第三話『衝撃と期待と涙』
測定所は地下二階にあり、訓練所の一角だった。
広すぎるからか誰ひとりとしていない。
「じゃあ測るからここの線に立ってて」
下の赤く光る線をシルクが指さす
「別に痛くもなんともないから安心してて、緊張はすると思うけどね」
するとシルクはどこかへ行ってしまった
「シルクちゃん?」
少し怖くなって呼んでしまう。すると
「そんな怖がらなくていいよ?私は後ろの部屋にいるだけだから」
その声を聞いて一安心すると上から体を固定するような大きい機械が降りてくる。
「こ、これはなに?」
「それが測定器だよ!」
体を固定するだけの様な機械が測定器?聞き間違いかな?まあいいや
「じゃあ一分くらいかかるからリラックスしてて」
言われた通りじっとしていると
「はい、終わり!じゃあ学園長の所行くよ!」
「うん!」
シルクはバインダーに紙を裏返しにして挟んでいる
「学園長、測ってきたよ」
とシルクがバインダーを学園長に渡す
「ありがとうシルク」
と学園長は受け取って紙を裏返した。
すると次の瞬間学園長の顔が引きつっていた
「学園長どうしたの?」
シルクが近づいて紙を覗くと一瞬の内に顔が青ざめる
「あの…二人とも大丈夫ですか?」
「「大丈夫じゃない!」」
と声を合わせて返事をしてきて学園長は「ソラ、本当に入ってくれるんだよね?うちの学園に」
と肩を強く握って迫ってくる
「あ、はい…」
迫力に押されて返事をする
「ところで…シルクちゃんは…?」
「あれ?どこに行ったかな…」
シルクが消えた
とりあえず学園長がバインダーを私に見せてくる
小鳥遊天空
属性 火
剣術 測定不能
銃術 1500
体術 測定不能
防御力 ー
耐久力 1000
治癒力 0
機動力(速度) 120km(最速)
航続可能距離)測定不能
体力 22時間
魔力 無限
身長 160cm
年齢 不詳(16歳)
「この能力値は少しどころかとんでもなくおかしいレベルだ、ソラ、君は一体何者なんだ?」
「え…あの…剣道だったら世界ランク二位ですけど…」
また剣道という単語を発した。
いつどこでやっていてなんでそんな順位かも分からないのになぜか口から出てしまう。
「そんなに剣道という世界は強いレベルなのか…」
学園長は真剣に悩んでるし…
「じゃあソラ、書類作ったから色々記入してくれ」
学園長が何枚か重なったプリントを渡してくる
「分かりました!」
ついに本格的に入学できる気がして心が踊った。
その頃シルクは…
「なんで…なんで…」
涙が溢れ出る、止めようとしても止めれない
「なんで…一生懸命訓練して学園一とったのに…」
シルクしか知らない三畳半の倉庫
そこにシルク以外の人影が近づく
「シルク、まだ諦めるのは早いんじゃないカナ?」
その声は女性と分かる声ではあるがとても落ち着いていて引き込まれる感じがした
「趙雲…」
趙雲という名の女性はシルクの大親友。
「なんで泣いてるかはさっきから聞いてたから分かるヨ、でもここで諦めたら今までしてきた訓練が無駄になるヨ」
「そんなのわかってる…でも…」
「でもって言う暇あるなら訓練行くヨ!」
「うん…」
そう言うとシルクと趙雲は訓練所へと向かった
二話までを読んでて文法めちゃくちゃってことに気付きました笑
直せる時に直そうと思います!
質問等はコメントなどでしてもらって結構です!次回はTwitterのアカウントを公開します!
引き続きよろしくお願いします!