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最終話
店のドアを開けると中の全員が倒れていた。驚く間もなく俺の意識も遠のいてきた。
その瞬間、俺のスマホが鳴った。「助かりたかったら、すぐに店の外に出ろ。」悪魔の声だった。
俺はなんとか店の外に這い出て店のドアを閉めた。「大きく深呼吸をしろ。」悪魔からの指示だ。
俺は言われた通りに何度も何度も深呼吸を繰り返した。
頭はくらくらするものの意識はだいぶはっきりしてきた。
「どうだ?生きているか?」悪魔は何事もなかったかのように聞いてきた。
「貴様、何をしたんだ?」朦朧としながら俺は聞き返した。
中略
俺は残りの人生の全てを掛けてAIと対決する。
完