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南風通信  作者: 南 晶
7/31

魔法使いになるには

前回、仮面ライダーネタを書いたので、ついでにもう一つ。


今週の放送から、仮面ライダーが交代した。

前回までのライダーは宇宙飛行士がモチーフになっているそうで、ロケット型の三角形の頭をしたライダー史上最も斬新なデザイン(当社比)だったフォーゼ。

そして今回からは魔法使いらしい。

その名も『仮面ライダー ウィザード』

一昨年はガイアメモリ、昨年はコアメダル、今年はアストロスイッチと、その年毎に変身アイテムを買わされてきたお母さん達。

これからは指輪を買わされるハメになりそうだ。


こちらのサイトでも魔法を使うファンタジーが多い(らしい)のを見ると、なんか魔法って流行ってるのかな、と常に5年くらい遅れてブームが来る私でもそう思う。

ネトゲなんかで魔法を使ってポイント集めたりするんかな?

最近の魔法の定義はよく分からない。



こんな私ではあるが、実は30年くらい前に魔法使いになろうと試みた事があった。

冗談じゃなく本気だったところが怖いのだが、当時小学4年生だった私はある魔法使いに傾倒していた。

その偉大な魔法使いの名は『ルネ・ヴァンダール・ワタナベ先生』

女性誌の占いコーナーなんかも担当されていた、知る人ぞ知る占い師、いや、魔法使いである。


今でもあるかどうか分からないのだが、30年前『My Birthday』という少女向け雑誌があった。

そのコンセプトは『占い・おまじない・片思い』

あらゆる種類の占いをテーマに恋を叶える総合的恋愛応援誌で、ルネ先生もそのレギュラー占い師だった。

その出版社から出たルネ先生の本『魔女っ子入門』を購入した私はすっかり魔女にハマって、いつか東京のルネ先生の事務所で弟子にしてもらって、魔女になる修行をしたいと考えていたのだ。


『魔女っこ入門』の第一章は、魔女になる為のトレーニング法がイラスト解説付きで載っていた。

ネコのポーズやら、ハトのポーズやら、今思えば単なるヨガなんだけど、きっと先生の東京オフィスでは弟子の魔女達が毎日トレーニングしているに違いない!

そう思い込んでいた私は、いつか東京で魔女になるべく毎日少しづつ体を鍛えていた。

そうは言っても所詮はヨガなので、若干、体が柔らかくなっただけだったけど。


第二章はお待ちかねの『おまじない』コーナー。

その中にあった『あなたの事を彼にインプットする魔法』に、私は食いついた。


好きな人の髪の毛を自分の家の庭に埋めた後、東の方角を見て呪文を唱えてから、頭の後ろからピースサインをする。

そうすると、その瞬間にその人の脳裏にあなたが浮かぶでしょう。


これは信憑性がありそうだと、私は早速、検証を試みた。

だが、好きな人の髪の毛をゲットするのはそれなりにリスクが伴う。

まずは身近な人間で実験して、効果がありそうなら実行しようと考えたのだ。


友人の髪の毛をもらって、庭に埋めた後、そいつの事を考えながら東の窓に向かって後頭部からピースサインをしてみる。

次の日、大体何時頃、私のことが頭に浮かんだかを聞いてみる。

私がピースをした時間と、私のことがそいつの頭に浮かんだ時間が一致していれば、その魔法は効果があるという結論に達する筈だ。

翌日、友人に聞いてみると「変な事言うから気になっちゃって、あんたの事ずっと考えてたよ~」との事。

魔法の正体はこれか、と妙に納得。


という感じで、他にも恋のライバルに勝つ魔法やら、彼を振り向かせる魔法やら色々あったが、まだ好きな男の子もいなかった私にはあまり用途がなかった。



私が偶然、手に取ったのは、この『魔女っ子入門』だったんだけど、このシリーズでは定番の『タロット占い』『星占い』、変わったのでは『妖精占い』なんてのもあった。

因みにこの妖精占いによると、『バタバタ走ったり、大声を出したりすると妖精は驚いて姿を現さない』とあったので、大声を出しながらランニングをする私には絶対無理だろうと思って諦めた。


最近の女の子はおまじないとか占いなんてするのかな。

私の小学校の頃は「こっくりさん」とかオカルト的な恋占いまで流行っていたけど。

『My Birthday』が少女達の支持を集めていた事を考えると、まだまだ女の子が控えめな時代だったのかも知れない。

好きな男の子とお話をするのに、魔法が必要なくらい内気で恥ずかしがり屋さんの女の子。

もはや、天然記念物ではないだろうか。


草食系男子の増殖を考えると、これからは魔法は男の子に支持されたりしてね。


『ウィザード』の第一回目を見てから、『仮面ライダー』よりも『魔法使い』になりたがっている息子を見てそんな事を思った。



できれば魔法を使わず、自力で強くなって欲しい・・・。

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