閑話〜次の大陸まで〜
〜メイの気持ち〜
ごめんミー姉。やっぱり諦めれないかも。
ジンの腕が吹き飛ばされたことも関係しているが、ショウとの戦いを見てもう一度ときめいたメイ。
でもこれ以上は本当にメイはダメになるよね?
あっ。アケドラタツクロ様から連絡。
「いきなりごめんね。でも1人で悩むより2人だよメイちゃん」
流石愛の化身と伝説になってる人です。でもメイの悩みは解決出来ないです。
「解決は俺に出来ないけど選択肢は増やせるよ。一緒に悩も?」
アケドラタツクロ様から提案されてメイは余計悩んだ。
(何が目的か、譲れない物は何か、逆に妥協していいのは何か。その答えが出たら教えてください)
前にジンがシルに言ったことを思いだすメイ。
未だ答えは出ない。
〜使用人達の生活〜
「ねえ、貴女?貴女は1番先にここで働きたいと言ったわよね?」
「えぇ、女神ミラ様とその旦那様に仕えたい。当然です」
ここの使用人に今のところ上下はない。まとめ役が決まったらメイド長が決められる。きっとやる気の差でこの年少の少女ナサキになるだろうとほとんどが思っている。
「助けられた恩も外に出る恐怖もあるけど、何よりここの暮らしを知ったら他で生活なんて出来ないわ。
なぜここの旦那様は使用人見習いにこんな高待遇を?」
「女神ミラ様とその旦那様だからに決まってます」
「そうよね?人の力では無理よねこんなの。私、皆もそうだけど、それなりに見た目に自信があって、そのせいでひどい目にあって、そして助けられた先でより綺麗になるって神の思し召しよね」
エイトとミラの力作。そしてミラとジンの救出。その2点で新しい宗教が今始まろうとしている。
〜ダリアとジートルド〜
「ん!こういうのはエイト兄かメイ姉の分野!僕は絵を描くのが分野!」
「済まない!本当に君たちには頭が上がらん!」
「ジートルドさん!上手くいって結婚式に興味あったらニーナ姉ちゃんが帰って来てから言えば喜びます!」
「結婚式?なんだそれは?」
説明するトーア。
「なるほど!素晴らしい儀式だ!成功したらお願いするとしよう!」
サムズアップするも心の中で、失敗するわけないじゃん。と思うトーア。
ダリアさんのことを思いだす。だって院長先生の話する先生に、ホーエンハイム兄さん見るときのニーナ姉ちゃんに、そしてジン兄を見るミー姉ちゃんにそっくりなんだから。
あと、誰かそんな顔してたっけかな?
ちょっした好奇心で皆に想いを馳せるとシルと、メイの顔が浮かぶ。
えっ、シルさんはいいとして、メイ姉大丈夫?
〜アケドラタツクロの暗躍〜
と、これでメイちゃんの考える時間を稼いで。
あっと、あの忙しい2人を家に招待しないと。愛の色んな形見せてあげよう。
全く。俺の前で不幸なロリは存在しちゃいけない決まりなんだ。メイちゃんのは骨が折れるぜ!
俺の愛する姫達に意見も聞こっと。女性だけでの話し合いも必要だしな。
あとは、男の結婚年齢下げてあげよっかな。年収がやっぱり基準かぁ。
王族じゃなくなったシルがエイト君を待つのは可愛そうかな?世間の目が厳しくなる前に。
後はショウの転生の説明をジンにするか。
アイツも可哀想ではあったんだよ。同情はしないけど確実に脱落神の被害者だ。だからキチンと異世界転生させてあげよう。
そうだ!エネルギー問題解決したけど、性格に難がなければこれからも転生続けてほしいな。俺達みたいに救われる人がいるのはいいことだ。
〜ミラの疑問〜
そういえばジンさんって35歳だったのよね?
彼女とか結婚とかしてたのかな?
「いや、結婚してないよ。彼女は、まぁ少しだけ付き合ってたのはいたのかな?10歳位年下の。名前は初瀬莉奈」
ハツセリナ
「えっ?振られたよ、仕事忙しかったし、デートもあまり出来なかったんだ。家で漫画ばっかり見ながら転職しろー転職しろーって、年も年だし、俺は自分に自信なくて転職する前に死んじゃった」
聞いといて少しだけショック。でもジンさんの魅力わかんない人だったんだ。
でも、ジンさんって実は年下の子好きなのかな?あの薬早めに飲んだほうがジンさんの好み?私ちょっと見た目より年上に見えるし。
うーん。どうしたらジンさんは私のこと好きなままでいてくれるの?
ミラの疑問は深まっていく
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