人気投票
テレビを観なくなって久しいが、ネットのニュースで見ると世間はまだまだアイドルグループに夢中のようだ。
じゃんけん大会やら人気投票やら、日本中を巻き込むイベントで盛り上がってるかと思えば、お泊りが発覚して左遷されたり、はたまた丸坊主にした出家寸前の動画が流れたり。
もはやオバサンにはついて行けない騒ぎっぷりである。
以前、このエッセイでコメントした事があるが、最近のアイドルって単独で売れない。
コケた時のリスクを拡散する為かどうかはわかりませんが、タイプの違う子を何人も混ぜ合わせてユニットとして売り出しているように見受けられる。
センターの女の子が好みじゃなくても、その横の子が人気が出れば売る方としてはオッケーなんだろう。
私のような「主役はキライ」というへそ曲がりな輩が少なからずいて、そういう人間を取り込んだという点ではこの戦略は大成功だ。
人気少年週刊マンガ雑誌・少年ジャンプをご存知だろう。
自分は女ばっかり姉妹だったので自宅でジャンプを購入した事はないのだが、当時通っていた習字教室に男ばっかり3兄弟がいて、彼らが読み終えた少年マンガを先生が待ち時間に読ませてくれていた。
まさに黄金期だった少年ジャンプの豪華連載陣をリアルタイムで読むことができたのは非常にラッキーだったと思う。
通算3年通った習字教室で、私は少年ジャンプを読み続け、その時代の推移を見つめてきたのだった。
最近のジャンプは読んでないので分かりませんが、私が小学生の頃、当時の少年ジャンプでは人気投票が行われていた。
30年くらい前のジャンプには、今では伝説となった名作が目白押しである。
覚えているだけでも、「北斗の拳」「キャプテン翼」「ハイスクール奇面組」「聖闘士星矢」「シティ・ハンター」「ドラゴン・ボール」「魁!男塾(絵が生理的に受け付けなくて読んでない)」「キン肉マン」「オレンジ・ロード」「ウィング・マン」「銀牙(犬が仲間を集めてヒグマを倒す話)」「シェイプアップ・乱(マニアックwでも好きでした)」etc...
ジャンプの中の人気作品では時々読者アンケートによる人気投票が行われ、そしてそれは、既に腐り始めていた私にとってアイドルグループのじゃんけん大会と同じくらい重要なイベントであった。
だが、この人気投票、今でも腑に落ちない点がある。
ダントツ1位の座に輝くのはいつだって主人公なのだ。
いつも脇役を好きになっちゃう私には、この投票結果がどうしても納得できなかった。
どうして翼クンが三杉クンを差し置いてトップなのか、どうして星矢がアンドロメダの瞬を差し置いてトップなのか、どうしてキン肉マンがウォーズマンを差し置いて・・・(以下略)。
つまり、私が愛するキャラが全然殿堂入りしないのである。
これは内部工作が行われているに違いないと、当時の私は信じていた。
だって、暑苦しいキン肉マンの方がウォーズマンより人気だなんて有り得ないでしょーよ!
(私は薄暗い性格の脇役が好きですw)
不思議な事に、自分の好きなキャラが1番人気じゃないと「フフフ・・・ウォーズマンの良さを知っているのは私だけよww」などと意味不明な独占欲が出てきて更に好きになってしまう。
もはや売れないホストに入れ込むオバサンの心境だ。
主役は好きになれなくても脇役を愛してしまう私は、子供の頃から少年ジャンプの策略にすっかりハメられていた。
そして、この豪華連載陣の特記すべき王道は「脇役達がトーナメント方式で戦う」事だろう。
例えば、7人の戦士達が目的地に向かう道中に、それを阻止すべく敵が現れる。
「ここは通さねえぜ!」
お約束のセリフを吐く敵キャラに戦士の中の一人が対峙し、「ここはオレに任せて先を急げ!」とそこに残る。
行く先々でこの現象は繰り返され、遂には主人公を頂点とする決勝トーナメントが出来上がるのである。
最近観たワンピースでもこのトーナメント方式は健在だったから、今でもジャンプの中で受け継がれているに違いない。
この人気投票制度は30年以上も前からマンガの世界では常識的に行われていて、常に主役が1位の座の着く一方で脇役が脚光を浴びる格好の機会でもあった。
少女マンガでは『パタリロ!』や『有閑倶楽部』なんかも人気投票やった記憶がある。
(バンコランに一票w)
某アイドルグループの人気投票も、センター以外の子が自分の一票で一位に返り咲くのを見るのがすごく嬉しいんだろうな、とオバサンは少し理解する。
ジャンプでさえも翼クン以外のキャラが一位になった事はなかったのに、この某グループでは下克上が実現しちゃうんだからそりゃ、テンション上がるでしょ。
だから世間が入れ込む気持ちは分かるんだけど、yahoo の芸能ニュースには他のネタも均等に混ぜて欲しい、と、オバサンは切に願う。
何故なら、パケ代払いたくない私はケータイのトップ画面しか見ないので、常にトップに上がってくる最新の5つしか見ることができないのだ。
5つのニュースの内2つがアイドル関連ニュースだったら、日本中その話題で持ちきりかって錯覚してしまい、取り残された感はハンパない。
このアイドル旋風、いつまで続くんでしょうかね(笑)
結局、パケ代は毎月、限度額超えてしまいます。




