お子様の習い事に北斗神拳を推薦したいワケ
昨今のニュースを見ていると、いじめ問題が後を絶たない。
でも、いじめって今に始まった事ではないし、私が子供の頃にもあった。
メディアで報道され始めたのが最近だというだけで、本当は古今東西よくある事だと思う。
『みつばちハッチ』とか『けろっこデメタン』みたいな、いじめられっこが主人公になるアニメの方が昭和の頃は多いくらいだったから、いじめっ子を絶滅させるのはもはや不可能な気がする。
当時は、『グレートマジンガー』みたいな熱血ヒーローがお色気美女と一緒に悪の組織と戦う、なろうで言うところの『最強チート系ハーレム』タイプが存在する一方で、貧乏で冴えないビジュアルの社会的弱者が耐え忍んで頑張るタイプもまた王道だったのだ。
なんか、いじめられる原因は貧困である事が多かったしね。
うちも貧乏だったので、私は貧相な風体のデメタンがなんとなく嫌いだった。
同族嫌悪か。
これらのいじめられっ子ヒーローアニメは恐らく40年くらい前に放送されたと思うので、いじめ問題もその頃から健在だったに違いない。
現実を知らない人間の勝手な持論かもしれないが、クレームが来る事にビビリつつも敢えて書くと、これを解決するにはもう自分が強くなるしかない、と思う。
と、常々そう思っていたのだが、こうもいじめニュースが世間を騒がしていると自分の子供が心配になる。
自分は平気だけど、自分の子供がそんな目にあったら・・・そう思った単純な私は、自分の息子を強くするべく空手道場を探し始めた。
何故、空手にしたかと言えば、私自身が柔道をやっていたからだ。
相手を掴む前に回し蹴りされたら、絶対柔道は空手に負けると思う。
横綱だった某ハワイアンがK-1に出た途端、あっさり負けちゃったみたいに。
ガチの喧嘩に強くなるには柔道みたいな接近戦よりも空手の方が有効に違いない。
私はそう勝手に思い込んで、いくつか空手道場に足を運んで見学&体験稽古をさせて貰った。
よくは知らないのだが、空手ってキリスト教くらい枝分かれした流派があるらしい。
2時間の稽古中、延々と形の稽古ばっかりやってる道場、サンドバッグや鉄アレイがゴロゴロしているもはやキックボクシングみたいな道場、ユーロビートのリズムに乗ってノリノリエクササイズで準備体操を始める道場・・・。
まさに千差万別。
でも、どこも「ウチが最強」と謳っている。
そして全体的に言えるのが練習がユルいのである。
どうやら、少子化の影響で生徒の確保が道場の死活問題に直結しているところが多く、最近の子供は厳しくし過ぎるとすぐに辞めてしまう為にスパルタ稽古はタブーらしい。
「殴られた~」とベソベソ泣き出す生徒を師範がなだめているのを見て、私は非常に違和感を覚えた。
私が想像していた空手はこんなんじゃない!
もっと熱く、もっと激しく・・・そう、タフボーイ!
YouはShock!で愛で空が落ちてくるヤツ!
掛け声なんかも「アタタタタタタ・・・ホアッチャアアア!!!」みたいな感じで、ジャイアンみたいないじめっ子に「ひでぶ!」と言わしめるアレ!
私が求めていたもの・・・それは空手ではなく北斗神拳であった。
『北斗の拳』を全く知らないアラフォー世代の人間は稀だろう。
何しろ、この中部地方では月曜日の夜7時という、まさに家族団欒 夕御飯タイムにテレビ放送が始まったのだから。
そのあまりに激しいスプラッタ映像は「ご飯がマズくなる」と言って親がチャンネルを変えるほどだった。
有名過ぎるアニメだから今更説明するまでもないと思うが、時はまさに世紀末。
核戦争後の荒廃した地球に伝説の奥義『北斗神拳』の継承者ケンシロウが現れ、様々な悪人、もしくはライバルと戦ってゆく少年ジャンプの人気マンガである。
北斗神拳とは敵の経絡秘孔を指や拳や足により直接的に気を送り込み突く、または、間接的に遠距離から経絡秘孔を気を放ち突く、一子相伝の暗殺拳である(wikiより抜粋)。
このテレビ放送が始まった時にはケンシロウの「アタタタタタ!」という独特の気合と共に、彼に秘孔を突かれてスプラッタになる悪人達の断末魔の悲鳴が一世を風靡した。
「ひでぶ!」「へぶし!」「あべし!」などなど、初めて聞いた時は爆笑だったけど、自分がケンシロウにやられたら多分言っちゃうかもしれない。
そして決定的キメ台詞「お前はもう死んでいる」は流行語大賞モンに流行った。
オープニングが始まる前、番組の冒頭で「時は199X年」というナレーションが入ったから、逆算していくと恐らくケンシロウも現在アラフォーなのではないかな。
世紀末も何事もなく過ぎたし、(私達が小さい頃はノストラダムスの予言で1999年に地球は滅亡すると言われていた)ケンシロウが『北斗神拳』道場を開いてくれれば、私は絶対に息子を通わせるだろう。
できれば、入会金5000円くらいで、月謝は6000円くらいでお願いしたい。
時々、他府県の北斗道場との練習試合や、ライバルの南斗聖拳チームとトーナメントやったりしてね。
昇段試合は毎月あって、北斗神拳初段を3年以内に取らないと見込みなし、という事で容赦なく破門になる。
子供も真面目にやらないと本当に秘孔を突かれるので、練習の時だって真剣勝負せざるを得ない。
どこもかしこもキズだらけ、うずくまって泣いてても始まらないから戦うしかない。
この「やらなきゃやられる」感がいじめに対する最強の防御になる筈だ。
ほら、悲しみは絶望じゃなくて明日のマニフェストだって言うしね。
そして、北斗神拳の真髄は極限の怒りと哀しみであるといわれ、哀しみを背負う者のみが究極奥義を極められるらしい(wikiより抜粋)
そんな北斗神拳継承者のケンシロウ先生に鍛えられたら、ボケボケのウチの息子もきっと心身共に強くなるだろう。
いじめっ子も北斗神拳を習ったら、愛を取り戻すに違いない。
ただ、この北斗神拳、商業化できない問題がある。
北斗神拳は一子相伝の暗殺拳である故に、選びぬかれた才能のある一人しか教えてもらえないのだ。
じゃあ、ウチの子ダメじゃん!
男の子を心身共に強くできる習い事、どなたかご存知でしたらアドバイスお願いします。
北斗神拳は一子相伝だけど、南斗聖拳なら流派を広げても大丈夫だそうですw




