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せっかくチートを貰って異世界転生したのでハーレムをつくる‼︎  作者: デッドくん
二章 魔法学校[シュタインズ]
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五十五話 ルミリアたちを救出するようです

「……んっ」

「大丈夫かルシウス?一応回復魔法かけたけど痛いところはあるか?」

「大丈夫っすよ?痛みが嘘のようっす」

「ならみんなを探しに行こうぜ?」

「その必要はないっすよ?ここの真下らしい

っすから」

「……じゃあちょっと離れて」

俺がそう言うとルシウスは10メートル程

離れた場所に移動する。

「アースクエイク!」

地面に亀裂が入り、音を立てて崩れていく。

想像以上に環境破壊された事以外は特に

問題は無い。

ちゃんと洞窟らしき穴も見つけたし…

「なんすかこの威力…」

「いや……ちょっとやりすぎたなーって」

「これでちょっとっすか?」

「一応……」

やべぇ感覚鈍ったかな…強くなりすぎるのも

考えものだな…

「とりあえず先にみんなを助けるっすよ!」

「おう!」

俺とルシウスは洞窟らしき穴の中へと

入っていった。


〜ルミリアside〜

「……ん?」

「ようやくお目覚めかい?お嬢ちゃん」

誰だろう……見た事の無い男の人がそこにいた。

「あなたは……⁉︎」

そこで私は両手両足を拘束されている事に気づく。

「暴れてはいけませんよ?あちらの2人

みたいにはなりたくないでしょう?」

そこには血だらけで何回も殴られた跡がある

アイリスちゃんとアンネちゃんが私と同じ

ように拘束されていた。

「なんで……なんでこんなこと!」

「お嬢ちゃんの居場所を吐いてくれないからあんなことになるんですよ」

男は悪びれもなく口にする。

「私に用があるなら2人は…2人だけは

解放してよ!」

「ダメ…ルミちゃん」

「こんなの痛くないですわ…」

するともう1人知らない男が現れて

「なんだぁ?その反抗的な目は、まだ足りないらしいな!」

「バコッ」

と言う音と共に2人のお腹を殴りつける。

「うっ!」

「……うぐっ!」

「やめてよ!なんで!酷いよ!」

目から涙が溢れてくる。

「ねぇルミちゃん…覚えてる?」

「……ヒック…な 何を…?」

「やっぱり覚えてない…クハッ」

アイリスちゃんの口から血を吹き出す。

「ルミリアさん本当に覚えていませんか?」

「何を…なんのこと?」

「それがルミちゃんの好きな人でも?」

私の好きな人?そんなの決まってるそれは…

それは……セラフィ…セラフィ…セラフィ!

「思い出した!私には好きな人が…セラフィが!」

「おおっと…お喋りはここまでですよ」

そう言って男が私に手を伸ばす。

「嫌だ!助けてセラフィ!」

「ふふっ…誰かな?俺の名前を呼ぶのは」

「いきなりどうしたっすか?

顔に手を当てて…頭でも打ったっすか?」

「いや酷いな…そこは合わせてくれよ…」

「さっぱり分かんないっすよ」

「セラフィ!」

目の前には私の大好きで強くて優しくて…

再び涙が溢れてくる。


〜セラフィムside〜

「ふんふふんふふーん」

「貴様!どこから入っブフッ!」

なんだよ…人がせっかくいい気持ちで鼻歌

歌ってるのに

「ハルバート…何してるんすか…」

「うるさかったから殴った」

「見えない速度でしかも吹っ飛んで壁に穴があくなんて聞いたことないっすよ」

「そうか?」

「まぁいいっすけどね」

「あっこっちか…」

「急にどうしたっすか?」

「ルミリアたちの魔力が近いからあと少しだぞ?」

「そんなことわかるんすか?」

「おう…あっここを左な」

「にしても誰もいないっすね」

「奥にむっちゃ強い反応があるよ?」

「それってやばいじゃないっすか!」

「余裕で勝てるけど…それでもやばい?」

「俺っちハルバートが強すぎてちょっと

怖いっすよ」

「ちょっと傷つくぞ…あとセラフィムでいい

俺もルシウスって呼ぶからさ」

「分かったっす!」

「あれ?今一瞬消えたような…

ルシウスちょっと急ぐぞ」

「了解っす!」


ルミリアの声が聞こえる。

「嫌だ!助けてセラフィ!」

「ふふっ…誰かな?俺の名前を呼ぶのは」

「いきなりどうしたっすか?

顔に手を当てて…頭でも打ったっすか?」

「いや酷いな…そこは合わせてくれよ」

「さっぱり分かんないっすよ」

「セラフィ!」

そこには涙を流して顔がぐしゃぐしゃに

なった幼馴染の姿があった。

「おい…いまなら解放して2度と関わらななら

特別に許してやるぞ?」

「君が彼女たちのお仲間かね?」

「お任せくださいこんなガキ一瞬で殺して

やりますよ」

そう言って男が1人前に出る。

「いや…あのね?仲間がさ?ほらいるから

あんまりグロいの見せたくないじゃん?

引き下がってよ」

「ガキが調子にのるなよ?」

一瞬でおれの目の前に現れた…と思ってるん

だろうな…遅すぎマジ止まってみえる

隙だらけだし…なに?攻撃して欲しいの?

「くたばれ!」

ゆーっくりと拳を繰り出してくる。

どうしようかな…鱗展開させなくても怪我

するのこいつなんだけどな…

「わーあぶなーい(棒読み)」

「ちっ!運のいいやつめ」

まぁそう思うよね…自分より年下に負ける

なんて考えないよね…

「終わったっすよ!」

ルシウスの元気な声が聞こえてくる。

「さすがルシウス!仕事が早い!」

アイリスとアンネロッタの拘束が解かれて

こちらに歩いてくる。

「酷い怪我だな…誰にやられた?

やったやつに万倍返ししとくからさ」

「あいつ…」

そう言ってさっき殴りかかってきた奴を指差す。

「分かった!疲れたろ?ちょっとまってな」

「うん…」

「申し訳ありませんセラフィム様」

「気にすんなって!」

後で回復魔法かけてあげなきゃな…

にしても2人とも一層かわいくなったな…

これは仲間として喜ばしいことだぜ!


「最後のお話は終わりましたか?」

「最後の話って?」

「あなたたちは今から死ぬんですよ?」

「いやーこわいよー(棒読み)」

「こいつ!舐めた口聞きやがって!」

またノロマが殴りかかってきた。

よし…速さとはどういうものか教えてあげよ

一瞬でルミリアの隣に移動して拘束を解き

お姫様抱っこで元の位置に戻り

男のノロマパンチを右に避ける

「なっ…なにが起こった!」

「いや…あまりに遅いからさ…」

「ねぇ…セラフィ…嬉しいんだけどさ

物凄い恥ずかしい」

「照れてるルミリアもかわいいな!」

「ポッ///」

やっぱりルミリアかわいいなー

久しぶりにあったから驚いたけど

ルミリアもアイリスもアンネロッタもかわいいよな…

「只者ではないようですね」

「うーん何者かな俺?」

「あなたを敵と認めましょうアイシクル ブリザド」

「いやちょまっ」

大量の氷の塊が凄いスピードで襲いかかってくる。

「こしょば!こしょばいって!あひっ!

ひひひひひひひ!」

ルミリアに当たらないように避けるが

俺には当たる。

「セラフィなんか怖いよ?」

「いや!そんな!ひひひひひひ!」

「馬鹿な上級魔法だぞ?」

「ちょっととめ!止めてひひひひひ!

こしょばいって!笑い死ぬ!」

「これはどうですか?」

氷魔法を止めて新しい魔法を準備しているようだ。

「ふー…マジで笑い死ぬかと思ったし…」

「大丈夫?」

「なんとか…そうだルシウス!

みんなを連れて外に行っといて」

「急にどうしたっすか?」

「巻き添えくらったらやばいだろ?」

「そうっすね!」

俺はルミリアを降ろす。

「大丈夫だよね?」

「俺の事信じられないか?」

「ううん信じる!」

そう言ってルミリアたちは走り出した。


「そろそろいいよね?」

「君を倒してさっさと回収しないといけませんね」

「あ?なに?俺を倒すつもりなの?」

「どうあがいても今から召喚する悪魔には勝てませんよ」

「あのね?俺久しぶりに怒ってるんだけど…

まずルミリアを誘拐して恐怖を与えた

これ死刑ね?あとアイリスとアンネロッタに

暴行を加えたこれも死刑っと…最後に

ルシウスにも暴行を…これも死刑だな」

「インウォーカーティオー!」

そう言うと見たことのある扉が現れて

1人の男が現れる。

「誰だ我を呼ぶのは…誰を殺せばいい」

「あれ?リーリス?」

「なんで俺の名前を…あっ!

セラフィムさんじゃないっすか!どうしたんすか?」

リーリスとは、魔界にいた時のユスの一番

弟子で何回か一緒に特訓した事があるので

結構仲がいいのだ

「おい!お前召喚したのは俺だ!

さっさとあいつを始末しろ!」

「やる?」

「やめてくださいよ…冗談キツイっすわ

俺が勝てるわけないじゃないですか」

「でも傷くらいならつけれるくらいに

強くなかったっけ?」

「いや…一瞬で治されるくらいの傷に命

かけるとかマジ勘弁ですよ」

「じゃあどうする?帰るの?」

「なんかおもしろそうなので見てから帰ります」

「おう!じゃそこで座ってな」

「久しぶりにセラフィムさんあったって

ユスティシー様に言ったら殴られそうで

怖いですけどね」

「間違いないな」

さぁて…絶魔法だからなんか凄いの期待

してたのに拍子抜けだけどやりますか…

「な なぜだ!なぜ戦わない!」

「うるさいなぁ…セラフィムさん

俺がやってもいいですか?」

「いや…俺がやらないと気が済まない」

「ならここで座って見てますね」

「おう!」

「なんなんだ!お前は!」

「ガキが!」

「お前らには死にたいっていっても

殺してやらないから覚悟しろよ」

洞窟内に俺の冷たい声が鳴り響いた。

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