テンジョー
「それじゃあ作戦通りで」
魔法を1人ずつ使い交代していく戦法だ。
前に1度試したらミラとホーだけで俺の出番なかったな。
殿は俺で固定、真ん中はアケドラタツクロで指示をしてもらう。
このダンジョンにはどうやら神将のコピーではなくダンジョンとして魔物が出てくるようだ。
それならこちらもニーナさんに頑張ってもらうか。
神様にして転生者ぶっちぎりの断トツエネルギーを使ったアイテムボックスだ。
これを使って倒すと魔力やエネルギーを外に漏らさず倒せるのでショウの力にならないのだ。
「待ってたぞ」
もう少し待ってもらおう。具体的にはアイテムボックスの中で死ぬまでだ。
「どう?」
「今、全員を吸収して暴れてるみたい」
「頃合いか」
(ですので)
「残るは本命1人だ。1度休憩しようじゃないか」
アケドラタツクロの提案に頷く。
ここまでは順調だ。順調過ぎて相手の罠にハマってるんじゃなかろうか。
というか休憩してないのが1名。
何か呟いてる。
「メイは素材と恋人で物作りと夫婦なの。多夫一妻制って素敵じゃない?」
メイが病んでる。声をかけようかな。
ミラに肩を掴まれ悲しそうに首を横に振る。
わかった。今は触れちゃいけないんだな。
(触れちゃいけないのは当たりですので。でも絶対わかってないですので。でもこれは言わない方が良いですので)
休憩終わってからは、ひたすら面倒なだけで魔物も出てこない。マナもほとんど感じない。やっぱり魔力を削る作戦か。これも予定通り。
「拙者が本当のテンジョーだ、話をしないか?」
さっきのはコピーだったか。会話くらいなら。しかし拙者って。
「命乞い?俺の国に仕えるなら使ってあげるよ?」
「無駄だ。拙者を他のと一緒にするな。ただ、聞いてみたいのだ。
お前らの本当の家族はまだ向こうではお前らが死んだことにすら気付いてないだろうに、その家族を忘れて今を満喫して羨ましいなと」
本当に嫌なことを。別に忘れてないさ、両親や家族。甥っ子に友達、皆に会えなくて寂しくないわけ……!!
「油断し過ぎだよジン。こいつ等は全部捨て駒にして俺らを殺す気で部下を犠牲にしたんだ」
後ろの天井からギロチンが飛んできたみたいだな。
洒落のつもりか?つまらないけど一本取られたわ。
「待って下さいショウ様。私はまだ戦えます!一緒にこの腐った世界を変えるのでは?罠に嵌められた絶対神の力を手に入れ、私だけはショウ様の横に居させて」
テンジョーは最後まで言うことなく消えてった。
消えた先のドアが開き誘ってるみたいだな。
「ここからは俺1人が行く!皆作戦通り頼んだ!」
よし!行くか!
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拙い文なので誤字脱字多いと思いますが報告等あれは対処します。




