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南風通信  作者: 南 晶
23/31

ルパン三世実写化について、これってどーよ?という話

 久し振りにネットでニュースを読んでいた時、衝撃の写真が目に止まった。

 なんと、あの伝説のアニメ・ルパン三世が実写化されるというのである。

 情報が常に遅れている私なので、恐らく、「今頃、その話題かよ」と思われる方も多いかと思いますが、何分、テレビ見てないもので、今更ですがすいません。

 

 まあ、様々な利権が絡む芸能界だろうから、これはないわ~というキャスティングも所属事務所次第で実現しちゃうのも分かるんだけどね。

 アニメとかけ離れてても、実際に見たら「マンガの世界観をベースにしたパラレルワールドだと思えば面白い」という、ある意味、秀作と言える作品もあるし、一概には批評できない。

 が、それを踏まえた上で、敢えて、私の独断と偏見でグダグダ言わせて頂きたいと思います。


 写真を見た第一印象は、主役のルパンが若すぎないか!?という事だった。

 アニメのルパンが何歳だったのかはよく分からないけど、30歳以上だと勝手に思っていたので、今回のキャスティングが非常に、なんというか……もっと誰かおらんかったんかな?という感じなのである。

 もしかしたら、ヤングルパンという設定なのだろうか?

 それなら文句を言う筋合いもないが、そうでなければちょっと貫禄不足ではないだろうか?

 ルパンは仮にもアルセーヌルパンの孫なので、もう少しクオーターっぽい濃い顔の人でも良かった気もするし、もっとふざけた大袈裟な演技をする人でもいいような気もする。

 今回主役に抜擢された俳優さんの印象が、あまりにも日本的な二枚目イケメンで、今まで彼が演じてきた役が二枚目が多かったからだとは分かっていても、彼のルパンの姿はどうにも違和感を感じてしまう。

 ルパンって決してイケメンキャラではなく、寧ろ、いつもふざけてて、何度も女で失敗する愛すべき三枚目なのだから。

 そして、アニメでは確かルパンと同じ年だった筈の峰不二子。

 若すぎるわ。

 今回の女優さんは、元はモデルだから勿論、綺麗なんだけど、あの、アメコミみたいな不二子ちゃんの驚異的スタイルとは別物な、洗練された美しさなのだ。

 不二子ちゃんはもっと、下品なまでに肉体的でボリュームがあっていいと思う。

 グラビアアイドルみたいな迫力バディを不二子ファンは期待しているのに、ちょっと今回の女優さんは線が細すぎて頼りない感じで、まあ、ぶっちゃけると、彼女はもっと太っていい(笑)

 それを世間も期待している筈だ。

 そして、次元大介と石川五右衛門。

 今回、この二人を演じる俳優さん達は私は殆ど知らないのだけど、やっぱり若すぎませんかね?

 二人とも主役のルパンより更に若く見えるのは気のせいか??


 今までも、数多くのアニメが実写化され、そして失敗に終わってきた。

 記憶に新しい所で言うと『ガッチャマン』。

 私は観ずに終わってしまったのだが、大コケだったらしい。

 まあ、宣伝を見た時から、そんな予感はしていた。

 そもそも、どうして、今更、昔のアニメを若手俳優で実写しようとするのか、意味が分からない。

 ガッチャマン世代の年配層と、若手俳優目当ての若年層を同時に引き込もうという商業的策略なのかもしれないけど、我々、年配層は若手俳優陣を知らなさすぎるし、原作の記憶があるが故に、尚更、若手が演じる映画に違和感を感じてしまう。

 原作の思い出を壊されてしまうリスクを犯してまで、年配層はお金を払って観ようとは思わない。

 逆に、若手俳優目当ての若年層は、概ね平成生まれで、ガッチャマンを知っている人など、殆どいないだろう。

 何しろ、第一回放映は昭和47年らしい(笑)

 私がリアルタイムで観ていたと思っていたのも、何度目かの再放送だったという事になる。

 いくら、今大人気の、元シンケンレッドの俳優さんが主演したところで、40年前の熱血ヒーローアニメの実写を、平成生まれの学生が果たして観たいと思うだろうか?

 思うに映画の制作側は、ジェネレーションギャップを甘く見過ぎている。

 昔良かったものを現代風に作りなおした所で、老若男女満足させる作品などできはしないのだ。

 もし、この映画が大コケだと言うのなら、それはターゲットが絞り込めていなかったからではないだろうか?

 

 私が感じた『実写・ルパン三世』の違和感も、ガッチャマンと同じ理由からくるものである気がする。

 ルパン三世は大好きだ。

 だが、演じる俳優陣は若すぎて知らない人ばっかりだし、何より、子供の頃に見た『大人の男・次元』が、どー見ても自分より一回り以上年下なのは、理屈でなく、感情的な部分でヘンな感じがするのだ。

 それは、ルパンをテレビで観ていた頃の自分が子供だったという時代背景のせいでもある。

 ロボットヒーローが全盛だった昭和のあの頃、「ルパン三世」は確かに異色なほどにスタイリッシュ、言わば大人のアニメだった。

 咥えタバコの次元はニヒルな大人の男だったし、不二子ちゃんの驚異的なバストは女の子の憧れでもあった。

 ルパンが「ふ~じこちゃ~ん」とパンツ一丁で不二子のベッドにダイブするのも、思春期を卒業した大人の男ならではの行為であり、シャイな日本人には珍しいシチュエーションでもあったのだ。

 子供心には衝撃だったが、堂々とセックスアピールする不二子やルパンはオシャレにさえ思えた。

 

 それを、自分より10年以上も年下俳優が演じるというジレンマ!

 この違和感、年配の方にはお分かり頂けるだろうか。

「文句ばっかり言いやがって、結局、誰ならいーの!?」と思う方もいらっしゃるだろうから、ここで、私の独断と偏見に拠る夢のキャスティングを並べてみよう。


ルパン・・・大泉 洋さん

不二子・・・藤原紀香さん

次元・・・20年くらい前の柴田恭兵さん

五右衛門・・・10年くらい前の真田広之さん

銭形警部・・・故・いかりや長介さん


 実現不可能じゃん(笑)

 でも、まあ、このくらいの年代の俳優さんの方がしっくりくる感じがするんですけどね、ルパンって。

 このキャスティングに「異議あり!」という方、是非是非!エッセイの感想欄にて夢のキャスティング案を披露して下さいませ!




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