表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
せっかくチートを貰って異世界転生したのでハーレムをつくる‼︎  作者: デッドくん
二章 魔法学校[シュタインズ]
48/82

四十七話 魔王と戦うことになったそうです

「この部屋を使うといい」

魔王に連れられてきた場所は少し大きめの

部屋である。

「え…この大きさ…俺誰かと一緒の部屋?」

「いや?一人だぞ?」

うわぁお…すっばらしいね!これが前世で

夢見た一人暮らしってやつか!

「どうせこの魔王城には私と数人しか

いないから好きに使うといい」

「あ…ありがと」

部屋を去ろうとした魔王が立ち止まって言う

「忘れていたな…これに着替えてくれ

1時間後に出発する」

「え?どこに」

「どこって他の魔王の所に…」

あぁそういえばそうでしたね…

「1時間後ね?分かった」

「では、また」

そう言って魔王は部屋から出て行った。

「意外と楽しそうだな…」

アニメとか好きだったし…特に魔王とか…

これから楽しくなりそうだ

それにしても、魔王が置いて行った着替えが…

ものすごくカッコいい…

俺は、早々と着替えを済ませて

少し疲れたため一眠りする。

「おい!起きろ!」

魔王の声を聞いて起き上がる。

「ん?なに?」

「なに?じゃない!すぐ行くぞ!」

「あっ…そーだった」

俺と魔王は慌てて部屋を出た。

今から魔王に挨拶かぁ〜ドキドキするなぁ〜


「遅刻とは…なかなか肝の座った奴だ」

案の定、間に合うこともなく

座っている4人の魔王の内ムキムキで明らかに強そうな短髪の男がそういった。

時間に間に合わなかったらしい…

「まぁまぁ…いいじゃない!」

座っていたもう1人の魔王が優しい笑みを

浮かべながら答える。

「まぁ…座れ」

俺とユスティシーは席に着く。

「で?お前が俺たちの仲間になる強い奴って」

「まぁ…一応…」

「名前は?」

「ハルバート セラフィムといいます」

「じゃあセラちゃんね!」

そう言って割り込んできたのは

赤髪でツインテールの女の子魔王だった

「え…セラちゃん…」

「うん!かわいいから決定!」

なんてわがままなんだ!

でもかわいいから許しちゃうぞ!

「そんなことをしに来たんじゃないだろ」

なぜかユスティシーがムスッとしていた。

「俺はなにをすればいいんですか?」

俺がそう言うと座っていた魔王全員が

こちらを向いて微笑んでいた

「まぁまぁくれば分かるって〜」

「では、行くとしよう」

「ふぁ〜あぁ」

「……」

「ついてくるといい」

俺は席を立った5人に森らしき場所に連れて

行かれた。


「では、始めるとしよう」

「え…あの、何も聞かされてないんですけど」

「あぁ…言ってなかったな、今から5人の魔王全員と戦ってもらう」

なるほど…魔王と戦うのねそれは楽しみ…

へっ?戦う?マジで言ってんの?

「時間もないしファミスタ頼んだぞ」

「あぁわかった」

これはやるしかなさそうだ…

「死なない程度にお願いします」

怖かったので一応保険をかけておく。

「だが…生半可な気持ちで挑むなよ?

骨ぐらいは折れるかもな」

「ご、ご冗談を…」

「では、始めろ」

ユスティシーの合図で俺は森へと姿を隠す

はぁ…なんでこんなことに…

あのムキムキ魔王に勝てる自信無いんだけど

しょうがない…ついにこいつを使う時が…

パンパカパーン!

エンシェント ドラグナー!

説明しようエンシェント ドラグナーとは

以前ダンジョンで使った時に

自然破壊くらいの威力を見せて以来

封印してきた両手銃なのだ!

俺は両手銃を握りしめて、木陰に身を潜める

あれ?なんか静かだな…てか熱い…

むっちゃ汗出てきた…

俺は頭上を見上げ額の汗を拭う。

すると、一瞬まばゆい光が辺りを包み込む

「…!」

すると上空から

ムキムキ魔王の声が聞こえてきた。

「ちまちまやるのは嫌いなんだ!

いいからでてこいよっと!」

え?なんか投げた?

とりあえずやばい感じがしたのでその場から離れる。

俺が離れた後、森の一部が焼け焦げて

跡形もなくなくなっている。

デタラメすぎるだろ!おいぃぃぃぃぃ!

俺のドラグナーちゃんと同じぐらいの

威力じゃねぇか!

「ほらほら!出てこないとドンドン撃つぞ!」

いや…さっきの厳格な雰囲気どこいった

俺の敬語返してくれよ…ただの戦闘狂…

だがしかぁし!ここで隠れているのは男じゃなぁい!やられてもいいから立ち向かうぅ

それがぁ男ってもんだろぉ!

俺は風魔法の上位版、嵐魔法を使い

ムキムキ魔王の方へと飛んでいく。

「おっ…やっと出てきたか」

「いや…出てこないと…ほらっ森が可哀想ですし」

「まぁいいや…ここで提案なんだが

互いの全力をぶつけ合って強かった方が

勝ちでいいな?」

いや…それ提案じゃなくて決定…

「分かりました」

俺の言葉の後にムキムキ魔王は魔法を溜め始める。

さて、どうしようか…生半可な威力じゃ

負けそうだし強めに行くか…

俺は、火の上位版の炎、雷の上位版の稲妻

風の上位版の嵐、3つの属性の混合魔法を用意する。

「へへ!できたようだな!」

「まぁ…一応」

「なんかちっさいな」

こんなにも強そうな属性を集めたが

野球ボールくらいの大きさしかないのだ。

「威力を見てから言ってください」

「はは、それは楽しみだ!じゃいくぞ!」

「どうぞ」

「デビル ブレイサー!」

目の前に超巨大な炎が出現し向かってくる

俺は焦らずに魔法を唱える

「ドラゴンズ エイジ」

俺の手のひらの上にあった小さな玉が

目の前の炎に向け発射される。

2つの魔法がぶつかった瞬間

半径20キロくらいが白い光に包まれる。

ちなみに俺は闇魔法を使って、

俺に対するダメージを緩和しているため

少しのダメージを受けるだけだ

鱗も展開させてるしね…

辺りを見るとさっきまで生い茂っていた森が

跡形もなくなくなり、荒れ果てた土地と

化していた。

てか、死んでないよな…威力強かったかな…

「あのー!大丈夫ですか?」

俺は何もない空に向けて声を上げる

すると、空中に丸い物体を見つけた…

「なんだこれ」

「ぶはぁ!」

「うわ!ムキム…魔王さん無事だったんですね?」

「びっくりした〜お前威力高すぎだろ…」

「魔王さまなら…と思いまして」

「あぁ後その堅苦しいの無し!

名前も魔王さまじゃなくてファミスタって

呼んでくれ」

「分かりました」

「とりあえず俺との勝負はセラフィムお前の勝ちだ」

おぉ…物分かりのいい魔王ってなんかムズムズする。

一応勝負が終わったので他の魔王たちの元へと戻る。

「あっ!セラちゃん!終わったんだね!」

なぜか、テーブルが置いてあり他の魔王たちは

楽しそうにお茶していた。

「さっきの爆発…大丈夫だったんですか?」

「仮にも魔王だぞ?」

ユスティシーが何かを飲みながら答える

ですよね…魔王ですもんね、納得です。

「じゃあ次はレティスお願い」

「……うん」

そう言って立ち上がったのは、

さっきまで何も喋らなかった女の子だった

「あの…よろしくお願いします」

「……」

あぁ…なんとなくだけど…この子コミュ障だ

でも魔王なんだし強いんだろうな…

そんなことを考えながら、緑が一切ない

変わり果てた元森だった場所に向けて歩き出した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ