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人魚姫の婚活  作者: 秋月澪
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人魚姫に転生したので婚活に励みます

 私はアンデルセンの「人魚姫」という童話が大好きだった。有名なアリエルのモデルにもなった姫だ。ディズニー版とは違い原作の人魚姫は王子に失恋し、海の泡となって消えてしまう。私はそんな悲しい運命のお姫様に憧れていたのだ。

 ーというのが、転生前の私。何の因果か朝まで残業の帰りに疲れ切っていた私は通り魔に気が付かず、逃げきれなかったのだ。そして、目覚めてみたら私は人魚に転生していた。それも生まれたての状態で。前世であんなにも夢見ていた人魚生活だ。思いっきり楽しむぞ!と前向きにとらえていたのだが…

 最近私は自分が人魚姫なのではないかと疑っている。長年の勘というやつだ。お父様の口調、優しいお姉様、人魚のお姫様というのも、末っ子なのも、15才から自由に海を回れるのも全て同じなのだ。このままでは私は15才になった日に王子を助けた瞬間恋に落ちて、失恋し海の泡となって永遠に消えてしまう。破滅ルートまっしぐらだ。世界の輪廻サイクルから落ちてしまうのだ。それだけは絶対に避けなければならない。まだまだ人魚姫を読んでいたい。

 かくして私は王子より優秀な物件を探すために婚活をすることを決意したのだった。

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