01話 神は神でも神ではない
よし、とりあえず落ち着こう。今まで起きたことをまとめると…
通学中、交通事故に遭う
↓
病院で目が覚める
↓
頭の中に神(自称)がいる
うん、さっぱり分からない。
とりあえず話を聞いてみたところどうやらこの神は想像もできないような長い時を生きて来たらしい。
それで、はるか大昔に大戦が起きてその時に死んだらしい。神でも死ぬのかよってツッコミたかったが、どうやら普通の死ではないようだ。
神(?)が死ぬと、精神世界みたいなところに封印されるらしいんだけど、適性がある肉体が見つかるとまた現世に存在することができるとのこと。
まずここで疑問に思ったのが神が肉体を必要とするところなのだが、オリス曰く、神は神でも人間が言う神とは違う存在であるらしい。
ここは難しい説明になるようだが、
(ようするに俺達は万能の神などではなく、一種の精神生命体っていうことだな!)
らしい。だから肉体が必要なのね。
そんでその適性する肉体っていうのがまたまたややこしくて、いろんな条件があるらしい(ここら辺はオリス本人でも分からないようだ)
だいたい見つかるまで1000年ぐらいかかるらしい。
んで俺がたまたまオリスに適性がある肉体だったらしい。
(ん?待てよ?そんじゃあお前いつから俺の中にいたんだ?)
(お前が12歳のときかな)
え…ま、まさか
いや、そんな訳ないよな…念のために聞いてみるか
(もしかして俺の中学時代友達ができなかったのはお前のせい?)
(そうかもな。)
(「そうかもな」じゃねーよ!!!やっぱお前のせいだったか!)
(そんなことどうでもいいだろ〜)
こいつを今すぐ殺したいが殺す方法が分からないのでグッと堪えることにした。
オリスと話してたら急に病室のドアが開いた。一瞬身構えたが…
「あら、目が覚めたんですね。先生を呼んで来ますね。」
うん。看護師だった。いきなり敵が現れるとかハードな展開をちょっと期待していたが、やっぱああいうのはアニメの中だけなんだろう。
案外俺はまだ日常にいるのかもな。
ど、どうかな。次回はもっと長めに書いてみようかな。