ショウの罠
「来たですので!!」
ドアの向こうに進む前に仕掛けてきた。これがショウの作戦か。
空間が変わる。これは魔法ではなくエネルギーを使ったのだろう。
身体強化を使う。今までにないくらいの強化魔法だ。
って、あれ?魔法が使えない。
突如現れた少年にアケドラタツクロは蹴られ吹っ飛んでった。
「知ってるんだぜ?そいつが魔法抜きにしたら1番厄介なの。あとは魔法を使えないこの空間なら全員で来たって問題ねえ!俺も魔法使えないけどな!」
確かに不意を付かれたとはいえ誰も反応出来なかった。
まんまと罠にハマったか。手順をこれから間違えたら全滅だ。魔法で逃げることも出来なきゃ回復も魔法攻撃も出来ない。
俺は地面を思いっきり蹴りショウに近づいて殴りかかる。空手のバッサイ大の山突だ!
「いきなり不意打ちとはやるねぇ?あんたこっち側かい?」
悔しいがあっさり躱される。が、反撃もしてこない。
「ミラ!メイ!アケドラタツクロを避難させて!」
「ニーナさんも後ろに!」
「シルさん!絶対こっちこないでね!」
なりふり構ってられない。3対1でも気にしない。
ひたすら近づき攻撃。その隙を見てホーとエイトも連携してくれる。前にやった狩りの経験のおかげが即興でも形になってる。
それでも当たらない。小さいとはいえこっちにダメージが重なってくる。
「兄さん。俺が正面からアイツの相手をするから兄さんが隙きを狙って!」
「いや、それはまだ駄目だ。アイツは余裕がある、変に動いたら各個撃破される。そうなったら全滅だ」
「兄ちゃん!それじゃあこっちはジリ貧だよ?」
「そうなる前に俺が死んでもなんとかする!」
ミラとメイの悲鳴が聞こえる。本気だけど死ぬつもりはないし、まだ切り札がある。
まだ大丈夫だ。アケドラタツクロには話してる、頭の良さは逆立ちしても勝てないから作戦の穴を見てもらった。
魔力ワイヤーを手で掴み投げる。先に小さな重りを着けておいたのだ。魔法を封じられることを読んで。殺傷力はないけど頑丈さは魔力を通さなくても十分だ。
「下手くそ!それじゃあ当たりもしないし動きも封じられないよ?」
「その才能ないのは俺が1番知ってるよ!」
避けて態勢が崩れたショウにホーとエイトの攻撃を重ねて更に態勢を崩すショウ。
チャンス!これを逃したら本当にジリ貧になる!
もう一度、今度は全力で手の内をさらけ出してまで力を込めてサッカーボールキックをす、る。
あれ?空振った?左がちょっと軽い。熱い。何だこれ?
後ろを見るとミラとお揃いのグローブと指輪をした左腕がクルクル回って血飛沫をあげてる。
腕がアケドラタツクロに当たり、ミラやメイに俺の血がかかる。
「いやさ、あんたら俺が魔法使えないって信じたの?
おめでたいねー、
神に逆らうバカを優しい俺様が遊んでた、だ、け、な、の。
あんた、こういうの散々俺の部下にやったんだ。腕1本くらいなんともないよね?失血死なんてさせないよ?焼いて血止めもしてやるよ」
閲覧有難うございます。
ブックマークしてくれた方本当に感謝です。
ポイント付けてくれた方も感謝しています。
書く励みになっています。
拙い文なので誤字脱字多いと思いますが報告等あれは対処します。




