好きなものを自由にお取りください。サイズは揃えてあるので。」


「分かりました。いろいろありがとうございます。助かります。」


「いえいえ。では失礼しますね。」


そういうことらしい。よし、さっさと歯を磨いて着替えるとするか。



前よりちょっと長めに書いてみました。どうでしょうか?

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