閑話2〜次の大陸まで〜
〜暇を持て余した神々の〜
「しっかしこれで解決したし美味い酒が飲めるのぅ」
「アンタはいつも酒は美味いって酔っぱらってるでしょ!」
「あら、例の夫婦に許されてエネルギーまで貰ってから随分と元気になったわね?」
「本当に嫌なとこ突く神ねアンタは」
「しかし君が担当したアケドラタツクロ君も随分と面白いね。うちのジンには負けるけど」
「まぁ、私のビボーと魅力に気付く賢者だし当たり前ね」
「彼は賢者というより生前魔法使い予備軍だったらしいがの」
神々も嬉しいことを肴にする宴会は盛り上がるのだ。
〜バカップルに毒されて〜
「最近恋人持ちが増えてねえか?」
「独り身は肩身が狭い」
「独身部隊だったはずなのにな」
「まあ、あのロリコンよりはましだろ」
「うぅ、叶わない恋って分かってるのに諦めれないなんて、俺だって君を諦めない!!いつか振り向かせてやる!」
「まあ、今日は飲め飲め」
「うぅ。メイちゃーん!」
〜ダリア目線〜
まったくもう!何時まで経ってもデートの1つも誘わないなんて。私だって結構モテるのよ!メイちゃんにだけだけど……
あら、あの人が何時もにも増して真剣な顔をしてるわ。
これで何もアクションしなかったら、リード出来ない男は趣味じゃ無いって言ってやるんだから。
えっ?いきなり結婚?本当に?もちろんOKに決まってるじゃない!
しかもあのお人好し夫婦がした結婚の儀式を孤児院の皆でしてくれるの!?
んもう♪大好きよジートルド!
〜ヴィティ恥ずかしがる〜
やってしまったですので!
ヴィティこれじゃただの甘えん坊ですので!
でも、ジンのあれはヴィティにちょっとだけ響いたですので!
アケドラタツクロもグッジョブですので!
そのおかげでヴィティはずっと一緒ですので。
後悔するなよとかプロポーズですので
それで堕ちるほど安いヴィティじゃないですので!!
ただ、たまーにジンはたらしを発揮するですので。
メイで終わりにしとかないと駄目ですので。
〜ミラの考え。寝る前の不安〜
アケドラタツクロ様から誘われてずっと屋敷で過ごしてる。
わかっているんだわ、メイのことも私のことも。
愛の化身って本当なのね。
ジンさんは気付いてないよね?だってアケドラタツクロ様はお嫁さんを紹介してるだけだもの。
皆幸せそう。独占欲もあるけど、アケドラタツクロ様を独占したい!でもこの幸せを共有したい!このせめぎ合いが出来る人とだけ結婚を許してるらしい。
ジンさんがメイと……
ちょっと私だってまだそこまでしてないしそれはダメ!許せない。
ちょっとそれは飛躍し過ぎね。
えっと最初はメイと手を繋ぐジンさん。
モヤモヤする。でも許せる。
他はどうだろう?って私許せるとか何様なんだろう。
ジンさんの気持ちも聞かず勝手にメイのこと恨んで。
ゆっくり考えよう。答え出るのかな?もし、私を捨ててメイを選んだら。ふと過ぎる不安に涙が滲む。
ふと、ジンさんの目が開いた。優しい指で涙を拭いてくれた後、頭を撫でてくれた。ちょっとだけ聞いてみよう。
うん、どこにもいかないし、離さないって言ってくれた。
今日は添い寝だけじゃなく、抱きついて寝てもいいよね?
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拙い文なので誤字脱字多いと思いますが報告等あれは対処します。




