表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
せっかくチートを貰って異世界転生したのでハーレムをつくる‼︎  作者: デッドくん
二章 魔法学校[シュタインズ]
46/82

四十五話 お買い物に行くようです


「どこいってたの⁉︎」

部屋の扉を開けると、私服姿のルミリアが

頬を膨らませて不機嫌そうに聞いてくる。

「ちょっとダンジョンに…」

「ダンジョン⁉︎何しにいったの?」

「いや…なんでも…」

ルミリアは俺の目をじっと見つめた後

「じゃあいいや!」

ルミリアは笑顔で答える。

やっぱり優しいなルミリアは…

「でも、心配だからあんまり内緒に

しないでね!」

あはは!かわいいなぁルミリアは!

もぉ…萌え死んじゃうぞ!

「もちろん!もう秘密にしないって約束する!」

「うん!あっそうだ!久しぶりに2人で訓練しよ!」

「じゃあ準備するね」

そうして俺は準備を済ませルミリアと

訓練場へと足を運んだ。


「使ってるね…」

ルミリアが若干落ち込みながら話す

どうしようか…訓練場は他も埋まってそうだし…あっ!そういえばこの国のこと知らないから買い物でも行って情報収集しよう!

「ルミリア?今から買い物に行かない?」

「えっ?私はいいよ!」

「じゃあお金とってくるね」

俺は部屋に戻りお金をとった後ルミリアと

合流して学校を出た。


「ルミリア、何か欲しいものある?」

「えっと…じゃあアレ!」

ルミリアが指差す方向を見るとそこには、

大勢の客で賑わっている飲食店があった。

「実は、朝から何も食べてなくて…」

ルミリアはもじもじしながら言う。

あぁ…かわいいなぁもう!

「じゃあ、行こっか」

俺とルミリアは店内に足を踏み入れた。

「結構広いな…」

店内にはテーブルが等間隔に並べられて

大勢の客が座っており、落ち着いた雰囲気

ながらも活気のあるマックみたいな場所だった。

「何名様ですか?」

「2人です」

「では、こちらへどうぞ」

俺とルミリアは店員さんに案内されて

椅子へと座る。

「ルミリアは、何が食べたい?」

「前から食べてみたかったのがあるの!

セラフィは?」

「俺はさっき食べたばかりだから大丈夫だよ」

そうして店員さんを呼ぼうとした時に

聞き覚えのある声が聞こえた。

「あれっ?ハルバートじゃないっすか!」

「えっ!セラフィム様?どこ?どこ?」

「なぜ2人で…」

うわぁお…ルミリアと2人きりでの楽しい時間は終わりのようだ。

みんなは俺とルミリアが座っているテーブルの隣に座る。

「いやぁこんな所で会うなんて運命っすかね?」

「変な事言うなよ…気持ち悪い」

「へへっ!」

「でも、なんで3人でここにいるんだ?

ルシウスもしかしてお前2人と…」

そう言いかけた所で2人に止められる

「セラフィム様ご冗談を」

「おもしろい冗談」

アイリスはおもしろいとか言いながらも

目が笑っていない…怖いな…

すると、ルシウスが慌てながらも話し出す

「で、でもそれはハルバートもっすよ!

セルリアスさんと2人きりじゃないっすか」

「買い物ついでに寄ったんだよ」

「そうそう!」

そう言ってルシウスが顔を縦に振る

「話を戻すけど、なんで3人がここにいるんだ?」

「げっ…」

「罰ですわ」

「へ?罰?何の罰なんだ?」

「私とアンネロッタが着替えてる時に扉開けた罪」

「うわぁ…それは重い罪だな」

「違うっすよ〜!信じてほしいっす!」

必死に弁明するが2人に睨まれて黙ってしまった。

「あの…グキュル」

何かを言いかけたルミリアのお腹が鳴る

「あっ…注文いいですか!」

近くを通った店員さんに声をかける

ルミリアはお腹が鳴ったのが恥ずかしかったのだろう、顔を真っ赤にしている。

「ご注文をお伺いします」

「俺っちは焼き羽うさぎで!」

「私もそれでお願いいたします」

「私も」

えっ?そんなにかぶる事ってあるの?

でも、ルミリアは何頼むんだろ?

「私もそれで!」

あぁ…看板メニューね…

ルミリアの持っていたメニューを見ると

でかでかと焼き羽うさぎが載っていた

周りをよく見ると他の客も焼き羽うさぎらしきものを食べている。

「焼き羽うさぎを4つですね」

「はい!」


「こちらになります」

みんなの前に美味しそうなステーキが置かれる

「うまそうっすね!」

ルシウスの言葉の後に目の前のステーキを頬張る。

「おいし〜い!」

「素晴らしいですわね」

「うまいっす!」

「お…おいしい」

そんなにおいしいのか…俺も頼めばよかったかな…

するとルミリアがフォークに刺さった

ステーキを俺の口元に近づける。

「セラフィ!あーん!」

「あーん…もぐもぐ」

おっ!美味い!むっちゃおいしいじゃねぇか!

「セラフィム様…お口を…」

「アンネロッタまで?あーん…もぐもぐ」

「えい」

「ひやまだたべ(いやっまだたべ)

…もぐもぐ」

「ハルバート口を開けるっ」

「「「却下!」」」

3人が口を揃えて言った。

「冗談っすよ!」

そのあとステーキを食べ終え、アンネロッタ

アイリス、ルシウスは用事があるそうなので

店を出た所で別れた。


「ありがとね!セラフィ!」

ルミリアは満面の笑みで言う

「また今度どこか行こう」

「うん!」

あぁ…ルミリアを守りたい一生笑顔でいて欲しい

誰にも盗られたくない…ルミリアは俺が…

賢者か…邪魔をするなら俺は全力で戦う今度ダンジョンに行って仲間に入るって言いに行かなきゃな…


あれっ?情報収集どころか買い物もしてなくね?

まぁ…今度にするか…


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ