ネームバリュー
フジーラ当主と言った瞬間ざわめきが起き、跪く皆。
「ごほん!皆止め給え。ここにいるのはジンとその妻ミラの友人のマサだ。
それ以外は余計な情報だ。だが、ジンが言ったことが事実であるのは否定しない。そこの夫婦の従業員ななるか、私の庇護を受けるかは君達の気持を尊重させてもらおう」
なんと、全員が使用人になることに決まった。
部屋が足りない。また家を買うか。半分持てよアケドラタツクロ様よ。
「何をわけのわからないことを……俺が全部出すに決まってるだろ?ジンは好きな家を選んできて」
となると、あそこしかないな。
休憩中の経営者が飛び出してきた。いや、そこまでしてもらわなくても。
「すいません。前に買った家凄い気に入ってるんですけど、あそこは別荘にして、本宅として屋敷をお願いします。何件かあれば見せてもらえますか?
あっ、これ代金はここにお願いしますね。相場通りの金額じゃないと怒るって本人言ってました」
はい!わかりました!そう遠くない未来あの屋敷が必要になるとわかってましたので売りに出さずに置きました!と元気に言われた。
この人予知能力でもあるのか?
屋敷も無事買えたし内装や家具を用意するか。(エイトとメイに頼む)
「仮にも弟と妹に任せきりすぎですので」
「いや、家具職人ゴーレム作っても良いんだけどショウの対策だろ?これからさ」
「絶対2人は喜ぶよ。物作るのもジンに頼まれるのも」
家と中身を見て使用人一同ドン引きしてた。
そりゃあ調子乗って連絡用アイテムボックスで頻繁にあっち(地球)の技術やアニメでしか見ない技術を2人に辞書使って見せたら再現してるんだもん。
俺自身ここまでになるとは思ってなかった。
システムキッチンに食洗機。風呂場はスーパー銭湯
地下に娯楽室と地下にも実験室を作る。
コインランドリー的なのまで完備してる。
化粧品もこれ世間に出したらヤバそうなくらい効果ありそう。しかも使い放題とか。
そして屋敷全体に空間拡張の魔法に、至るところにワープゲートとエレベーターのボタンを組み合わせるなどの匠の技。何ということでしょう。
そして使用人の家具は王家でも使用してないような品質に付与魔法を施してる。自重しない2人はヤバいな。今度は常識を教えないと。
「ジンが言うなですので。非常識の兄を見てたらああなるですので」
非常識ではないよ!ちょっと知識と世間のズレがたまにあるだけだし。
まずは契約魔法をして、魔力の鍛錬から教えるか。使用人の教育係の人選はアケドラタツクロに任せよう。
なんか最近人に任せてばっかりだな。
「最近?ですので?」
「もっと私を頼ってもいいんだよ?」
いや、これ以上ミラに頼ったらヒモになりそうだ。
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拙い文なので誤字脱字多いと思いますが報告等あれは対処します。




